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シドニーのナイトライフ、イメージの回復が課題

ベンチマークレポートで判明、ほかの改善点も浮き彫りに

Maxim Boon
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ここ数年、シドニーのナイトライフ、そして特にその評判やイメージを回復させるために多くの努力が払われてきた。例えばロックアウト法の廃止、24時間経済委員の任命、YCK LanewaysやIvy Precinctなどといった新しいヴェニューの創業などだ。また深夜ライセンス取得にまつわる煩雑な手続きの削減や、騒音の苦情からヴェニューを守るための継続的な取り組みも行われてきた。しかし、2021年12月上旬に発表されたレポート『Benchmarking Sydney's Performance Report』によると、シドニーのナイトライフに対するイメージは改善されておらず、世界で2番目に悪いという。

このレポートはCommittee for Sydneyが世界の都市を対象とした800の指標と、タイムアウトによるグローバル調査『Time Out Index』を含む140以上の重要なランキングデータを分析したもの。

シドニーのナイトライフについての評価を下げた原因は、ホスピタリティービジネスを厳しい状況に置いたコロナ禍におけるロックダウン時の規制と、2021年3月に解除されたロックアウト規制の影響が長引いていること。Committee for Sydneyの最高責任者であるガブリエル・メトカーフは、約7年前に制定されたシドニーのロックアウト法による風評被害は、今でも世界的なランキングに影響を及ぼしていて、海外からのシドニーへの投資にも悪影響を与えていると主張する。

またナイトライフ以外にも、シドニーのイメージが悪い領域がある。大気汚染に対する評価は、2019〜20年に発生した山火事災害の影響を大きく受けて、世界48位と大きく後退。再生可能エネルギーの利用見込みでも下位にランクされた。また、この街の住宅購入のしやすさが、世界最悪レベルであることも判明。これはシドニー市民の誰もが驚きを隠せない結果といえるだろう。

しかし、シドニーの何もかもが評判を落としているわけではない。この街のヘルスケアと安全性(世界29位)、ライフサイエンス(同18位)、学生の体験(同第4位)に対するイメージは、ほかの項目にと比べるとはるかに良く、男女間の賃金の平等性についても高い評価を得た。

『Benchmarking Sydney's Performance Report』の詳細はこちら

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