熱海秘宝館が「電脳化計画第1弾」と銘打ち、新アトラクションを導入

家から楽しむ秘宝館とは

Mari Hiratsuka
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Mari Hiratsuka
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三井不動産が東京ドームを完全子会社化したことが話題になっているが、東京ドームの関連会社である株式会社アタミ・ロープウェイが熱海秘宝館を所有していることを知っていただろうか。熱海秘宝館は1980(昭和55)年に創業、全国で現存する唯一の秘宝館ともいわれている貴重な場所だ。

そんな最中、熱海秘宝館が「電脳化計画第1弾」と銘打ち、2021年1月20日から新アトラクション『熱海砦と秘宝御殿』を導入した。公式ウェブサイトに掲載されたオリジナルノベルと「電影紙芝居」(動画)と連動した企画で、熱海秘宝館内でその結末と謎解きを楽しむ参加型アトラクションとなっている。

館内に設置された新アトラクション(Photo:熱海秘宝館)
館内に設置された新アトラクション(Photo:熱海秘宝館)
城郭絵図(Photo:熱海秘宝館)
城郭絵図(Photo:熱海秘宝館)

熱海を舞台にしたオリジナルストーリーをデジタル紙芝居風に見せられないかというアイデアから始まったもので、徳川家康が熱海温泉に湯治にきていた史実を組み合わせた歴史異聞ものに仕上がっている。

度々、新アトラクションを新設している同館だが、担当者に導入のきっかけを尋ねると「2020年の1月ごろに新アトラクションについて方向性を検討する会議でこのプロジェクトが始まりました。しかし新型コロナウイルスが拡大し、人々の生活の変化を受けて、まずはコンテンツの一部をウェブサイトから知ってもらい、後々、来遊してもらうというアプローチを試みようと現在の形になった」と教えてくれた。

もちろん新アトラクションには、熱海秘宝館らしいライトなエロチシズムがしっかり織り込まれているので期待してほしいとのこと。今は県をまたぐ移動が難しい時期だが、落ち着いた際にはぜひ足を運んでみては。

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