The yellow and gray X-Wing Starfighter cruises against a black background with a few distant stars
Lucasfilm

ワシントンD.Cの航空宇宙博物館、秋にリニューアルオープン

目玉展示は『スター・ウォーズ』のXウイング・スターファイター

Erika Mailman
テキスト:
Erika Mailman
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
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ワシントンD.C. のナショナル・モールにあるスミソニアン航空宇宙博物館は、2025年までに23ある展示室を順次刷新していく大規模な改修工事を実施しているが、そのうちの一部は、2022年秋に完了する。

そのリニューアルオープンを一番喜んでいるのは、映画『スター・ウォーズ』のファンかもしれない。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』に登場したXウイング・スターファイターが見られるようになるからだ。

展示されるのは、撮影セットで使われた実物で、ルーカスフィルムから博物館に長期貸与されているもの。チーフキュレーターのジェレミー・キニーは、Xウイング・スターファイターの展示について、「SFの物語と、想像力がいかに革新をもたらすかを伝えるのに役立つだろう」と語っている。

キニーは、この博物館がほかと違う点の一つとして、大きな展示品があることを挙げている。例えば、北米で初めて宙返りをした単葉機やボーイング747の機首、天井からつるされた1930年代の旅客機など。これらは収集チームが解体、改修し、平台トラックで博物館に運んできたものだ。

キニーはリニューアルに合わせ、古い飛行機に合うと白黒写真が飾られてきた壁もカラフルにしようと考えている。「古いイコール白黒だと思うかもしれない。でも色を使えば、当時の色彩と興奮も伝えられるのです」。壁画には、青い空、緑の野原、そして上空でまばゆいばかりの「航空ショー」を見ている等身大の人々が描かれる予定だ。

秋にリニューアルオープンする展示室の一つ、Early Flightで注目すべきなのが、世界初のハンググライダーであるリリエンタール製グライダー。キニーによると、このグライダーはドイツのオットー・リリエンタールが体重を左右に移動させて操縦していたもので、1896年に別の人物が操縦して墜落させてしまったもの。しかし、丁寧な修復方法で、展示できるように作り直された。

リリエンタールはその事故の3カ月後、ドイツで別のグライダーを飛ばしていたところ事故に遭い「犠牲は払わねばならない」という言葉を最期に48歳でこの世を去った。キニーによると、リリエンタールは体重移動を間違えてしまったようだ。

しかし、彼の死は無駄にはならなかった。「ライト兄弟は彼の死の記事を読んで、インスピレーションを受けたのです」とキニーは言う。我々はライト兄弟の技術革新は、リリエンタールのおかげだったと考えるべきなのかもしれない。

リニューアルに際し、黒人で初のネイティブアメリカンの女性パイロット、ベッシー・コールマンについてなど、今まで紹介されてこなかったストーリーにも触れられるという。

築50年近い博物館の建物も、徹底的にメンテナンスされる。骨組みとはりはそのままに、外装、内装、空調、床、バスルーム、電気など、全てが取り替えられ、テネシー産のピンクの大理石の外壁も、より耐久性のあるコロニアルローズの御影石になる予定だ。

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