2011年3月11日、大地震と津波が東北地方の太平洋側地域を中心に襲いかかった。倒壊した建物や横たわる漁船などの恐ろしい光景を照らす「陽」を、10年前から写真に残し続けるフォトグラファーがいた。
アジアのビジネスリーダーに向け、スポーツ観戦など最前線のリアルを紹介
2021年3月29日、日本経済新聞社が発行する『Nikkei Asia』とタイムアウト東京がコラボレーションした『UNLOCK THE REAL JAPAN』の第3号がリリースされた。
同誌は、アジアで活躍するビジネスリーダーに向けて、旬のテーマと人にフォーカスした情報を発信する英語版のマガジン。Nikkei Asiaに同梱(どうこん)されるほか、国内のラグジュアリーホテルや在日大使館などでの配布が予定されている。
今号では2月に先行公開した、震災から10年目の姿を紹介した記事と、日本のグリーン化を特集したものに加えて、スポーツ、DX(デジタルトランスフォーメーション)、教育、観光など、今注目を集めている分野の専門家に過去と未来を見つめ、日本がどこへ向かっていくのかを聞いた。
また、全世界のタイムアウトによる『世界で最もクールなローカルエリア40選』に選ばれた日本橋兜町のネイバーフットガイドを掲載。国際金融都市東京の中心地として一層の盛り上がりを見せるエリアを大特集している。
観光カテゴリでは、本誌のためにJNTOデジタル戦略アドバイザー兼メタ観光推進機構代表理事の牧野友衛、ナイトタイムエコノミー推進協議会代表理事の齋藤貴弘、ORIGINAL Inc. の代表取締役にしてタイムアウト東京代表を務める伏谷博之という観光業界のキーマンたちによる対談を展開。「メタ観光」など、これからの旅のヒントになる視点を獲得できる。
スポーツのページでは、大規模な大会などの観戦において新型コロナウイルス感染症対策をどう行っていくのか、その最前線を国立競技場とNECの事例で紹介。
そのほか、2011年から東日本大震災の被災地を記録し続けているフォトグラファー、平林克己のギャラリーなど今号も充実した内容になっている。
ライティングと編集は、タイムアウト東京を運営するORIGINAL Inc.のエディトリアルディレクターであり、スロージャーナリズム誌『Delayed Gratification』のエディターも務めるマーカス・ウェブが担当した。
ウェブサイトも公開されている。未曽有の時代でも進化の足並みを緩めない、東京のリアルな姿をチェックしよう。
2011年3月11日、大地震と津波が東北地方の太平洋側地域を中心に襲いかかった。倒壊した建物や横たわる漁船などの恐ろしい光景を照らす「陽」を、10年前から写真に残し続けるフォトグラファーがいた。
2011年の東日本震災から10年を迎える中、東北の被害地域は前進を続けている。困難を克服し、生活を再建する中で、東北の住民が見せた回復力や献身的な姿勢は、多くの人を勇気づけた。東北観光を再開し、魅力あるこの地域を存分に楽しんでもらうことは、再建事業の柱の一つである。ここでは、そんな復興していく土地という新たな魅力を持った東北を体験できるスポットを紹介しよう。
震災後に誕生した新たなミュージアムや1850年創業の酒蔵、地元食材を極上のフレンチに仕立てる1日10組限定のレストランなど、見逃せないヴェニューばかり。
新型コロナウイルス感染拡大が収束し、また全国の行き来ができるようになった時のためにチェックしておこう。
今、東京で最も面白い街といえば、日本橋が真っ先に上がるだろう。創業100年を超える老舗が今でも多く残る日本橋は、江戸情緒を残しつつも、進化を忘れない街。2020年に入ってからは、再開発でかつて世界有数の金融街であった兜町に新しいカルチャーが吹き込み、より新旧の文化を楽しめるエリアになった。
ここでは、朝食から眠りにつくまで、伝統と新しい文化が入り混じる日本橋で過ごす24時間を提案。古い、新しいを問わずに「本物」に出合える街を思いっ切り楽しんでほしい。
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