ストレンジャー
画像提供:ストレンジャー

映画とデザインが融合するミニシアター「Stranger」が墨田区にオープン

「5つの映画体験」を提供する映画館、クラウドファンディングで支援募る

編集:
Genya Aoki
寄稿: Rie Tanaka
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2022年9月、東京都墨田区に映画館「ストレンジャー(Stranger)」がオープンする。東京都現代美術館の最寄り駅でもある都営新宿線菊川駅から徒歩1分という好立地。1951(昭和26)年創業の「菊川会館」というパチンコ店跡地を改装する。

手がけるのは、ブランディングデザインを行っているアート&サイエンス株式会社。代表取締役の岡村忠征は、約10年間映画業界に携わっていた経歴を持つ人物だ。東東京エリアの貴重なミニシアターとして、文化拠点となる場づくりを目指していく。

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既存の映画館は「映画を観る」ことに最適化された環境を提供するサービスだったが、同館では「映画を知る」「映画を観る」「映画を語り合う」「映画を論じる」「映画でつながる」という5つの経験を一連の映画体験として経験できる。

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劇場席数は49席。特集上映を中心に日本未公開作や日本での上映権利が切れた作品などを展開し、独自のプログラム編成を目指していく。劇場設営は、水道橋にあるアテネ・フランセ文化センターがコンサルティングし、既存の映画館に勝るとも劣らない上映環境づくりに取り組む。

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館内にはコーヒーショップ「ストレンジャーカフェ(Stranger Cafe)」も併設。デザインは建築設計事務所「スナーク(SNARK)」が手がけ、一般的な映画館のロビーとは一線を画すハイクオリティーな空間を作り出す。 提供するのは、群馬県前橋市にあるスペシャルティコーヒー焙煎(ばいせん)所兼スタンドの「敷島焙煎所(SHIKISHIMA COFFE FACTORY)」が同館のために開発したオリジナルブレンドコーヒーだ。コンセプチュアルな「シグニチャードリンク」なども季節ごとに販売される。

カフェは映画の感想を気軽に語り合ったり、映画館のスタッフとさまざまな作品について話せる交流の場としても活用。劇場観賞者以外にも開かれており、気軽に立ち寄ってコーヒーが楽しめるのもうれしい。

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このほか、SNSなどを駆使して「中の人の顔が見える」情報発信を行っていく。キュレーターから聞いた上映作品の背景や、同館で上映に至った思い、作品や特集のポイント、上映作品にとどまらず映画についての感想・評論などを発信していく。また、自社のウェブメディアやZINE、雑誌も発行予定だ。 

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画像提供:ストレンジャーアート&サイエンス株式会社代表取締役の岡村忠征

映画業界で課題となっているやりがい搾取、ハラスメント、コンプライアンス違反といったさまざまな問題に対して「新規参入者だからこそ、新しい常識や働き方のモデルを提示していくという使命感を持って誠実に取り組んでいきたい。ぜひ期待してほしいです」と岡村は意気込む。

2022年7月4日からは、クラウドファンディングでの支援募集も始まった。800円から支援可能で、リターンはTシャツなどのオリジナルグッズから映画鑑賞券、予告編上映時に名前がクレジットされるといった特典までさまざまだ。新たな文化を生み出すランドマークを応援してみよう。

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