カレー店のオリジナルTシャツ8選

下北沢、原宿、高円寺で発掘する、スパイス香るTシャツ

Mari Hiratsuka
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Mari Hiratsuka
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写真:豊嶋希沙

東京には数えきれないほどのカレー店が軒を並べている。これまでエリアやジャンル別などで特集を組んできたが、今回は「Tシャツ」に焦点を当てようと思う。なぜか、カレー店ではユニークで個性的なデザインのTシャツが密やかに販売されているからだ。

ここでは、ちょっぴりスパイス香る洒落たTシャツを紹介する。

ピンク バイシクル カレーショップ
  • レストラン
  • 世田谷区

渋谷の虎子食堂でランチのみの間借り営業でカレーを提供し、カレー好きの間で話題になった店。現在は、等々力で味わい豊かなオリジナルミールス(米と数種類のカレーや副菜を伴った南インドの定食)を提供している。

オリジナルTシャツは、オーナーのカレー屋まーくんによる著書『あなたの知らないスパイスの世界』のクラウドファンディングのリターンとして制作されたもの。種類は6種。

写真のTシャツは、加山雄三、YUMI+HUGH HOPPER(ex. SOFT MACHINE)、Campanellaらアーティストへの作品提供や、音楽フェス『りんご音楽祭』のメインアートワークなどを手がけるina takayukiが手がけたもの。販売はオンラインショップのみとなっている。

カリー アップ
  • レストラン
  • 原宿
  • 価格 1/4

クリエーティブディレクターのNIGO®がプロデュースするカレー専門店。しゃれのきいた店名はファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)考案した。メニューは定番の『バターチキンカレー』や、好きなカレー2種を選べるコンビネーションが人気。

カリー アップのTシャツはもともと、ユニフォームにするために制作したもの。ポップでインパクトあるロゴは、NIGOによるデザインだ。そのほかピンズやマグカップなどのアイテムも販売している。 

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マジックスパイス 東京下北沢店
  • レストラン
  • 下北沢
  • 価格 1/4

札幌発のスープカレー店として、スープカレーブーム以前から下北沢で親しまれてきた老舗。辛さは、覚醒、瞑想、悶絶、極楽……など段階づけしているのもユニーク。

Tシャツは、ヒップホップMCのTerry The Aki-06が主宰する420Recordzとマジックスパイスがコラボレーションした『蛍光ラスタカラーver.』(3,300円)。そのほか、オリジナルTシャツを着ていくと、トッピングのサービスなどを不定期で行っているのでチェックを忘れずに

美智子カレー

美智子カレー

デリバリー専門のカレー店として、ロケ弁界で人気を誇る一軒。一度食べるとクセになる味わいの、野菜とフルーツがたっぷり溶けた濃厚な欧風カレーを提供している。

インパクトあるTシャツは、店主がデザインしたもの。2016年あたりにツイッター経由で販売をはじめ、現在はオンラインショップでも購入できるようになった。Tシャツを着ていると「外国人に写真を撮らたり、知らない人に話しかけられる」などコミュニケーションツールとしても効果を発揮するそうだ。

美智子カレーの公式サイトはこちら

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ネグラ(妄想インドカレー)
  • レストラン
  • 高円寺
  • 価格 1/4

高円寺にある、インドに行ったことのない店主が「妄想」で作り上げるカレーを日替わりで味わえるレストラン。甘さ控えめの『痺れるチャイ』もおすすめ。

Tシャツは、2018年に大阪で開催された展示『着るスパイス』の出展時に制作したもの。デザインは、イラストレーターの苦虫ツヨシが手がけた。スパイスが飛んできて「Ouch!」と驚く人がデザインされている。カラーは、淡いピンク色とクリーム色の2色展開。

カリガリ 秋葉原店
  • レストラン
  • 末広町

銀座の老舗クラブの裏メニューとして愛されたカレーを、広めたいという思いからオープンした『ジャパニーズ ココナッツカレー』専門店。現役アイドルなど個性豊かなスタッフが働いているのも魅力の一つだ。

Tシャツは、年に1度不定期で開催する自社イベント『カリガリフェス』のため毎年作成しているもの。写真のTシャツは元でんぱ組の夢眠ねむがデザイン。イラストは、カリガリのキャラクターである「カリガリドリ」がモデル。Tシャツは受注生産を行っており、店舗への事前連絡が必要だ。そのほか同じデザインのトレーナーもある。 

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ヤンガオ
  • レストラン

名古屋にあるカレー店。 人気メニューはタイ北部で食べられるゲーンハンカレーを、ヤンガオ風にアレンジした『ヤンガオカレー』(850円から)。

Tシャツは、ノベルティグッズや土産が好きな店主が、オープン当時から自らデザインして販売している。センスの良いデザインのグッズやTシャツは、オンラインと店頭で数量限定販売を行っており、即売り切れしてしまうほどの人気。店主は「タイの友人はもちろん、世界中の人がほしい」と思うデザインを心がけたそうだ。定番ロゴT以外は再生産していないで、タイミングを逃さず手に入れたい。  

カリーメイソン

カリーメイソン

2018年にスタートした、カレー好きのイラストレーターとタッグを組んで展開するブランド『CURRYMASON®︎(カリーメイソン)』。「着るカレー」をテーマに、さまざまなグッズをオンラインで販売している。

オリジナルTシャツの一つで、インパクト抜群の『CURRYMASON®︎カレドル』(4,180円)は、「アイドルとカレーの2つのキラーコンテンツを合わせたら面白い事が起こるのでは?」という思いから制作された1枚。2020年には、実際にアニメと人間でユニットを立ち上げようと企画中。ちなみに、名前は左はクミン、右がフェンネル。

CURRYMASON®︎(カリーメイソン)の公式サイトはこちら

Ty Demura

モデルを務めてくれたのは、映像ディレクター、プロデューサー、シネマトグラファー、エディターのTy。Vice Japanを経て、現在はフリーとして活動中。2019年に立ち上げたポッドキャスト太帝では、毎回さまざまゲストが登場し、ユニークな視点で社会を分析。じわじわと注目を集めている

カレーが食べたくなったら……

  • レストラン

イギリス人がインドの煮込み料理をカレーと名付け、明治初期に日本に伝えて以来、絶え間ない進化を続けたカレーは、日本の国民食として確固たる地位を築き、ひとつの料理としてくくりきれないほどの存在となった。東京でも数えきれないほどの店がカレーを提供しており、タイムアウト東京でもエリアごとや、ジャンル別などで何度も特集を組んできたが、全体を捉えることは、実に難しい。ここでは、発祥の地、インドのカレーをメインに据え、タイカレーや、日本のカレーの礎となった「欧風カレー」などをジャンルごとに紹介。カレーマニアの読者にとっては、ジャンル分けやセレクトに異論も多数あることと思うが、これをひとつの基準として東京のカレー探索に勤しんでほしい。

Tシャツ好きなら……

東京、銭湯のオリジナルTシャツ7選
  • ショッピング

現在、全国で1日1軒が廃業しているという銭湯。しかし、近年のサウナブームや店主の世代交代、銭湯好きの若者による「東京銭湯」などのグループの活動によって銭湯の間口が若い世代にじわじわと広がっている。このことを一因に、オリジナルのTシャツを制作、販売する銭湯が増えているのだ。それぞれの銭湯やその個性が凝縮されたかわいらしいTシャツをここでは7つセレクトして紹介する。 銭湯自体も、見事な銭湯富士が眺められる、天然温泉の湯に浸かれる、番頭の人柄が素晴らしいなど、わざわざ足を運びたくなる魅力的な場所なので、ぜひ足を運んでほしい。

東京、飲食店のオリジナルTシャツ9選
  • レストラン
  • カフェ・喫茶店

そろそろ半袖から長袖へと衣替えする季節になるが、お気に入りのTシャツで残りの夏を乗り切ってみてはどうだろう。ここでは、レストランとカフェ、バーに限定し、魅力的な店であるということはもちろん、Tシャツを買いに行くのが目的になってしまうような、心ときめく9着(店)を紹介する。多くの客から愛される下北沢の老舗中華料理屋や、デプト(DEPT)のオーナーが2019年にオープンしたばかりの台湾スイーツ店、アーティストの五木田智央デザインなど、Tシャツハンターになってお気に入りを見つけてほしい。 なお、Tシャツの生産枚数が少ない店もあるので、注意しよう。

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