バーチャル肝試し
Photograph: Shutterstock Eastern State Penitentiary

アメリカの心霊スポットで楽しむ、バーチャル肝試し5選

友好的な幽霊からボイラー室の男まで、自宅で安全に幽霊探しを楽しもう

テキスト:
Danielle Valente
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タイムアウト東京 > THINGS TO DO > アメリカの心霊スポットで楽しむ、バーチャル肝試し5選

今、バーチャルツアーに出かけることがブームになっている。どこへ旅するにしてもリラックスした気分で楽しむのが普通だが、たまには身の毛のよだつような冒険に出てみるのはどうだろう?  見学者の受け入れを中止しているアメリカの人気心霊スポットのいくつかでは、バーチャルツアーを提供している。もしあなたにガッツがあり、幻影を見てもおびえないのであれば、クールなこれらのツアーをチェックすることをおすすめする。しかし、考えただけでも恐ろしくなるのであれば、簡単なレシピの料理を再現したり、中毒性のあるドキュメントをストリーミングしたりすることなど、ほかに家でできることにトライしよう。

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ウィンチェスター・ミステリー・ハウス(Winchester Mystery House)
Photograph: Courtesy Winchester House

ウィンチェスター・ミステリー・ハウス(Winchester Mystery House)

カリフォルニア州サンノゼ 

サラ・ウィンチェスターは38年間を費やし、広大な広さを誇る自身の邸宅を複雑に改造した。この家には未完成の階段、間違えた場所に付けられた窓、どこにも通じないドアなど、普通の建物のルールから外れた箇所が多くある。しかし、この迷路のような構造は、サラが夫の家族から受け継いだ会社、ウィンチェスター・リピーティングアームズが製造した銃で殺された人々の霊を混乱させるためのものだと考えられている。このややこしい家から抜け出す方法を見つけるのは、霊を見つけるより難しいかもしれない。

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ピトック・マンション(Pittock Mansion)
Photograph: Shutterstock

ピトック・マンション(Pittock Mansion)

オレゴン州ポートランド

新聞業界で財を成したピトック夫妻は引退し、ポートランド全体が見渡せる場所に家を建て、余生を満喫する計画を立てていた。彼らは素晴らしいフランス・ルネサンス様式大邸宅の建設に着手し、1914年に完成。しかし、彼らがそこに住めたのは亡くなるまでのたった4年間だった。家は親戚が相続した後に放棄され、1962年に襲来したコロンブス・デイ・ストームで被害を受けてしまった。しかし、この場所を閉鎖したくなかった住民の運動により、2年後に博物館として再出発。ピトック夫妻はまだこの場所に住み続けていると言う人も少なくない。ここを楽しんだ時間がほんのわずかだったのだから仕方ないのかもしれない。しかし、心配無用。夫婦2人の幽霊はとても友好的だと言われている。それなら、安心してここを訪れることができそうだ。

 

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イースタン・ステート・ペニテンティアリー(Eastern State Penitentiary)
Photograph: Shutterstock

イースタン・ステート・ペニテンティアリー(Eastern State Penitentiary)

ペンシルベニア州フィラデルフィア

この場所は世界初の刑務所であり、ある時期まではアメリカで最も金をかけられた公共建築だった。ここにはアル・カポネ、レオ・カラハンといった危険な犯罪者も収容されていた。おどろおどろしいゴシック様式の建物は今では空っぽになっている。しかし多くの人が、使われなくなった独居房にまだたくさんの人が潜んでいると主張しているのだ。

 

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リジー・ボーデン・ベッド・アンド・ブレックファスト・ミュージアム(Lizzie Borden Bed and Breakfast Museum)
Photograph: Shutterstock

リジー・ボーデン・ベッド・アンド・ブレックファスト・ミュージアム(Lizzie Borden Bed and Breakfast Museum)

マサチューセッツ州フォール・リバー

古風で趣のあるビクトリアン様式の家は、一見何の変哲もないように見えるが、その歴史は決してバラ色ではない。1892年、リジー・ボーデンという名の若い女性がこの家でおのを使って父親と継母を殺害したとして告訴されたが、彼女の有罪は一度も証明されなかった。この家は、今はB&Bも兼ねた博物館になっているので、勇気があれば一晩ここに泊まることも可能だ。

 

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ザ・クイーン・メリー(The Queen Mary)
Photograph: Shutterstock

ザ・クイーン・メリー(The Queen Mary)

カリフォルニア州ロングビーチ

この有名な客船の乗客全員が快適な経験をしたわけではない。よく知られているのは、白い服の女とボイラー室で亡くなった男で、今でもこの船に出没するといわれている。彼らの幽霊が漂っている船に飛び乗ることができると思う人は、とても勇敢だろう。

 

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ほかにもバーチャルな体験をするなら

  • Things to do

非常事態宣言から3週間が経過し、日々の在宅コンテンツもルーティーン化し始めているのではないだろうか。代わり映えのしない日々とは裏腹に、バーチャルワールドでは手軽に非日常体験をすることができる。しかも、そこには今までなかったサービスの誕生や、非公開だった貴重な資料が公開されるなどその進化は目をみはるほどだ。今回はその中でも、ひとひねりきいたバーチャルツアーを7つ紹介する。 廃墟の女王に心を打たれ、かわいいうんこにときめき、名湯に浸かってリラックスした後はオンラインスナックで楽しいひと時を過ごそう。 関連記事『家から世界を旅できるベストバーチャルツアー10選』

  • Things to do

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、予定していた旅行はキャンセルを余儀なくされているだろう。しかし、世界への窓が完全に閉じてしまったわけではない。インターネットにさえつながることができれば、家にいながらバーチャルリアリティー(VR)を活用してスウェーデンに旅して虹色のオーロラを見たり、アマゾンの熱帯雨林上空を飛ぶことができるのだ。 今回は、そんなバーチャルトラベルができる世界中のおすすめスポットを10カ所に絞って紹介する。何の準備も必要ない。わが家でくつろぎながら、高まる旅行熱を満たしてくれるバーチャルツアーに出かけよう。

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  • アート
  • アート

「#おうち時間」で妄想の旅へ出るのが好きであれば、次は、フランスのジヴェルニーへ行ってみるのはどうだろう。この牧歌的な田舎町には、印象派の巨匠であるクロード・モネが暮らしていた。クロード・モネ財団では、彼の広大な邸宅や庭園をバーチャルツアーや映像で紹介している。 モネが2番目の妻と8人の子ど一緒にジヴェルニーの家に住んでいたのは、1883年から亡くなる1926年まで。もとは荒れた農場だったが、モネは少しずつ改修を重ね、絵のように美しいパステルピンクの邸宅を建てた。250もの睡蓮の作品を含む、有名なモネの作品の多くが生まれたのもこの場所。敷地内には日本式庭園もあり、池には有名な緑色のアーチ型の橋がかかっている。 敷地全体は1980年代から一般公開されていて、現在では年間50万人以上の観光客が訪れている。もちろん今は行くことはできないが、この素晴らしいバーチャルツアーが、モネの最初のアトリエ、家族の寝室、そして彼の膨大な日本の版画コレクションを展示するサロンなど、邸宅内のほとんどの部屋を案内してくれる。見るものすべてが趣深く、同時にゴージャスだ。 ただ、一つだけ問題がある。このバーチャルツアーには有名な庭園が含まれていないのだ。邸宅を見終わったら、財団のVimeoチャンネルへ行き、四季を通じて美しい花が咲く花壇の映像を見るのを忘れずに。 モネの絵を見たくなったら、パリのオランジュリー美術館のサイトをのぞいてみよう。ここでは、モネの傑作、睡蓮シリーズをバーチャルツアーで楽しむこともできる。 原文はこちら 関連記事 『ギャラリーペロタンが60以上の展示をオンラインで無料公開』 『ニューヨーク近代美術館が無料で学べるオンライン講座を提供』

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