1. シー サウナ シャック
    画像提供: Sea Sauna Shack
  2. サウナ レントラ
    Photo: Keisuke Tanigawa
  3. レディアンスパ 麻布十番店
    画像提供:レディアンスパ 麻布十番店

都内&日帰りで行けるプライベートサウナ8選

もっと自由に楽しみたいという思いを十二分に満たしてくれる、個室や棟貸しサウナを紹介

編集:
Mari Hiratsuka
テキスト:
Time Out Tokyo Editors
Sayuri Honda
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タイムアウト東京 > Things to do >都内&日帰りで行けるプライベートサウナ8選

監修:サウナマン

数年前から日本では空前のサウナブームが起こり、今はその過渡期となっている。コロナ禍の影響、もっと自由に楽しみたいというサウナ愛好家のニーズの高まりなどから、個室サウナや、少数人でプライベートに楽しめる施設が増加中だ。

ここでは、日本はもちろん海外のサウナを巡り、精力的に「サ活」に勤しむサウナマンが、東京とその近郊にある良質なプライベートサウナをセレクト。「サウナで生まれる交流が好き」「いろいろなサウナを試したいオールラウンダー」という、彼のこだわりの場所をコメントとともに紹介する。

ラグジュアリー空間から、海、川、山と大自然の中にある1棟貸しのサウナ、オープンしたばかりの最新施設まで、自分好みのサウナを選んで堪能しよう。 なお、ここで紹介するのは非会員制で誰もが気軽に行ける場所を前提としている。ただし、どこも基本的に予約制なので事前に計画して訪れてほしい。

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  • 神楽坂

ソロサウナチューン

仕事帰りに身ひとつで立ち寄れる、神楽坂駅から徒歩3分のサウナ施設。店名の「チューン」は、「整える」「調和」という意味。着替えから休憩まで、完全個室のプライベート空間で完結できる、本格的なフィンランド式サウナを楽しめる人気店だ。

日本に多いドライサウナと比べて、好みで湿度を高められるのが特徴。高温に苦しまず、体を芯までじっくり温められる。シラカバのアロマ水でリラックスしつつ、セルフロウリュを堪能しよう。

ダークグレーに統一された内装に加え落ち着きのある間接照明も相まって、自分だけの瞑想空間に没入しやすいのもポイントだ。シングルルームや、3人まで入室できるグループルーム(同性のみ)も設置している。

料金は1人あたり4,000円〜6,300円。利用時間は60、80、100分から選択できる。完全予約制で、クレジット決済のみ。

「日本における個室サウナのパイオニア。都内にはここのデザインや雰囲気を参考にして作られているサウナ店も多いですね。サウナ室の温度がしっかり管理されていて、くつろぐスペースに送風がある。駅近で立地も良く、一人はもちろん、数人でも気軽に通いたい場所です」

  • Things to do
  • 水道橋

サウナ ラウンジ レントラ

東京ドームに併設された「スパ ラクーア」の最上階に2023年4月にオープンしたばかりの完全個室サウナ。店名の「Rentola」はフィンランド語で「リラックスする場所」を意味する。

全ての部屋が2人から使用でき、一番大きな部屋は4人まで(同性での利用のみ)。ととのいチェアと約17度の水風呂、シャワー、サウナルームを全個室に完備する。サウナは80度、90度、100度と温度設定選択が可能(プレミアムルームは90度のみ)で、セルフロウリュもできる。

内装は宇宙や流星などをコンセプトにした落ち着いた雰囲気。見晴らしも抜群で、都会の真ん中で、ここまで開放的でラグジュアリーな空間はなかなか見つからないだろう。

料金は1人あたり7,000円~8,500円。利用時間は100分か120分が選べ、併設のラウンジやパウダールームには、個室利用後2時間まで滞在できる。

「スパ施設として定評のあるラクーアが手がけたサウナ。利用時間終了後も2時間以内ならパウダールームやラウンジ、カフェが使えるのも大きな魅力ですね。パウダールームは、利用時間内にしか使えない施設が多いので、ここなら余裕を持ってサウナだけに没頭できます。サウナ好きが施設に対してこうして欲しいなって思っていることが全部詰め込まれています」

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  • ヘルス&ビューティー
  • スパ
  • 麻布十番

レディアン スパ 麻布十番店

都内随一のラグジュアリーさがある、24時間営業の個室サウナ。人気インフルエンサーらも来店しておりSNSでも話題の場所だ。入浴に水着着用を求められるが、男女グループでも利用できる。

個室はコンパクトだが居心地が良く、3人まで利用できる「スタンダード」、テラスでゆったりと外気浴ができる「テラス」、最大8人収容の「VIP」に分かれる。

それぞれの個室にはサウナのほか、水風呂と外気浴スペースを完備。特徴はオートロウリュが全室に完備されていること。希望があればドライサウナへの切り替えも可能だ。水風呂は15度に保たれているが、温度を下げるブロック氷の提供など、高級店らしい細やかなサービスもポイントが高い。

料金は1部屋2万1,780円から。利用時間は通常120分(延長15分ごとに2、750円)。専用フォームから最短15分後の予約が可能。

「ここの特徴はなんと言っても15分おきのオートロウリュ。完璧に気持ち良い温度と湿度を自動でコントロールしてくれます。機械で管理するオートロウリュはコストがかかるので、それを各部屋に完備しているところに『ベストなサウナを常に提供したい』という、店側のこだわりを感じます。水風呂もチラー全室完備しているのも素晴らしい」

  • ヘルス&ビューティー
  • 浅草

サウナ リセット ピント

浅草にある、1人客向けのサウナ。9階建てのビルには29室にも及ぶ個室サウナを完備する。フィンランドメーカー「SAWO」のストーブを設置した部屋などもあり、本格的な「ととのい体験」が楽しめる。

男性と女性のフロアに分かれており、座面の高さを変えるなど、居心地のよさにこだわっている。個室を出た後は、チラー設備を導入した共用の水風呂、風の流れを感じる内気浴と外気浴のスペースでリフレッシュできる。さらにプライベートに満喫できる「VIPサウナ」は、個室内に水風呂と内気浴スペースを備えている。

サウナ後の過ごし方もひと味違う。自律神経を整えることをテーマにした「サービスルーム」では、アロマ、瞑想、VR体験などから自分好みの空間を選び、ゆったりとくつろげる。観光や仕事で疲れた体を「リセット」できるスポットとして利用したい。

料金は1人3,500円〜5,500円。利用時間は通常120分(延長60分ごとに800円)。

「実はここ、水風呂のほかに温かいお風呂もあるんです。個室でゆっくり瞑想した後は、共有のお風呂エリアで友達と交流できる。一人向けではあるけど、貸切プランなどで、数人で行っても楽しめます。立地が良いから通いやすいし、ビル内にはコワーキングスペースもあるので、オフィスワーカーにもおすすめです」

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  • ホテル
  • 千葉

八街ヴィラ

里山の原風景を残す千葉県八街市にある、リゾート感あふれる1日1組限定のサウナ付きの棟貸し宿泊施設。都心からは車で1時間半というアクセスの良さから、サウナとバーベキューが楽しめる日帰りプランも用意している。

サウナ室には、セルフロウリュができる電気式ヒーターを設置し、持参したアロマオイルなども利用可能だ。水着着用で男女一緒に入れるのもポイントだ。水風呂は天然の井戸水を使い、広めのプールと深さのある手作りのもの、2つを用意。プールサイドにはさまざまな「ととのいチェア」が置かれており、自由に外気浴を楽しむことができる。

そのほか、露天風呂やバーベキュー設備(食材は持参)など、日帰りプランでは屋外設備が10〜15時まで自由に利用できる。

料金は日帰り1人7,000円から(2人1棟利用時。2人以上12人まで)、宿泊1人1万5,000円(2人以上7人まで)から。連日キャンセル待ちが続く人気施設なので、余裕を持って予定を立てよう。

「アジアの南国リゾートのような雰囲気がある場所です。バカンス気分で遊べてリーズナブル。東南アジアと日本の風景の混ざった田舎の風景が広がっているので、都会で疲れている人には特におすすめ。サウナだけでなく、バーベキューやプール、露天風呂など、楽しめる要素もたくさんあって、最大12人までで貸切りできるので、グループ交流にもってこいです」

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  • スパ

クワイエット ストーム ナス

栃木県那須町にある、知る人ぞ知る貸し切りサウナ。見晴らしの良い牧草地にたたずむ屋外施設は、すべてオーナーの手作り。サウナは海外から輸入した小屋と、フィンランドメーカー「HARVIA」の薪ストーブを使った本格派だ。サウナストーンにソーセージを乗せて焼いて味わえることも特筆したい。

何と言っても、高原の中にポツンと置かれた開放的な水風呂は、写真に収めたくなるほどユニーク。目の前に広がる牧草地を眺めながらウッドデッキで「ととのう」、至福の時間が過ごせるだろう。人数は5人までで、水着着用で男女一緒に利用できる。なお、タオルや飲み物などの用意はないので持参するのを忘れずに。

料金はグループ1万1,000円。平日は3時間(土・日曜、祝日は2時間まで)。予約はInstagram(@quietstormnasu)のダイレクトメッセージから。

「唯一無二の景観が楽しめる究極のサウナ。牧草地に水風呂用のバスタブが置かれていて、日本全国探してもこんな景色を見ながらくつろげる場所はないのでは。冬は雪にダイブできるのもいい。フィンランドスタイルで、アルミホイルで巻いたソーセージをサウナストーンに置いて、温めて食べられるのもいいですね

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  • 千葉

シー サウナ シャック

都心から車で2時間ほど、日本百景の「鏡ヶ浦」と美しい海が望める、千葉県南房総にある貸し切りサウナ。友人や家族とともにリラックスして楽しめる。

最大12人で利用できるサウナルームからは、美しい海が見渡せ、天気が良ければ富士山を眺められる。オリジナルの薪式ストーブは、インテリアデザイナーが手掛けた特注の一点物。もちろん、セルフロウリュやアウフグースを楽しめる。ヒノキのベンチに腰掛け、Bluetooth対応のスピーカーから好きな音楽を流して、のんびり過ごしたい。

屋外に設置された水風呂は天然の地下水かけ流しで、滑らかな肌触りの水質が自慢。水深80センチで最大6人が入れる広さがある。そのほかシャワー室、外気浴スペースなどを完備。潮風を感じながら「ととのい」を堪能してほしい。

料金は1棟2万1,000円から。1日4部に分かれており、各2時間半の利用となる。予約制の完全キャッシュレス決済。

「何と言っても、サウナの心臓、『ストーブ』が、特注で薪なことが凄い。ここまでレベルの高いタイプは日本でもほぼないのでは? 温度と湿度、水風呂、外気浴のすべてが他店ではマネできないクオリティー」

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コアミガメ

茨城県高萩市の、のどかな里山にある貸し切りサウナ。築80年の蔵を改装していて、昭和の雰囲気が漂う。大の犬好きである山形実和と岸風花が手がけたペットフレンドリーな施設だ。

1階のサウナ室は、薪を使う国産のMOKIストーブを導入。丸みを帯びた室内はしっくい壁に覆われ、蒸気が優しく全身を包みこむ。特徴は何と言っても水風呂がないこと。そう、目の前に広がる川にそのままダイブできるのだ。そして、外気浴ではウッドデッキで川のせせらぎを聴きながら、横になってくつろげるのも、ほかにはない魅力となっている。

2階には内気浴スペースと囲炉裏があり、ヤマメを焼いて味わえる。貸し切りは男女合わせて最大6人まで可能(衣服着用)。冒頭にペットフレンドリーと書いたが、ドッグランを併設しており、2023年にはペットと泊まれる宿泊施設もオープン予定だ。

料金は1棟 平日2万5,000円、休日3万円(ドリンク付き)。完全予約の1日2部制で、10時〜13時の1部、14時〜17時の2部となっている。

「東京から日帰りで行ける、蔵サウナってそれだけでも行く価値ありますよね。しかも水風呂は川。テントサウナから川に入る流れはよくありますが、薪を使った原始的なスタイルのサウナ小屋から川に入れるのはまあまあ珍しい。ポイントは、2階にある囲炉裏でヤマメを焼いて食べられるところ。ホスピタリティが高く、居心地が良い場所です」

監修

サウナマン

サウナマン

サウナ好きが高じて、某サウナメーカで働いていた経験をいかし、サウナ作りから執筆、グッズ販売、イベントの手伝いなど、さまざまな活動をしている。

錦糸町にあるニューウイングの高温低湿な汗のかき負けをしない「からからジールサウナ」の制作に携わったことは記憶に新しい。

サウナ好きなら……

  • Things to do

近年ますます盛り上がりを見せ、大きなムーブメントとなっているサウナ。大幅リニューアルを経てビアバーやDJブースも兼ね備えた老舗銭湯のサウナや、緑あふれる野外スペースにかまくら型のサウナを設置したスポットなど、東京近隣エリアでデザインが魅力的なサウナを厳選して紹介する。美しい空間で「ととのう」、極上のひとときを過ごしてみては。

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  • Things to do

近年盛り上がりを見せる野外で楽しむアウトドアサウナ。

自ら火をおこすスタイルから、フィンランド式のテントサウナ、木屋の中で蒸気に包まれるイグルー式など、そのスタイルは多様だ。今回は、そんなアウトドアサウナを楽しめるキャンプ場を東京近郊に絞って9つ紹介する。

 

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