アメリカのベスト空港、カリフォルニア州に集中

ウォールストリート・ジャーナル紙がランキングを発表

Erika Mailman
テキスト:
Erika Mailman
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
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ウォールストリート・ジャーナル紙が、最新の調査を基にしたアメリカの空港ランキングを発表。上位にはカリフォルニア州の空港がいくつも入り、ニューヨーク都市圏の3大空港が下位にとどまる結果となった。

同紙全米で最も利用客の多い50の空港を対象に、3つの主要カテゴリー(信頼性、価値、利便性)から合計で19の基準を調査。空港の規模別に2つのランキングを算出した。

大規模空港のランキングで1位を獲得したのは、「サンフランシスコ国際空港」。空港内でのアナウンス回数の制限(これは、悩みの種。我々はいい加減知らない人の荷物は預からない)、時間をつぶすためのヨガルームやアート作品の設置のほか、雑菌と使い捨てカップを減らすためのタッチレスの給水ステーション、乗客の流れをコントロールできる複数のセキュリティーチェックで高いポイントを獲得した。

この空港がなにより素晴らしいは、80%以上のフライトを定刻運航していること。1,000万ドル(約14億円)を投資した、天候や視界が悪い時にパイロットを助ける新しいGPS着陸技術の導入も貢献しているという。

僅差で大規模空港ランキング2位に入ったのは「ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港」、3位は「ミネアポリス・セントポール国際空港」となった。また、カリフォルニア州におけるもう一つの大規模空港である「ロサンゼルス国際空港」は6位に入っている。

中規模空港のランキングを見てみよう。トップになったのは、天候の良さ、滑走路の広さ、顧客サービスの良さが評価された「サクラメント国際空港」。総合得点は70点で、大規模ランキングのトップになったサンフランシスコ国際空港が得た61点を大きく上回った。2位は67点で「サンディエゴ国際空港」、3位は66点の「ノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港」。つまり、カリフォルニア州が中規模空港のランキングでトップ3を独占したことになる。

このほか、サンタアナにある「ジョン・ウェイン空港」が61点で9位、「オークランド国際空港」が60点で10位に入った。

一方、中規模空港のランキングで最下位になったのは、ニューヨークにある「ラガーディア空港」(38点)だった。その主な理由は、多くのフライト遅延などによる利便性の低さ。ただ、今後80億ドル(約1兆1,100億円)をかけた改修工事を行い、コンコースをより魅力的にし、飛行機の誘導路スペースを確保する予定だという。ゲートの設計も見直され、より大きな航空機の受け入れも可能になるそうだ。

ちなみに、ラガーディア空港は、プエルトリコの「サンファン空港」と最下位のポジションを分け合っている。

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These are the best (and worst!) airports in America(原文)

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