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熊本と台湾を若者の視点でつなぐ、zine制作プロジェクトが始動

熊本学生倶楽部が「台熊祭々」の一企画としてクラウドファンディングを実施

Chikaru Yoshioka
編集
Chikaru Yoshioka
Editor/Writer
台熊祭々 2024 in 合志市
Photo: Takashi Gomi | 台熊祭々
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熊本と台湾、それぞれの土地で暮らす若者たちの日常や文化を記録するzine制作プロジェクト「熊本と台湾を、若者の生活目線でつなぐ zineを作りたい」が始動した。熊本学生倶楽部が、熊本と台湾の文化交流イベント「台熊祭々」の一企画として立ち上げるもので、現在クラウドファンディング831日(月)まで実施している。

本プロジェクトでは、観光情報やイベント記録ではなく、熊本と台湾で暮らす若者の視点から、食、音楽、本、ファッション、街のショップや居場所など、日々の生活の中にある文化的なつながりを見つけ、一冊にまとめて発信していく。

台熊祭々
画像提供:初耳/hatsumimi木耳 Muer.、「台熊祭々」開催時の様子

発起人である熊本学生倶楽部代表の西浦聖晃は、台湾の日々の暮らしや若者文化を描いた書籍『台湾対抗文化紀行』との出合いをきっかけに台湾を訪問。現地のカルチャースポットを巡る中で、日本の音楽や文化が台湾の若者の日常に自然に根付いていることを体感した。「今度は自分たちが、誰かの心を動かし、旅へと連れ出してしまうような、そんな強烈な引力を持ったzineを作りたい」——その思いが、今回のプロジェクトの原点となっている。

台熊祭々
画像提供:初耳/hatsumimi莉婷⼦ riteco、「台熊祭々」開催時の様子

制作するzineは熊本編と台湾編の二部構成。それぞれの土地で「若者の1日」を軸に、どこで食事をし、どんな場所に集まり、何に影響を受けながら暮らしているのかを取材する。現地を歩き、人と話すことで見えてくる街の温度や小さな文化の共鳴をすくい上げ、少しニッチだけれど確かに存在する魅力や、熊本と台湾のつながりを丁寧に表現していく。

台熊祭々
画像提供:初耳/hatsumimiからいもくん(左)、くまモン(中央)、ヴィーブルくん(右)、「台熊祭々」開催時の様子

完成後は、台湾のカルチャースポットなどへの設置も予定し、熊本の若者が見つけた台湾とのつながりを、現地の人々や新たな読者へ届けていく。クラウドファンディングでは、完成zineや台湾取材レポート&写真集、報告会への招待、限定Tシャツなどのリターンを用意。集まった支援金は、台湾への渡航費や滞在費、zine制作・印刷費などに活用される。取材の様子や出会った人々については活動報告を通して発信し、zineが完成するまでの過程も届けていく。

台熊祭々 2024 in 合志市
画像提供:初耳 / hatsumimi「台熊祭々」開催時の様子

今後は、熊本での取材を進めた後、8月に台湾(台南・高雄・台北)で現地取材を実施。編集・デザイン、印刷を経て、11月に「台熊祭々」で完成zineを発表・販売し、その後は台湾の独立書店への納品や報告会の開催を予定している。

街の体温やアンダーグラウンドな熱量がそのまま紙面からあふれ出てくるような一冊。誰かの「行ってみたい」「知りたい」「つながってみたい」という気持ちを生み出す、新たな文化交流の試みに注目してほしい。

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