エティハド航空がワクチンパスポートを導入

国際航空運送協会と提携、スムーズな旅行が可能に

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Time Out editors
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アラブ首長国連邦(UAE)を代表するエアラインの一つであるエティハド航空が、アブダビを発着する旅行客向けて、モバイルアプリ上に新型コロナウイルスに関する乗客の情報を記録する「ワクチンパスポート」を導入することになった。正式な導入タイミングは未定だが、「間もなく」と見られている。

エティハド・アビエーション・グループのチーフ・オペレーティング・オフィサーであるモハマド・アル・ブルオキは、アラビアンビジネス誌に対し、以下のように、ワクチンパスポートのようなデジタルソリューションは航空会社にとって「大きな前進」であると語っている。

「ワクチンパスポートの開発は航空業界にとって新しいトピックです。今後、新型コロナウイルス検査とワクチン接種は、世界で空の旅が復興するための鍵となるでしょう。2020年9月に、航空旅行業界では世界初となる、出発前の新型コロナウイルスの検査結果をデジタル化する初のパイロットプログラムに成功したことを受けて、エティハド航空の乗客が、我々のハブであるアブダビとロンドン、パリ、アムステルダムなどの都市を結ぶ多くの路線でワクチンパスポートを利用できる環境が整いました。こうしたデジタルソリューションは、エティハド航空のお客さまにとっても、業界にとっても大きな前進です」

2021年1月に、エティハド航空は国際航空運送協会(IATA)と提携し、自社の乗客を対象とした『IATAトラベルパス』のモバイルアプリをリリースすることを発表していた。

このパスには乗客の新型コロナウイルス検査やワクチン接種の情報が記録され、航空会社のチェックインシステムとの自動連携も行われる。乗客が空港に到着する前に自身の新型コロナウイルスに関する情報を共有することも可能となり、スムーズな旅行体験が実現される見込みだ。

UAEドバイ首長国のエミレーツ航空も、2021年4月にワクチンパスポートを導入する計画がある。

原文はこちら

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