1. Arashiyama, Kyoto
    Photo: Tawatchai Prakobkit/Dreamstime
  2. Lake Towada, Aomori
    Photo: Ken Cheung/Unsplash
  3. Mikuni Pass, Hokkaido
    Photo: Tatsuo115/Dreamstime

秋に旅すべき美しい紅葉スポット8選

湖や寺、森など、日本で素晴らしい紅葉が見られる場所

Kaila Imada
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Kaila Imada
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タイムアウト東京 > トラベル >秋に旅すべき美しい紅葉スポット8選

日本の秋は旅行をするのに良い季節の一つだ。日本では紅葉が人気があり、緑の葉がいつ黄や金や赤といった美しい色合いに変わるのか、ということを毎年予測する紅葉情報さえ存在する。

ありがたいことに、国内でも場所によって気温が違うため、この季節の風物詩を楽しむためには十分な時間がある。つまり9月末から12月まで、いつでも紅葉を眺められるということだ。ここでは、タイムアウト東京英語編集部が選んだ、京都の寺院から北海道の山々など、この秋訪れてほしいスポットを紹介する。

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瑠璃光院(京都府)
Photo: Hsu Yu Sheng/Dreamstime

瑠璃光院(京都府)

京都にある絵のように美しい瑠璃光院は、人気のインスタ映えスポットだ。1年の中で春と秋しか拝観を行っていない。比叡山の近くにあり、豊かな自然に囲まれているこの寺は、秋の色鮮やかな赤モミジ(イロハモミジ)で知られている。

紅葉を撮影するベストスポットは2階書院。書院は、とてもよく磨かれた黒い漆塗りのテーブルが特徴的で、このテーブルに窓の外の紅葉が映し出されて驚くほど美しい視覚効果を生み出している。紅葉の見頃は、11月中旬から末までだ。なお、2023年11月1日(水)〜12月3日(日)の拝観は事前予約制となる。

嵐山(京都府)
Photo: Tawatchai Prakobkit/Dreamstime

嵐山(京都府)

嵐山は竹林が有名だが、美しい紅葉も楽しめる。どこを向いても木々の生い茂った山々は、赤褐色、黄、赤の色合いで覆われる。天龍寺、常寂光寺をはじめ、この地域の多くの寺院の周辺で、とりわけ景色は驚くほど美しい。

途中で桂川に立ち寄ることを忘れずに。漁船が火のように燃える赤い色の山々の間を、曲がりくねりながら進んでいる光景が目に映るだろう。ここでは、11月中旬から12月までが美しい紅葉が楽しめる。

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十和田湖(青森県)
Photo: Ken Cheung/Unsplash

十和田湖(青森県)

秋になると、本州にある最大のカルデラ湖は目を見張るものとなる。青森の北部は、気候が南部より涼しくなるので、ここでの木々も南部よりもわずかに早く色を変えることが多い。最盛期は通常10月中旬から下旬まで。

湖畔には山吹色に変わるブナの木や、朱色の色合いで知られるモミジが群棲している。この景勝地が素晴らしいのは、十和田山と紅葉が、十和田湖の静かな湖面に映し出されている様だ。

三国峠(北海道)
Photo: Tatsuo115/Dreamstime

三国峠(北海道)

上士幌町の三国峠は、国道273号線沿いにあり、標高1139メートルという驚くほど高いところにある。ここで北海道で最高の秋の眺めが望めるのは、9月下旬から10月中旬まで

眺めの良い自動車道路は、大雪山国立公園を通り抜けられる。気候が涼しくなれば、色が変化するたくさんの木々も発見できるだろう。道沿いに無料の駐車場と展望台が複数設置されている。

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日光(栃木県)
Photo: Sara Winter/Dreamstime

日光(栃木県)

東京から気軽にアクセスできる日光は、ユネスコ世界遺産に登録された寺院や、絵のように美しい自然があり、秋に訪れると、まるで小京都のようだ。景色を眺めるための多くのスポットがあるが、神橋と竜頭ノ滝は、最高のシャッターチャンスをくれるスポット。

神橋は、日光の主要な神社と寺院の入り口近くにある。橋の鮮やかな赤色は、紅葉と完璧なコントラストを映し出す。竜頭ノ滝は大きな岩が竜の頭部のように見える滝として知られる場所で、秋には葉が金、だいだい、赤の色合いに変わる。日光では、通常10月初旬から11月初旬までが紅葉の見頃だ。

奈良公園(奈良県)
Photo: Crisfotolux/Dreamstime

奈良公園(奈良県)

奈良公園はとても広く、全ての紅葉を見物して敷地内を歩いているだけで、丸1日過ごすことができるだろう。特に注目したいのは、東大寺を囲む隣接地域。ここは赤モミジと、鮮やかな黄色いギンナンが群棲し、おじぎをする有名な鹿もいる。

奈良公園の中心では、池の上に浮いているかのように見える美しい木製のお堂が見つかるだろう。この特別な場所は特に秋になると眺めが美しく、色鮮やかな葉が池の表面に映り、人の目を引く視覚的な錯覚を生み出している。奈良では、大体11月中旬から12月までが紅葉の見頃である。

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河口湖(山梨県)
Photo: Wiradej Thongsuwan/Dreamstime

河口湖(山梨県)

美しい紅葉に囲まれた富士山の写真ほど、「日本」を主張しているものはない。富士五湖のうちのどれもが季節の紅葉を見るべき良いスポットだが、河口湖はとりわけ美しい。

この湖には、二つの見晴らしの利く地点がある。ライトアップも行われる「もみじ回廊」と、赤いモミジの葉に囲まれた富士山の写真が撮れる「もみじトンネル」だ。通常11月中旬から12月初旬までが見頃。

六義園(東京都)
Photo: Nathapon Triratanachat/Dreamstime

六義園(東京都)

東京で最高の紅葉スポットを挙げるとすれば、その一つは六義園だろう。この日本式の庭園では、夜間のライトアップを毎年開催している。さまざまな光でこの紅葉が見られる、珍しいチャンスだ。

庭園は毎日9〜17時開園している。来園の際は、事前にオンラインで整理券を取得する必要がある。訪れるべき時期は、11月下旬から12月初旬がおすすめだ。

旅行に行くなら……

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近年、アウトドアアクティビティに注目が集まっている。しかしアウトドア初心者には、移動手段が限られたりテントやウエアなど専用ギアを集めたりと、少々ハードルが高いのが難点。大自然の中での宿泊には抵抗もある人も多いだろう。

そこで注目したいのがグランピングだ。「グラマラス」と「キャンプ」を掛け合わせた造語からできた、近年注目を浴びるこのスタイルでは、設備が整っているためホテル感覚でアウトドアを楽しむことができる。ここでは、ギア収集も技術習得も必要のないグランピングを楽しめる都内近郊のスポットを紹介。家族や友人、恋人との旅行計画にも、グランピングを提案してみては。

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伊豆諸島は9つの小さな島から成り、火山列島特有の景観と美しいビーチで人気を博している。24時間の船旅を要する小笠原諸島を訪れるのは少し難しいかもしれないが、伊豆諸島へはフェリーや小型飛行機を使ったアクセスも可能なので首都圏からも行きやすい。

ここでは、巡ってみたい東京の島々の魅力を紹介する。

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福井県へ旅をしたことはあるだろうか。飛行機も新幹線も通らず都心からはアクセスが難しいと思われがちだが、2024年3月16日(土)に北陸新幹線の金沢〜敦賀間で延伸され、東京からは約1時間40分で行けるように。今、各市街が盛り上がりを見せる注目のエリアだ。

福井・坂井エリアを中心に、奥越前・丹南エリア(北陸方面)と、嶺南エリア(中部方面)に分けて特集。「東尋坊」や「恐竜博物館」など全国的に有名な場所から、ここ数年でオープンした注目のスポットまで、抑えておきたい名所をたっぷりと紹介する。

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島根県西部「石見地域」は、日本の歴史や伝統が感じられる素朴な街だ。この特集では、民泊から、2007年に世界遺産となった石見銀山周辺エリア、豊かな自然に恵まれ、日本海の幸が楽しめる石見の食などを紹介する。秋には、豊作を祝う伝統芸能である「石見神楽」も神社などで盛んに行われるので、チャンスがあればこの季節に足を運んでみてほしい。

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都心から1時間30分ほどで気軽に行ける箱根は、週末の小旅行にぴったりの場所だ。温泉に加え、桜の名所や美しい紅葉スポットなど、季節によっての見どころも多い。ここでは、定番スポットと、その近辺にひっそりと店を構えるディープなレストランやスナック、モダンな寄木細工が手に入るショップなど、箱根の隠れた名店もあわせて紹介する。また、ここ数年にオープンした注目の宿泊施設もリストアップしているので、参考にしてほしい。

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