ニュース

東京、12月にリバイバル上映される映画

公開40周年を記念した『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、ジム・キャリーがギャグを封印した『エターナル・サンシャイン』など

Rikimaru Yamatsuka
テキスト
Rikimaru Yamatsuka
作家
Edward Scissorhands
Photograph: 20th Century Fox | Edward Scissorhands
広告

気づけばいつの間にやら寒風が吹き荒び、年の瀬を感じる今日この頃だが、2025年12月のリバイバル上映は熱い。別にそんなこと言ったら去年末だって熱かっただろうし、きっと来年も再来年の末も熱いだろうが、とにかく注目作が勢ぞろいしているのだ。

究極の娯楽映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が、公開40周年を記念して史上初のIMAX&4DXで上映され、公開当時から高い評価を受けながら権利問題によって長らく鑑賞が困難であった幻のノンストップアクション『ジャグラー ニューヨーク25時』がついにスクリーンにカムバックする。

さらには、エドワード・ヤンの遺作にして集大成である『ヤンヤン 夏の思い出』や、天才コメディアンのジム・キャリーがギャグを封印して挑んだ傑作恋愛SF『エターナル・サンシャイン』まで盛りだくさん。

今年の冬も寒くなりそうだが、熱い名作映画を大スクリーンで観て身も心もホットになろう。

『エターナル・サンシャイン』(2004年)

エターナル・サンシャイン 4K
© 2004 Focus Features.エターナル・サンシャイン 4K

世紀の天才コメディアン、ジム・キャリーがギャグを封印して挑んだ恋愛映画の傑作が、4Kになってカムバックする。 

平凡な男・ジョエルが、バレンタイン直前に恋人・クレメンタインとけんかしてしまう。それでもヨリを戻そうと試みたところ、なんとクレメンタインは記憶除去手術を受けており、自分のことはきれいさっぱり忘れていた。

苦悩の末、ジョエルも恋人の記憶を消し去る手術を受けるが……という奇想天外なラブストーリー。脚本を手がけたチャーリー・カウフマンは、見事「アカデミー脚本賞」に輝いた。

舞台美術やスタイリングも素晴らしく、おしゃれ映画としても鑑賞できる一本である。

「新宿ピカデリー」「WHITE CINE QUINTO」ほかで、12月12日(金)から2週間限定上映。

公式ウェブサイトはこちら

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』公開40周年限定上映
©UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.『バック・トゥ・ザ・フューチャー』公開40周年限定上映

1985年、全世界で年間興行収入首位を記録し、一大ムーブメントを巻き起こしたタイムトラベルSFの超傑作娯楽映画が、公開40周年を記念してスクリーンへ舞い戻る。 

ロック好きな高校生、マーティ・マクフライが車型タイムマシン・デロリアンに乗って1955年にワープしたことから巻き起こる大騒動の数々は、「ハラハラ」「ドキドキ」「ワクワク」が満載。決して色あせることのない興奮と感動を与えてくれる。

今回の40周年記念では史上初となるIMAX、さらにプレミアムフォーマットでは4DX上映も決定しており、まさにアニバーサリーイヤーにうってつけなお祭り企画だ。見逃すべからず。 

「TOHOシネマズ 日比谷」「TOHOシネマズ 新宿」ほかで、12月12日(金)から1週間限定上映。

公式ウェブサイトはこちら

『シザーハンズ』(1990年)

Edward Scissorhands
Photograph: 20th Century FoxEdward Scissorhands

鬼才ティム・バートンが手がけた超名作のリバイバルが決定。両手がハサミの人造人間・エドワードと女学生・キムの恋模様を描く、切ないにも程があるラブファンタジーで、とにかく泣けまくる。

繊細で心優しき人造人間という難しい役を見事に演じ切ったジョニー・デップの芸達者ぶり、女学生キムを演じたウィノナ・ライダーの愛らしさもすさまじい。登場人物の8割がクソ野郎で構成されているので、「恋愛映画とか興味ねーよ」という硬派な御仁も、思わずデップに肩入れしてしまうこと請け合いだ。

ゴシック&ポップな世界観も素晴らしく、クリスマスに観たくなる映画である。 「グランドシネマサンシャイン 池袋」「TOHOシネマズ 日本橋」ほかで、12月5日(金)から2週間限定上映。

公式ウェブサイトはこちら

『ジャグラー/ニューヨーク25時 4K修復版』(1980年)

『ジャグラー/ニューヨーク25時 4K修復版』
©1980 GCC Films, Inc『ジャグラー/ニューヨーク25時 4K修復版』

公開当時から高い評価を受けながらも、権利問題で1980年代にビデオリリースされているのみだった幻の名作が、満を辞して4Kリマスターが施され、ついにスクリーンに帰ってくる。

超治安が悪かった1970年代末のニューヨークを舞台に、元警官のトラック運転手が誘拐された娘を取り戻すべく、命懸けで犯人を追いまくる骨太ノンストップアクションだ。

主演はサノスでお馴染みジョシュ・ブローリンの実父、ジェームズ・ブローリン。クエンティン・タランティーノは本作のカーアクションを絶賛しており、「ベイビー・ドライバー」制作時のエドガー・ライトに本作を薦めたのだそうだ。

シネマート新宿」ほかで、12月5日(金)から全国順次公開。

公式ウェブサイトはこちら

『ヤンヤン 夏の思い出』(2000年)

台湾が誇る希代の映画作家エドワード・ヤンの遺作にして集大成の傑作が、四半世紀の時を超えて4Kレストアでよみがえる。

台北の裕福な家庭に育った少年・ヤンヤンとその家族を巡る、ひと夏のドラマ。祖母は脳卒中で倒れるわ、父は初恋相手と再会し心揺らぐわ、母は新興宗教にハマるわ、姉は不眠症に陥るわ、さまざまな事件に巻き込まれ翻弄(ほんろう)されていく人々の姿を、まばゆいばかりの映像美で見事に描き上げた。

映画的魔法にくまなく彩られたショットはどれも超絶級で、冒頭から「こんなヤバい映画を3時間も観せられるんですか?」と半笑いになること請け合いだ。全速でオススメ。

「シネスイッチ銀座」「109シネマズプレミアム新宿」ほかで、12月19日(金)から全国順次公開。

公式ウェブサイトはこちら

関連記事

豪華なシートがある映画館

ジョニー・デップが約8年半ぶりに公式来日、「東京コミコン」が過去最大規模で開催

東京、11月にリバイバル上映される映画

東京、宇宙を体感できるスポット8選

江戸に生きた女性絵師を描く映画『おーい、応為』、大森立嗣×永瀬正敏インタビュー

東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら 

関連情報
関連情報
広告