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Photo: Keisuke Tanigawa
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東京、インデペンデント書店入門

15のベストショップと、それぞれの店が選書した13冊のおすすめ本

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近年、インデペンデント書店が急激な盛り上がりを見せている。少人数や1人など小規模で運営する、いわゆる「独立系書店」と呼ばれるこれらのショップはなぜ今、興隆し、一体どんな魅力を持っているのだろうか。3つの切り口から紹介する。この記事を読めば背景、それぞれの店が持つ魅力をキャッチできるだろう。

1. 盛り上がりの背景となった理由、その魅力を、ムーブメントの立役者の一人であるブックショップ トラベラ ー店主の和氣正幸にインタビュー。

2. 東京にはどんな店があるのか。本好きなら外せないあの名店から注目のニューオープンまで、15軒を厳選。

3. それぞれの店にはどんな本が並んでいるのか。そのエッセンスをつかむため、掲載している13店舗がおすすめの1冊を紹介。

少しでも興味がわいたなら、ぜひ本を手に取ったり、あるいは店に足を運んでみてほしい。

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インデペンデント書店の魅力とは

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インタビュー:ブックショップトラベラー、和氣正幸

近年、人口減少や「雑誌離れ」などさまざまな影響で、紙出版物の売り上げおよび書店数は減少の一途をたどっている。しかし、その裏で、いわゆる「独立系」と呼ばれる店の開業は増加傾向にある。

新たなムーブメントであるインデペンデント書店が持つ魅力とは、またその背景にはどんな経緯があるのか。下北沢で本屋のアンテナショップ書店、ブックショップトラベラー(BOOKSHOP TRAVELLER)を運営している和氣正幸に話を聞いた。和氣は自身も本屋ライターとして独立書店に関する情報を収集、発信する傍ら、書店開業の支援活動なども積極的に行っている。

荻窪、下北沢、赤坂、新代田、色とりどりの本屋を巡る

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東京のインデペンデントな意思を持った書店たちを紹介。ブックカルチャーの概念を押し広げた名店から、簡単にはたどり着けない隠れ家、100年後も残る本に出合える場所、フェミニズムへの理解を深める出版社による書店、客が選書した棚が並ぶ場所など比べるほどに違いが浮き出る独創的なショップを厳選した。

人の個性の数だけ書店がある。そんな時代が目の前に来ているのだ。さあ、新しい世界への扉を開いてみよう。

 

それぞれのショップのいちおしを知る

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東京のインデペンデント書店13軒に「ならでは」のおすすめを1冊選んでもらった。村上春樹訳の隠れた傑作や、プルーストを読み続けるサラリーマンの日常をつづったものなど、眺めるだけでも面白いラインアップになっている。

もし興味を持ったなら、オンラインもいいが、近所にあるならぜひ薦めた店へ足を運んでみてほしい。

インターネット上では、本は人工知能(AI)による予測レコメンドが定着している。自分の趣味や嗜好(しこう)に近いものや、人気の本は何も考えず入手できるようになった。だが、未知の世界への扉を開いてくれるような本に出合う機会はその分減っている。そんな得難い瞬間を用意してくれるのが、「インデペンデント書店」なのだ。

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