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水槽を舞う無数の金魚とアートが融合した幻想的なエンターテインメントアート「夏のアートアクアリウム2025」が、2025年6月27日(金)〜9月29日(月)に、「銀座三越」内「アートアクアリウム美術館 GINZA」で開催される。
夏の風物詩として親しまれてきた同展覧会。今年は、建築家・隈研吾が手がけたインスタレーションを含む4つの新エリアが登場し、さらにスケールアップ。夏の銀座を訪れる人々を、非日常の世界へと誘う。
アートアクアリウムとは

「アートアクアリウム」は、日本文化を象徴する金魚を、最先端の映像演出や空間デザインで幻想的に表現する没入型アート。2007年に誕生して以来、伝統とトレンドが融合した涼感あふれるスポットとして夏の風物詩となっている。2020年には同美術館がオープン、2022年に銀座に移転し、通年でアートアクアリウムを楽しめるようになった。
新エリアで体感する幻想と現代

今回、新たに4つの空間作品が公開される。
世界的な建築家・隈研吾が手がけた「金魚の石庭」は、静寂な石庭がモチーフ。金魚が泳ぐ水の塊で石を表現し、そこに波のように流れる竹のインスタレーションを融合させた。

日本独自の自然や「侘び寂び」を起点とした作品だが、光と色がドラマチックに変化し、東京のスピード感やきらめきをも彷彿とさせる洗練された印象を受ける。立ち止まり、時間をかけて眺めたくなる作品だ。
さらに、水槽で参道を表現したインスタレーションやミラーボールを使用した華やかな作品、同施設初のネオンアートなど、ファンタジックで神秘的な世界が広がり、夏祭りの夜を想起させる。

夏限定のひんやり演出や伝統工芸に着目した作品も

新エリアのほかに、新たな演出を加えた作品や、日本の伝統工芸をモチーフにした作品も展示される。
「新金魚品評」では、行燈(あんどん)が灯る幻想的な空間で、金魚を上から見て鑑賞する上見(うわみ)が楽しめる。また「金魚の滝」では、滝をテーマにした水槽を夏らしい青紅葉が彩り、爽やかな雰囲気が漂う。

ほかにも、手毬や障子、猪目(いのめ)をモチーフにした作品や、九谷焼を用いた水槽など、日本文化の美意識と繊細な世界観に深く触れられる。

国芳うちわプレゼント&人力車送迎も
同展覧会をもっと楽しめる浴衣キャンペーンも用意。浴衣で来館したゲストには、歌川国芳の「金魚づくし」をモチーフにしたオリジナル竹製うちわがプレゼントされる。
また着物レンタル店と提携し、入場券付きの浴衣レンタルプランを販売。近隣の着付け店から人力車の送迎オプションもあるため、「銀ぶら」をしながら優雅にアクアリウムを楽しみたい人にはうってつけだ。
連日、猛暑が予想される東京の夏。 銀座で涼感あふれるエスケープをしよう。
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