黄金湯
Photo: Keisuke Tanigawa

東京、デザインが美しいサウナ5選

かまくら型の野外サウナからDJブースのあるサウナまで

編集:
Genya Aoki
寄稿:
Tomomi Nakamura
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近年ますます盛り上がりを見せ、大きなムーブメントとなっているサウナ。大幅リニューアルを経てビアバーやDJブースも兼ね備えた老舗銭湯のサウナや、緑あふれる野外スペースにかまくら型のサウナを設置したスポットなど、東京近隣エリアでデザインが魅力的なサウナを厳選して紹介する。美しい空間で「ととのう」、極上のひとときを過ごしてみては。

サウナラボ神田

サウナ界の鬼才、ウェルビーの米田行孝が手がけるサウナ。男性サウナには「サウナ桶(おけ)の中に入るという「サウナー」の夢をかなえた「OKE SAUNA」を用意。

女性サウナには、室内に畳と水盤が張られた世界に一つしかない「IKE SAUNA」など、「自然とのつながりに回帰する」をテーマにしたオンリーワンのさまざまな夢の空間が広がっている。

男女両方のサウナスペースには「ICE SAUNA」があり、マイナス25度の冷風が優しく体を冷ましてくれる。さらに、フィンランドから米田がセレクトした本格サウナグッズも販売。同ビル1階にはフィンランドグルメや、気仙沼のアンカーコーヒーによる「サウナブレンドコーヒー」を提供するサウナキッチンがあるのはうれしい。

入場は90分間の時間制で、1週間前から予約できる。

サウナ&ホテルかるまる池袋

都会にいながら自然の中にいるような感覚が味わえる、関東最大級のサウナ施設。4種のサウナと水風呂、5種の風呂を完備した極上空間は「サウナ王」と呼ばれる太田広が監修したものだ。

映画鑑賞ができるスペースや、秘密基地のような空間で本が読めるカプセルタイプの休憩スペースも必見。名物は、ジェット水流と約10度未満の1桁温度で落雷にあったかのような衝撃を味わえる超低温水風呂、「サンダートルネード」。ここで体感できる刺激を求め、遠方から訪れるサウナ―も少なくないという。

樹齢200年以上の希少な木材を使用した唯一無二のモダンな「ケロサウナ」も人気エリアの1つ。ケロ材は断熱性に富んでいると同時に、芳醇(ほうじゅん)な香りを楽しめるところが魅力だ。

瀬戸内の三大銘石とうたわれる北木石を使用し、日本庭園を眺めながら不感温度帯の風呂が楽しめる「岩風呂」も、ぜひ体感してみてほしい。

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黄金湯

老朽化した築35年のビルをリノベーションし、DJブースやクラフトビアバー、ラウンジ、宿泊施設を併設したモダンな建築へと生まれ変わった老舗銭湯。建築設計はブルーボトルコーヒー中目黒カフェを手がけた建築家、長坂常が担当した。

男湯サウナの壁面には麦飯石を敷き詰め、輻射熱(ふくしゃねつ)とオートロウリュの湿度でしっかり汗がかけるサウナを実現。女湯の「セルフロウリュサウナ」には、ロウリュ専用の日替わりアロマ水を用意している。

漫画家のほしよりこが描いた浴場の壮大な銭湯絵や、緑あふれる外気浴スペースも見どころの一つ。ちょうちんをイメージした透明の棚が象徴的な1階のフロントではオリジナルの「黄金湯ビール」が楽しめるほか、不定期でDJイベントやレコード市も開催しており、若い世代と年を重ねたリピーターが交流するきっかけとなっている。

ときたまひみつきち コモリバ

川と自然の中でバーベキューやたき火、川遊びなどさまざまなアクティビティが体験できる埼玉県のグランピング施設、ときたまひみつきち コモリバでは、アウトドアサウナ付きの宿泊を満喫できる。

サウナはフィンランドのサウナ小屋を再現したユニークなフォルムの「サウナモッキ」、川のほとりで「ととのい」体験がかなうかまくら型の野外設置サウナ「イグルーサウナ」など、薪(まき)だき式オンリーで2種類が体験できる。

中でも日本に3つしかなく、エストニアでハンドメイドされ、日本まで船で運ばれてきたという「イグルーサウナ」はぜひ試してほしい。「密」を避けて都心のサウナ施設を我慢している人も、大自然のなかでチルアウトできるサウナを楽しむ選択はありかもしれない。

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  • ヘルス&ビューティー
  • 西荻窪

ルーフトップ

本格派のフィンランド式サウナに加え、広々とした屋上で水風呂と外気浴が堪能できる西荻窪のルーフトップは、必ず押さえておきたいスポットだ。最大50人が入れる都内最大級の広さを誇る巨大なサウナ室で、温度、湿度共にヘビーサウナーが求める環境を追求した。

サウナから水風呂、外気浴へと流れる「ととのう」体験をスムーズに実現するため、サウナ室と洗い場のすぐ横にある開放的な屋上スペースにはパーソナルな水風呂を設置。ほかではなかなか体験できない新しい水風呂体験を提供している。外気浴スペースには、フラットになるリクライニングチェアを含めた椅子が複数並び、ゆったりとくつろげる。

もっと「ととのい」たいなら……

  • Things to do

近年盛り上がりを見せる野外で楽しむアウトドアサウナ。フィンランド式のテントサウナから、木屋の中で蒸気に包まれるイグルー式、自ら火をおこすなどそのスタイルは多様だ。今回は、そんなアウトドアサウナを楽しめるキャンプ場を東京近郊に絞って9つ紹介する。自然の中で、心と体を「ととのえる」極上のひとときを堪能しよう。

キャンプサウナの入場は水着などの着衣式がほとんど。予約制のところも多いので、事前に確認することをおすすめする。感染拡大にならないよう注意しながらできる方法で楽しもう。

 

  • Things to do
  • シティライフ

2020年11月11日「ととのえの日」に、今行くべき全国のサウナ上位11施設『SAUNACHELIN 2020』が発表された。

SAUNACHELIN(サウナシュラン)とは、さまざまな業界の「プロサウナ―」(サウナのための普及活動を行う人々)が審査委員となり、11施設をノミネートするもの。水風呂や外気浴スペース、ホスピタリティ、男女の有無、料金設定、清潔性などの観点で評価している。

1位に輝いたのは、昨年に続き佐賀県にある御船山楽園ホテル らかんの湯。 同所は今年、女性用大浴場を全面リニューアルし、自然の光を利用してデザインされたサウナ室をはじめ、武雄温泉の温泉水を冷却した水風呂や外気浴スペースと喫茶室の新設を行い、国内のサウナに新たな風を吹かせた。

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  • Things to do
  • シティライフ

2021年4月26日、神田錦町に「アカデミック」と「ウェルビーイング」をテーマにした、新たな文化創造施設が誕生した。1964年に建てられた印刷会社の旧社屋をリノベーションした「学びのまち」としての歴史を継承する、神田錦町まちづくりプロジェクトの新拠点だ。

この記事では、同ビルならではのエキサイティングなポイントを6つに絞って紹介する。世界にここだけしかない破天荒なサウナや、サウナに合うコーヒーを提供するカフェ、ビル内にちりばめられた魅力的なコミッションアートなど、地下1階から地上3階と屋上のテラスまで見逃せないスポットばかりだ。

なお、4階から6階には元々の建物の持ち主だった神田の老舗印刷会社、精興社が入居している。

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  • Things to do
  • シティライフ

東中野エリアに1936年から店を構える老舗銭湯、松本湯が2021年8月1日にリニューアルオープンした。改修に当たって支援を募ったクラウドファンディングでは、わずか1日で目標金額の300万円に到達。その後も第2目標の600万円を見事に達成し、地元の人々はもちろん、サウナーの注目も集める大改修プロジェクトとなった。

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