東京、中華チェーン店の餃子
東京、中華チェーン店の餃子

東京、中華チェーン店の餃子

コスパ最高の脇役系餃子を食べ比べ

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Time Out Tokyo Editors
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フードもアルコールも安価で夜遅くまで営業しているなど、とかく使い勝手がいいチェーン系の中華料理店。そして、ランチセットの選択メニューとして、飲みたいときのツマミとして、とりあえず注文したくなるのが餃子だ。

質を求めるよりも「とりあえずいてほしい」脇役的な存在ではあるが、当然、各チェーンによって味や個性は異なる。本記事では、「コスパ」重視で選んだ都内のチェーン系の中華料理店の餃子をレビューする。なお、同じ系列店でも店舗ごとに味に差があるなど、ここにある特徴が全店に共通しているとは限らないので、あくまで参考程度に読んでもらえれば幸いだ。

※餃子1個あたりの価格(小数点以下は切り捨て)が安い順で表示

手もみラーメン 福しん
手もみラーメン 福しん

手もみラーメン 福しん

肉汁:△
皮:薄い
餃子一個当たりの値段:33円
名脇役度:☆☆

主に東京23区北部に店舗を展開しているラーメンチェーン店、福しん。西武池袋線や西武新宿線、東武東上線沿線ユーザーにとってはなじみのある店ではないだろうか。

こちらの「ギョウザ」は、とにかく皮も味も薄い。脂っこさもなくあっさりしているので、食べやすい味とも言えるかもしれない。あんは野菜が多めでシャキシャキ感はあるが、あん自体の量が少ない。皮もカリッとした仕上がりとは言いづらく、肉汁もあまりない。もう少しジューシーさが欲しいところだ。

中華食堂一番館
中華食堂一番館

中華食堂一番館

肉汁:△
皮:薄い
餃子一個当たりの値段:33円
名脇役度:☆☆

中華食堂一番館は、株式会社KVC一番館が首都圏を中心に展開する中華食堂チェーン。「旨い・安い・早い」がモットー。

同店の「焼き餃子」は、良くも悪くもチェーン店の餃子らしい餃子と言える。皮は薄皮で、少し冷凍焼けしていると思われる固さがある。あんはぎっしりと入っていて、まろやかな味。ほんのりとニンニクがきいている。少々チープな印象だが、主菜の引き立て役としては申し分ない。

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れんげ食堂Toshu
Photo:TimeOutTokyo

れんげ食堂Toshu

肉汁:◎
皮:薄め
餃子一個当たりの値段:40円
名脇役度:☆
☆☆☆☆

オリジン弁当も展開するオリジン東秀株式会社が、首都圏を中心に展開している中華料理店。2017年より店名を「中華東秀」から「れんげ食堂Toshu」に改め、それに伴い順次改装が進んでいる最中だ。

同店の「餃子」は、うま味がしっかりとあって軽い。皮はかりかりとして、小麦の芳ばしさが香り、甘みがある。あんも野菜がシャキシャキとしていて肉汁の量もほどよく、タレを付けずに味わいたい。ニラとニンニクは入っていない。脇役にはもったいない味だ。

熱烈中華食堂日高屋
Photo:TimeOutTokyo

熱烈中華食堂日高屋

肉汁:◎
皮:厚め
餃子一個当たりの値段:38円
名脇役度:☆☆☆

関東圏一帯に店舗が展開されている日高屋。埼玉県さいたま市に本社がある株式会社ハイデイ日高が手がける中華チェーンだ。

同店の「餃子」は、皮はもっちりとして肉汁をたっぷりと包んでおり食べ応えがある。あんの味は濃いめで、野菜のシャキシャキ感もある。ニラやニンニクのくさみはほとんどない。

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幸楽苑
幸楽苑

幸楽苑

肉汁:○
皮:厚め
餃子一個当たりの値段:43円
名脇役度:☆

福島県郡山市に本部を置くラーメンチェーン、幸楽苑。都内では足立区に最も多くの店舗があり、都心では渋谷や六本木、日本橋などにもある。

20年前の創業時の味を再現したという「餃子クラシック」は、茶色がかった色の厚めの皮が特徴。焼き加減は良いが、少々脂っこい。あんはニンニク臭がきつく、全体的にパンチの強い味なので、酢とコショウで食べるのがおすすめだ。においが気になる人はニンニクやニラが入っていない「ベジタブル餃子」を選ぶと良い。

餃子の王将
Photo:TimeOutTokyo

餃子の王将

肉汁:◎
皮:薄め
餃子一個当たりの値段:40円
名脇役度:☆☆☆☆

京都府京都市に本社を置く餃子の王将。関西では大阪王将と区別するために「京都王将」と呼ばれたりもするが、都内で「王将」といえばこちらの方を想起する人が多いのではないだろうか。

看板商品の「餃子」は、薄めだがもっちりとした歯ごたえのある皮と、肉汁がしっかりとにじむあんのバランスが絶妙な、王道の味。カリッとしたきつね色の表面と、そこから漂う香ばしさが食欲をそそる。

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大阪王将
Photo:TimeOutTokyo

大阪王将

肉汁:○
皮:薄い
餃子一個当たりの値段:43円
名脇役度:☆☆☆

大阪王将は、太陽のトマト麺なども手がけるイートアンド株式会社が運営する中華料理チェーン。本店は大阪の道頓堀にあり、今年で創業50年を迎える。

同店の「復刻創業餃子」は、薄皮のパリパリとした食感が特徴。あんは野菜よりも肉々しさが勝る。ニンニクも入っているようだが、においはあまり気にならない。少々脂っこいが、ビールとの相性は良さそうだ。

バーミヤン
バーミヤン

バーミヤン

肉汁:△
皮:厚め
餃子一個当たりの値段:43円
名脇役度:☆

バーミヤンは、すかいらーくグループが運営する中華料理レストランチェーン。北は秋田県、南は広島県までまんべんなく店舗を展開している。

同店の「本格焼餃子」は、まずニラとニンニクのにおいがきつめであることは覚悟しておいたほうがいい。加えて脂っこいので、女性には向かない味かもしれない。あんは肉が多めなのだが、その割に肉汁は少ない。

主役系餃子はこちら……

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