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Photograph: Courtesy Shutterstock

サンフランシスコに新しい地下鉄が開通

1月にはサニーデールまで接続

Erika Mailman
テキスト:
Erika Mailman
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
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ほかの都市に比べればそれほど広くないサンフランシスコは、バス、BART、MUNI、そして数種類の有名なケーブルカーといった公共交通機関がうまく機能している街といえる。
2022年11月19日、これらに加わる新たな選択肢となるセントラル・サブウェイ(Central Subway)が開通した。

この地下鉄路線は、既存のMUNIメトロT線を延長したもの。今のところ、4つの駅(「4th and Brannan」「Yerba Buena」「Union Square」「Chinatown/Rose Park」)しかなく、運行は週末のみ。ただ、いずれの駅も観光客の多いエリアをカバーしているため、今後、混雑の緩和や観光客にシームレスな体験を提供することが期待されている。

12月までの乗車は無料。地元情報を伝えるウェブサイトFunCheap SFによると、現在は、8時から24時まで、12分おきに運行されている。

この歴史的な地下鉄の開通は、長い年月を経てきただけに応援したいところだ。サンフランシスコ・クロニクル紙によれば、この1.7マイル(約2.7キロメートル)の新路線の建設費は、19億ドル(約2,552億円)という。


開通当日は、残念ながらスムーズではなかった。サンフランシスコ在住のスコット・ジェームズはFacebookに「新しい地下鉄の初日:地下が深い。そのため、ホームまでは何フロアにもわたる印象的なエスカレーターに乗ることになります。ただこの日はそれが故障。エレベーターもダウンして、初日からイライラしました。それでも、多くの人が新しい路線を使うのを見て、とてもうれしく思っています」と初日の印象を伝えている。


この新路線、2023年1月7日(土)にはサニーデールまで直通運転が開始される予定。これでベイビューやビジタシオン・バレーなどのサンフランシスコ周辺地域からソーマ、ユニオンスクエア、チャイナタウンなど街の中心部までのアクセスが便利になる。このタイミングで運行は毎日となり、有料の路線に切り替わる。

ユニオンスクエアは「地上」も改善される。サンフランシスコの市長である、ロンドン・ブリードは2022年11月中旬、この歴史的なエリアをより安全で魅力的な場所にする戦略計画を発表した。高級な小売店に囲まれ、芝生が広がるユニオンスクエアは、時に暴力沙汰の現場になることもある。2021年11月19日には、ルイ・ヴィトン、ニーマン・マーカス、イヴ・サンローラン、フェンディ、エルメス、アルマーニなど、広場にある多数の店舗のガラスが割られる強盗事件が発生していた。

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