Photo Keisuke Tanigawa
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東京、バー併設のワインショップ5選

買うと飲む、両方楽しめる都内の専門店をセレクト

テキスト:
Yoko Asano
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テキスト:浅野陽子(フードライター)

ワイン好きでもそうでなくても、毎年なんとなくワインが恋しくなる今の時期。フランスのボージョレ・ヌーボーが販売解禁になる11月の第3木曜日以降だ。単なるフランスの一地方(ボージョレ地区)の新酒のことなので「初物好きの日本人の心をうまくとらえたただけ」と揶揄(やゆ)する人もいるが、街もクリスマスムードが訪れるなか、軽めの赤ワインで乾杯したくなるのも事実だ。

今回は買うだけでなく店内でも一杯飲める、バー併設のワイン専門店を紹介する(バーだけを利用するのもあり)。初心者も愛好家も、気軽に足を運んでみては。

エノテカ 広尾本店
  • ショッピング
  • 酒屋・ワインショップ
  • 広尾

広尾駅から徒歩2、3分、有栖川公園の向かいにあるワインショップ。1988年創業、国内とシンガポールや香港などアジアにも店舗を持つ、日本の最大手ワインショップチェーンの一つだ。

広尾のこの店が本店で、手頃なデイリーワインから最高級ワインまで常時約1000種類をそろえ、ワイン愛好家にも好評。広いスペースを生かしたバーラウンジも併設されており、ソファ席を含む全14席ある。

高級銘柄のワインを800円台からグラス注文できるほか、店内で購入したワインをその場で開けて飲むこともできる。ナッツや生ハムなどの簡単なおつまみも楽しめる。

  • ショッピング
  • 酒屋・ワインショップ
  • 渋谷

西武渋谷A館地下のレストラン街にあるワインショップの渋谷店。従来の古典的なワインの格付けや枠組みにとらわれず、無名の産地や蔵元をスタッフの足で世界中から探し出すことで知られている。

ヴィノスやまざきが直輸入するワインは「蔵直(くらちょく)®️」と呼ばれ、一定のファンから強く支持されている。ワインのミニガイドが1銘柄ずつ丁寧に付けられており、初心者にも分かりやすい。手頃な価格のものが多いのも魅力だ。

店内にはカウンターとテーブル席を備えたワインバーがあり、試飲サイズなら200円からと、渋谷にいながらリーズナブルに楽しむことができる。気に入ったワインは、本体価格の10%オフでボトルを購入できるのもうれしい。チーズやアヒージョ、ピクルスなども一緒に注文できる。

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  • バー
  • 青山

イタリア食材とワインの輸入専門商社、モンテ物産が手がける青山のワインショップ。品ぞろえは都内の専門店の中でも秀逸で、イタリア全20州のワインが壁一面にずらりと並んでおり壮観だ。

店内にはバーもあり、ギフト選びのついでに一杯飲んだり、購入したボトルをその場で開けたり(グラス代300円のみ支払い)するなど、自由に楽しめる。

スプマンテ(イタリアのスパークリングワイン)、白、赤ワイン約8種をグラス売りするほか、オリーブや生ハム、チーズのようなおつまみも注文可能。

ワインのほかイタリアから直輸入するパスタやパスタソース、オリーブオイル、トマトソースも販売している。ワイングラス片手に食材を手に取り、好きなだけ眺められる空間は、イタリア好きにはたまらないだろう。

 

  • ショッピング
  • 酒屋・ワインショップ
  • 代々木上原

幡ヶ谷駅前の商店街を抜けた先、カフェやレストランが並ぶ裏通りに立つワインショップ。フランス産を中心に自然派のワインを多く取り扱っている。店内にはテイスティングスペースもあり、グラスワインは一杯1,000円から、ボトルは3,000円から注文できる。

ワインと一緒に、手作りのチーズやハムも楽しめる。内観は究極にシンプルでモダンな雰囲気。ミュージシャンでもあるオーナーと、DJを務めるオーナーの兄による、音響へのこだわりも反映されている。

定休日はなし、毎日15時からオープン。昼間からおいしいワインと音楽をゆるりと楽しんでみては。

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  • ショッピング
  • 酒屋・ワインショップ
  • 高円寺

JR高円寺駅すぐの場所にあるワインショップ。スーパーマーケットチェーンのイオンが運営しており、外観は雑貨店のようだが、同社直輸入のリーズナブルなデイリーワインから1本数万円のラグジュアリーワインまで幅広くそろえ、ソムリエも常駐する。

ワインのほか、ウイスキーやクラフトビール、焼酎もあり、またパスタやパスタソース、アジアンやメキシカンの調味料まで食料品店としての品ぞろえも充実。ホームパーティーや家で特別な料理を作りたいときもワンストップで買い物が済んでしまうだろう。

イオンリカーの店舗は都内や神奈川、埼玉でも展開しているが、単独路面店で店内にバーがあるのは高円寺店だけ。週末は14時からオープンし、ワインはスパークリングと白、赤ワインを1杯ずつ1,000円で飲めるセットもあり、買い物ついでに軽く飲みたい地元客に人気だ。

ライタープロフィール

Yoko Asano

フードライター。食限定の取材歴20年、「dancyu」「おとなの週末」「ELLE a table(現・ELLE gourmet)」「AERA」「日経MJ」「近代食堂」など食の専門誌を中心に、レストランや料理人への取材多数。テレビのグルメ番組への出演実績もある。「NIKKEI STYLE」(日本経済新聞社)の人気コーナー「話題のこの店この味」で毎月コラム連載中。

ニューノーマルで楽しむバーライフ

  • レストラン

青空の下でビールを堪能したい人のために、テラスや屋外で飲めるブルワリーパブを厳選して紹介する。度数1.2%の低アルコールビール、イチゴやナシを使ったフルーツエールなど、スーパーマーケットには並ばない豊かな個性を持ったクラフトビールを思う存分楽しもう。

キャンプ場併設のブルワリーや運河のたもと、横浜のハーバービューなど、うまいビールを飲むためのロケーションも申し分なしの店ばかりだ。

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