ラスベガスでダイアナ元妃をテーマにした常設展がスタート

The Shops at Crystalsで開催、展示品は700以上

Erika Mailman
テキスト:
Erika Mailman
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
広告

2022年9月、アメリカのラスベガスにある「The Shops at Crystals」で、「Princess Diana: A Tribute Exhibition」という常設展がスタートした。

タイトル通り、これは1997年の悲劇的な死で世界に衝撃を与えたウェールズ公妃ダイアナ(ダイアナ元妃)をテーマにした展覧会。本人の衣服や私物のほか、彼女が家族や友人から譲り受けた歴史的な品々も見ることができる。

キュレーションは、乳がん撲滅のための募金活動を行う非営利団体であるPink Ribbons Crusadeが担当。SBX GroupとSEE Global Entertainmentが協力している。

700以上の展示品は「Wedding of the Century」「Fashion Icon」「Gone Too Soon: A Memorial」と題された3つのコレクションから構成。12の展示部屋が、総面積は1万平方フィート(約930平方メートル)にも及ぶ。

中でも注目したいのは、豪華なドレスの数々。例えば、ウェディングドレスは実物大で再現され、膨大な数の歴史的なウェディンググッズとともに展示。キャサリン・ウォーカーやジャンニ・ヴェルサーチなどのデザイナーが手がけ、ダイアナ元妃が着用した有名な9着のドレスも見られる。また、彼女が死の8週間前にチャリティーのために出店したオークションで325万ドル(約4億8,220万円)を集めた79着のドレスも、人形サイズの精巧なレプリカで紹介されている。

さらに、ヴィクトリア女王時代からケイト・ミドルトン公爵夫人までの歴史的な織物や、チャールズ3世、エリザベス2世、ウェールズ公ウィリアム王太子 、サセックス公爵ヘンリー王子の所有物も展示。イギリス王室を最も長く撮影している写真家であるアンワール・フセインの写真も集められた。

実家の先祖代々続く実家の屋敷で過ごした幼少期、皇太子との華麗な恋愛、王族としての包括的な仕事、そしてパリでの早過ぎる死……。この展覧会は、ダイアナ元妃の人生が激動だったことを改めて感じられる機会になっているといえる。

関連記事

A permanent Princess Diana exhibit is now open on the Las Vegas strip(原文)

エリザベス2世の時代、ロンドンはどう変わったのか?

切手やパスポート、ケチャップまで? エリザベス2世の死去で変わるもの

イギリスに24時間営業の無人ラーメン店がオープン

ノルウェー系LCCがロンドン〜アメリカ間で複数の新路線を就航

隈研吾が設計する英国アンティーク博物館「BAM鎌倉」が誕生

東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら  

最新ニュース

    広告