Tokyo National Museum
Photo: Tokyo National MuseumTokyo National Museum

東京、文化の日に行きたい展示10選

錦絵から見る和菓子の歴史や民藝の再検討、サンリオの大規模展示など

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Time Out Tokyo Editors
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『文化の日』と定められている11月3日は、文化勲章の授章式が行われることで知られる。2021年は野球の長嶋茂雄が受章した。1937年の第1回では横山大観や長岡半太郎など画家や研究者が中心であったことと比べると、「文化」の受け止め方もずいぶん変化したと言えよう。

それは、「文化」の典型ともされる美術館や博物館も同じ。時流に合わせて「カワイイ」を考えたり、民藝を再評価したり、とさまざまな展示を試みている。ここでは文化の日に巡っておきたい展示や施設などをピックアップ。一部スポットは無料なので、ぜひお気に入りを見つけてほしい。

  • アート
  • 初台

イラストレーターやグラフィックデザイナーとして有名な和田誠の偉大な業績を振り返る大規模展が、東京オペラシティ アートギャラリーで開催。本展では、「似顔絵」や「パロディ」など、和田の仕事に関連する約30個のトピックスを用意。書籍、原画、ポスターを含む約2800点の展示品とともに、幅広い制作活動の全貌を一挙に紹介する。

40年以上担当した『週刊文春』の表紙、2000号分を集めたコレクションにはぜひ注目してほしい。表紙の原画や色指定紙、モチーフとなったオブジェと一緒に味わおう。脚本、絵コンテなどの資料から、映画監督としての一面を深く探ることもできる。学生時代に描いたポスターや活動初期のアニメーションといった貴重な作品は絶対に見逃せない。

膨大な展示が並ぶ本展で、和田の遺した多彩な仕事に触れてみては。

  • アート
  • 六本木

東京シティビューで、サンリオ史上最大の美術展が開催。400以上のキャラクターを生み出してきた60年間の歴史や、日本の「カワイイ文化」の象徴であるサンリオのルーツを、800点以上の資料から探る。

本展は、増田セバスチャンによる全長約6メートルのシンボリックアート『Unforgettable Tower』からスタート。原画やラフ画を通じてサンリオキャラクター誕生の過程をひもといたり、サンリオの情報誌「いちご新聞」にフォーカスしファンに伝えたかったことを掘り下げたり、サンリオ好きにはたまらないコンテンツが楽しめる。

同フロアにあるミュージアムカフェ&レストランのザ サン アンド ムーンでは、人気キャラクターとコラボレーションしたアフタヌーンティーやモクテルなどが登場する。かわいいが止まらないサンリオ尽くしの一日を満喫してみては。

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  • アート
  • 京橋

バッグ ブリリア アート ギャラリーのオープンを記念し、福祉実験ユニット、ヘラルボニーの軌跡をたどる展覧会が開催される。

「誰もが違いを認め合い、自分らしくいられる世界」を目指し、障害のある作家が描いた「異彩のアート」の存在を広めてきたヘラルボニー。本展では、ユニット結成に至った原点、大きな転機となった岩手県花巻市のるんびにい美術館との出合い、ヘラルボニーが実施してきたこれまでの活動を、作品を通じて知ることができる。

会場には、るんびにい美術館に在籍するアーティストの作品のほか、ライフスタイルにまつわるアイテムやアートプロダクトなどが登場。バッグ ブリリア アート ギャラリーとヘラルボニーのコラボレーションアイテムもチェックしてみてほしい。色鮮やかで緻密な表現のアート作品に、思わずうっとりしてしまうだろう。

  • アート
  • 天王洲

国際芸術祭『あいち2022』の組織委員会会長を務める、大林剛郎がコレクションしたアート作品が楽しめる展覧会が開催。会場は3つのテーマに区切られ、建築家の安藤忠雄によるスケッチ、シルクスクリーンなどの平面作品15点を集めた『安藤忠雄 描く』では、和紙に描かれた柔らかな筆致や、ダイナミックなドローイングの筆跡にぜひ注目したい。

また、アーティストがさまざまな視点で都市を捉えた写真が並ぶ『都市と私のあいだ』、40点以上の貴重な現代アート作品を総覧できる『Self-History』の展示も見応え抜群だ。そのほか、彫刻家のグザヴィエ・ヴェイヤンによる、高さ約2メートルの彫刻『Tadao Ando』 を日本初公開。多角的なアプローチで収集された作品に目を奪われるだろう。

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  • アート
  • 工芸
  • 竹橋

国立美術館で、民藝品の展覧会が開催。「民藝運動の父」と呼ばれる柳宗悦の没後60年を記念した同展では、柳らが各地で収集した400点以上の作品や資料が並ぶ。

「美術館」「出版」「流通」という3つのテーマを設け、民藝の歴史的な変化と社会の関係、民藝運動を推し進めた柳のデザインや編集手法の分析、衣食住から景観保存まで拡張した取り組みなどを紹介していく。

作品は、1910~20年代初頭の「民藝」前夜から、太平洋戦争後の1950〜70年代の期間を6章に分けて、それぞれの時代とテーマに沿って展示。全国のコレクションから選りすぐった陶磁器や、染織などの暮らしの道具類と大津絵をはじめとする民画、雑誌や書籍、写真などを新たな目線で堪能してみてほしい。 

  • ミュージアム
  • 上野

東京滞在中、美術館巡りには1日しか割けないが、日本の芸術や産物に興味があるのなら、ここに行くべし。日本最古にして最大の博物館で11万件以上を所蔵。

文化の日には総合文化展が無料となる。国宝などを多数展示しているので、一度は観ておきたい。

※オンラインでの事前予約が必要のため、訪れる際は注意してほしい

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  • ミュージアム
  • 上野

上野公園内にある博物館。化石や標本、隕石(いんせき)などが展示され、タッチスクリーンを使えば展示に関するビデオを観たり、多言語で解説を読むこともできる。

恐竜の骨や原始人の家、マンモスの牙を見た後は、博物館内レストラン、ムーセイオンで『恐竜の足型ハンバーグ』を試してみては。

文化の日には常設展示が無料となる。

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  • アート
  • アート

InstagramやFacebookは、ヌード画像に関して、異様過ぎると思う動きをすることがある。胸を出した男性はほとんど問題ないが、女性の乳首が少しでも見えている場合には、好ましくないと判断するのだ。

このざっくりとした検閲は、有名な芸術作品にも容赦ない。そこで厳しいルールにうんざりしたウィーン市観光局は、InstagramやFacebookで市が誇るアートコレクションを宣伝することをめ、代わりにOnlyFansのアカウントを立ち上げた。

 

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