Photo:Tomomi Nakamura
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北仏の丸ごとアップルパイ「ブールドロ」が味わえるベイクドアップキョーコが登場

武蔵境の川沿いにあるアットホームなカフェ、早くも連日完売の手作り焼き菓子店

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Tomomi Nakamura
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武蔵境駅から徒歩14分ほど歩いた玉川上水の住宅街に、2022年3月22日(火)、手作り焼き菓子店のベイクドアップキョーコがオープンした。

画像提供:ベイクドアップキョーコ
画像提供:ベイクドアップキョーコ

白を基調にしたナチュラルな店内には、キッチンの様子が見渡せる小さなイートインスペースがあり、バターのいい香りがふんわりと漂う。外にはウッド調のテラス席もあり、心地よい太陽の光や開放的な空気を感じながらティータイムが過ごせるだろう。気軽にテイクアウトすることも可能だ。

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オープンキッチンが印象的な店内(Photo:Tomomi Nakamura)

オーナーの一見恭子は、渡英してウエストミンスターカレッジでパティスリーシェフディプロマ、渡仏してパリのホテルリッツでパティスリーディプロマを取得。その後は、マンゴツリー東京やシンガポール・シーフード・リパブリックなど数多くのレストランやホテル、ゲストハウスのデザートメニューの開発を手がけ、菓子教室も運営していた経歴を持つパティシエだ。

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オーナーパティシエの一見(Photo: Tomomi Nakamura)

長年に渡る経験を元に、一見自身が「本当に食べたい」と思う焼き菓子を追求。その結果、高級菓子ではなく、日常的に食べられ、どんな人にもなじむ焼き菓子をメインに商品をそろえた。

画像提供:ベイクドアップキョーコ
店内に並ぶ焼き菓子(画像提供:ベイクドアップキョーコ)

中でも、北フランスの伝統菓子「ブールドロ」がメイン商品だ。現地では、古くから脱穀の時期に作る習慣のあったもので、旬のリンゴを丸ごと折り込みパイ生地で包み、オーブンで焼いたアップルパイのような焼き菓子だ。

画像提供:ベイクドアップキョーコ
焼きたての『ブールドロ』(画像提供:ベイクドアップキョーコ)

これは彼女がメニュー監修を担当しているとあるゲストハウスで、以前から提供しているものである。日本では非常に珍しいこの菓子を、熱々の「焼きたて」状態で提供するために同店の開店を決意したそう。 『ブールドロ』(1,100円、季節により価格変動)は長野県にある善積農園のリンゴにこだわり、9月下旬~5月中旬の紅玉が旬のシーズンのみ毎週日曜日に12個限定で販売(その年の気候によって販売期間は変動)。

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『ブールドロ』(Photo: Tomomi Nakamura)

サクサクのパイ生地やフォークを入れた瞬間にあふれ出すジューシーなりんごの果肉とシャリシャリとした食感は、一度食べたらやみつきになること間違いなしだ。イートインでは、あっさりとしたホイップクリームを添えてくれるのもうれしい。

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『クリームティー(2種のスコーンと紅茶のセット)』(Photo: Tomomi Nakamura)

一息つきたいときにおすすめなのが、『クリームティー(2種のスコーンと紅茶のセット)』(1,150円)。素朴な味わいの2種のスコーンに口当たり滑らかなクロテッドクリーム、ほどよく甘酸っぱいベリーの自家製ジャムが添えられている。芳醇(ほうじゅん)な香りのアッサムティー付きで、ちょっとしたティータイムにはぴったりである。

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『ホワイトチョコレートとマカデミアナッツのスクエア』(Photo: Tomomi Nakamura)

店内でその日ローストしたばかりのマカデミアナッツを、ベルギー産のホワイトチョコレート生地に混ぜて焼いた『ホワイトチョコレートとマカデミアナッツのスクエア』(350円)は、程よい甘みの生地とナッツの香ばしさがマッチした人気商品。何度も食べたくなる優しい味わいなので、ぜひ一度味わってみてほしい。

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駅から離れた住宅街にありながら、地元に住む人やうわさを聞きつけた人が次々と訪れ、昼過ぎには全ての商品が売り切れになってしまうことも多い。確実に手に入れたいなら、開店時間の11時に訪れた方がいいだろう。

フランスのカントリーサイドを訪れたような気分にさせる一軒家カフェで、一つずつ丁寧に作った焼き菓子とともに優雅なティータイムを過ごしてみては。

ベイクドアップキョーコの詳細情報はこちら

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