1. Shaw Memorial Church
    Shaw Memorial Church (Photo: 原ヘッタリーナ/Photo-AC)
  2. Mampei Hotel
    Photo: Mampei Hotel

軽井沢でしかできない12のこと

ショップやカフェ、ホテルなど、カテゴリー別に軽井沢の魅力を紹介

Tabea Greuner
テキスト:
Tabea Greuner
翻訳:
Hanako Suga
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タイムアウト東京 > トラベル > 軽井沢でしかできない12のこと

都心からもアクセスしやすい自然豊かな軽井沢は、日本屈指の高原リゾートタウンだ。東京駅から新幹線に乗れば約70分ほどで着くことができ、ぶらり旅にもぴったり。夏はゴルフやハイキング、秋には色とりどりの紅葉、冬はスキーやアイススケートなど、年間を通してさまざまなアクティビティを楽しめる。

軽井沢が避暑地として栄えたのは明治時代のこと。当時は東京から暑さを逃れてきた外国人宣教師やその家族が多く移り住む、国際的な雰囲気だったという。その後は日本人富裕層のリゾート地として繁栄し、今でも街には美しい洋館や教会など、当時の面影を感じられる建物も多く残る。

ここでは、グルメや最新リゾート施設など常に注目が集まる軽井沢の魅力を紹介する。

歴史と自然を楽しむ

教会めぐり
Shaw Memorial Church (Photo: 原ヘッタリーナ/Photo-AC)

教会めぐり

旧軽井沢銀座商店街を突き当たった場所にあるのが、軽井沢で最も古い教会、軽井沢ショー記念礼拝堂だ。教会はカナダ人宣教師のアレクサンダー・クロフト・ショーが1895年に建てたもの。彼は19世紀後半、軽井沢を避暑地として繁栄させた人物として知られる。周辺には、ほかにもいくつもの教会がある。

軽井沢町のほぼ中央に位置する軽井沢星野エリアには、木漏れ日の中に建つ軽井沢高原教会や、石とガラスのアーチが重なり合う石の教会 内村鑑三記念堂など、美しい教会が点在している。軽井沢の豊かな自然の中で結婚式を挙げるカップルも少なくない。

旧軽井沢銀座商店街から15分ほど歩いたところに、木立に囲まれた美しい池がある。春から夏にかけては水の清らかさが感じられ、秋には真っ赤に染まったモミジの葉が水面に映り込む、風情ある景色を楽しめる。

秋に訪れたら湖の周辺を散策してさまざまな角度から紅葉を眺めてみよう。10月末から11月上旬が見頃だ。周辺には古民家レストランやカフェなども点在する。

長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢

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白糸の滝は浅間山の上信越高原国立公園内にある滝。湯川の源流で伏流水であるため、冬場でも凍らずに流れている。春のハイキングシーズンや秋の紅葉も良いが、夏と冬に行われるライトアップも必見。高さ3メートル、幅70メートルの滝をスクリーンに、自然の美しさを生かした光源はいつまでも眺めていたくなるだろう。

駐車場近くの売店で販売している『名物のイワナの塩焼き』も味わってほしい。

長野県北佐久郡軽井沢町長倉小瀬

東京から最もアクセスの良いゲレンデの一つとして知られる軽井沢プリンスホテルスキー場は、毎年11月上旬から約5ヶ月間オープンする。シーズン初めは人工雪のある一部のエリアのみが利用可能だが、軽井沢に雪が降り始めると全16コースがオープンし、思いっきりウィンタースポーツを楽しむことができる。

スキーやスノーボードのレンタルは4時間5,000円から(小学生以下は4,000円)。子どもから大人まで参加できるスキーレッスンも行われている(2時間4,000円〜)。軽井沢駅とスキー場との間を結ぶシャトルバスは1日に何度も運行されているので、駅に着いたらすぐにアクセスができるのがうれしい。

レストラン・カフェ

明治時代の旅籠(はたご)をリノベーションしたカフェ旧軽井沢商店街から歩いてすぐの森の中にあり、店内には時が止まったかのような静かな空気が流れる。モーニングはスープやキッシュなど4種類から選ぶことができ、ランチはタコライスやパスタなどのメニューを提供。特に人気なのが、季節のフルーツがたっぷり乗った『フレンチトースト』だ。

建物は登録有形文化財に指定されているが、その歴史は謎に包まれている。いつ建てられたのか正確にはわかっていないが、建物から明治時代の新聞が発見されたことや、宣教師アレクサンダー・クロフト・ショーが1888年に建てた別荘と同じ間取りであること、旧軽井沢商店街から移築した別荘である可能性が高いと推測されている。

2015年にオープンしたベーカリー&レストラン沢村は、焼きたての天然酵母パンを提供する人気ベーカリー。国産と輸入の小麦粉約20種類をそれぞれのパンの特徴に合わせて使用している。メニューも豊富でバケットや食パンはもちろん、パニーニやホットサンド、デニッシュなどがそろう。

おすすめは、粗挽きのコーヒー豆やナッツ、チョコチップ、小豆を生地に練り込んだ『パン・オ・エスプレッソ』。店内にはイートインスペース、レストランを併設しており、しっかりとした食事を取ることもできる。ランチタイムには、ボリュームたっぷりの包み焼きピザやボリューム満点のハンバーガーなどが人気だ。

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旧軽井沢商店街からほど近くにある珈琲歌劇は、ウィリアム・シェイクスピアの生家をイメージした英国風の喫茶店だ。建物の外観は木と壁土のコントラストが美しいイギリスチューダー様式で、店内にもステンドグラスの窓やアンティークな家具が置かれている。

時が止まったような感覚になる洋館で、ロイヤルコペンハーゲンの美しいティーセットで提供されるロイヤルミルクティーや、軽井沢の新鮮素材を使ったケーキなどを味わえる。

ショッピング

江戸時代には京都と江戸を結ぶ中山道の宿場町として栄えた、軽井沢の目ぬき通り。

現在は土産屋はもちろん、新鮮なフルーツやジャムなど地元の名産品を扱う店や、アートギャラリー、カフェなどが立ち並び、常に人でにぎわっている。商店街には軽井沢彫の老舗として知られる一彫堂や、1933年開業のパン屋、ブランジェ浅野屋の本店もある。

長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢541

軽井沢駅に隣接する大型アウトレットモール。世界のトップブランドをそろえるほか、アウトドアグッズやキッチン用品店、子供服などのショップも入居する。カフェや休憩できる広々としたスペースもあるので、ショッピングの合間に利用するといいだろう。

軽井沢の観光スポットの多くは夕方に閉館するが、同館は通常19時まで営業。11月から3月にかけては、約10万球を使用したイルミネーションイベントが開催され、イーストデッキからは池の水面に映るツリーの幻想的な光を眺められる。

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軽井沢星野エリア内にあるハルニレテラスは、湯川に沿うように自生していたハルニレの木立を生かし、9棟の建物をウッドデッキでつないだ「小さな街」のようなテラス。信州のジャムやソース、新鮮野菜などを購入できる食のセレクトショップ、ココペリや、自家製のミルクで毎朝作るジェラートを提供するハーヴェストナガイファームなど、地元の商品を扱う店やカフェ、レストランなどが16軒並ぶ。

ホテル

万平ホテルのルーツは、江戸時代後期にさかのぼる。万平ホテルの前身となる旅籠「亀屋」が旧軽井沢銀座に開業したのがその歴史のはじまりだ。亀屋の主人、佐藤万平は1896年に万平ホテルと改称し、当時軽井沢に集まっていた外国人向けのホテルへと発展させていった。

本館の木組みの外観はヨーロッパのハーフティンバーハウスのようで、館内に一歩足を踏み入れると、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえる。重厚でクラシカルな雰囲気のロビーが訪れる客を出迎え、各所に置かれた木製の家具やステンドグラスは、ホテルの伝統を感じさせる。

和洋折衷な滞在を楽しみたいのなら、本館の客室を選ぼう。客室もガラスの障子や猫足のバスタブなどがあり、レトロでクラシカルな雰囲気満載だ。

ホテルは、ジブリ映画『風立ちぬ』の舞台のモデルにもなり、ジョン・レノン一家が毎夏滞在していたことでも知られている。レノンのお気に入りは、アルプス館の128号室だったという。

ホテルに滞在しなくても、その特別な雰囲気を味わうことは可能だ。入り口のカフェテラスでは、レノン直伝のレシピで提供されるロイヤルミルクティーやアップルパイを味わうことができる。館内には当時の写真や家具、レノンが弾いたというピアノが展示された小さな博物館もあるので、訪れたら覗いてみよう。

星のやブランドのはじまりとして開業した星のや軽井沢は、広大な水辺の庭園を囲むリゾートホテル。日本の原風景が広がる敷地内には、まるで集落のような客室が建ち並ぶ。部屋のタイプは「水波の部屋」と「山路地の部屋」、「庭路地の部屋」の3種類。浅間山から沸き出る源泉かけ流しの温泉につかったり、絶景を眺めながら優雅な食事を楽しむことができる。

軽井沢をもっと知る

  • トラベル

明治時代から栄えた歴史ある避暑地の軽井沢。ハイエンドなイメージだが、気軽に、しかも質のいい、まさにコスとパフォーマンスに優れた穴場的スポットもある。目利きの別荘族も毎週通うジェラートやリカーショップ、あの高級リゾートの新形態のホテルなど、話題のスポットもたくさん。今回は駅や旧軽井沢の中心地からアクセス抜群の、車でなくても行きやすい、今、通うべき軽井沢を案内する。

  • トラベル

避暑地として有名な軽井沢には、実は春夏以外にも楽しめる場所がたくさんある。ここでは、雪見温泉やスケートリンク、滝のライトアップやイルミネーション、冬の巣ごもりにもぴったりな雑貨店など、冬にこそ行きたいさまざまなヴェニューを紹介。

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  • アート

東京の銀座8丁目にある建築『中銀カプセルタワービル』を知っている人は多いだろう。箱の形をしたカプセルを積み重ねたような外観の建物は、黒川紀章による設計で1972年に完成した。建築や都市に成長と変化を取り込むことをもくろんだ「メタボリズム」という運動を代表する建築とされる。

日本のみならず世界中の人々から関心をもたれていて、新型コロナウイルスが広まる以前までは、建築の前でカメラを持った外国人観光客の姿を多く見かけたものだ。

その有名建築の影に隠れ、もう一つのカプセル建築が翌年に完成していた。黒川が自らの別荘として建てた『CAPSULE HOUSE-K』だ。

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