PackLite Max
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防災に役立つアウトドアグッズ5選

スマホも充電できるソーラーライトやアルコールバーナーなど

テキスト:
Genya Aoki
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キャンプやグランピングなどのオープンエアなレジャーがコロナ禍で注目されている。これを期に、アウトドアグッズをそろえてみようという人も多いのではないだろうか。でもせっかくなら、ほかの時でも使えるものを選びたい。そんな中、今回は台風や地震などの防災にも役立つギアを五つ紹介しよう。自然の中、身一つで生きるために開発されたアウトドアグッズは、実は被災時との相性抜群なのだ。断水、停電、緊急避難などの際、「あって良かった」と安心するものばかり。ぜひ、参考にしてみてほしい。

ソーラー充電式折りたたみランタン

停電時における明かり取りは特に気になる。中でもソーラー充電にプラスして、USB口からスマホも充電できるという優れモノが同商品だ。

2010年のハイチ地震をきっかけに、当時学生だったAndrea Sreshtaと Anna Storkによって開発されたもので、耐久性、防水性など過酷な状況下でのテストを経て、キャンプから緊急時の防災ライトまで便利に使うことが可能。

15センチメートル角×厚み2.5センチメートル、重さ220グラムという持ち運やすさに加え、ソーラー式ランタンとしては明るい150ルーメンの光量を誇り、IP67という防じん、防水仕様が心強い。明るさの調整もできるので野外からテント内まで幅広い用途で活躍する。

2020年10月段階では欠品中だが、ソーラー式では異例の300ルーメンの光量と、4000ミリアンペアアワーの充電力を持つ『パックライトヒーロー』もおすすめだ。

 

ウォータータンク

キャンプでも、緊急避難先でも水場が遠ければウォータータンクは必須だ。大き過ぎては持ち運びに不便だし、軽い折りたたみ式は水を入れたとき安定しない上に、常に水漏れ問題に悩まされることになる。

そんな絶妙な問題を解決するのが、同商品。蛇口が付いていることで上げ下ろしの必要がなく、サイズ感が縦長なのでスキマ収納にも最適。さらに、5、10、20リットルと個々人に適切なサイズを選択できるのもうれしい(キャンプ一泊分なら、5リットルで2人分程度)。

ただし、純正品の蛇口のパッキンは高い確率で水漏れするので、取り換える一手間があるのに留意してほしい。

 

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バーナー

火起こしはアウトドアにおける醍醐味(だいごみ)の一つだが、緊急時には利便性がものを言う。そんな時の強い味方が発売から50年以上、キャンパーを引きつけて止まない、このロングセラー商品だ。東日本大震災の時、ガソリンやガス缶はまたたく間に店頭から姿を消したが、アルコール燃料は売れ残っていたという。

操作性の単純さに加えて、重量110グラム、収納サイズ直径7.5×高さ4.5センチメートルという持ち運びやすさも大きな特徴だ。ガスバーナーと違い燃焼音が小さいので、自然の雰囲気を壊すことなく加熱調理(専用のゴトクは別売り)が楽しめる。

マットレス

水害や倒壊などで普段とは異なる場所で眠るとき、非常に大切なのがマットレスだ。そして、アウトドア用マットレスを探したことがあるなら、必ず目にする超定番品がこれ。人気の秘密は、そのタフさ。

多少のコゲや引っかき、裂けなどの傷が付いても快適性を損なうことなく、余裕で10年近く使い続けることができる。

暑さ2センチ、アルミ蒸着と凸凹なフォームが保温性を担保し、3シーズンで底冷えする体育館や河原から、林間まで場所を選ばず快適に眠ることができるだろう。

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大容量モバイルバッテリー

アウトドアグッズではないが、被災時においてスマートフォンという万能機器を延命させるモバイルバッテリーは、最も大切なアイテムの一つだと多くの体験者が語っている。そんなバッテリーの中でも、1万ミリアンペアアワー(iPhone 11 Proなら約2回フル充電可能)という大容量で、アウトドアフィールドでもなじむ木を使った珍しいアイテムがこのPOWER BANK 10000だ。

アンティーク製品のように、経年変化を楽しめる唯一無二のバッテリーで、チェリー、ウォールナット、黒檀(こくたん)の3色から選ぶことができる。USB AとmicroBとType-Cという三つの給電口を備えているのもうれしい。

野外に繰り出したいなら……

  • トラベル

近年、アウトドアアクティビティに注目が集まっている。しかしアウトドア初心者には、移動手段が限られたりテントやウエアなど専用ギアを集めたりと、少々ハードルが高いのが難点。大自然の中での宿泊には抵抗もある人も多いだろう。

そこで注目したいのがグランピングだ。「グラマラス」と「キャンプ」を掛け合わせた造語からできた、近年注目を浴びるこのスタイルでは、設備が整っているためホテル感覚でアウトドアを楽しむことができる。ここでは、ギア収集も技術習得も必要のないグランピングを楽しめる都内近郊のスポットを紹介。家族や友人、恋人との旅行計画にも、グランピングを提案してみてはいかがだろうか。

  • Things to do

近年盛り上がりを見せる野外で楽しむアウトドアサウナ。フィンランド式のテントサウナから、木屋の中で蒸気に包まれるイグルー式などそのスタイルは多様だ。今回は、そんなアウトドアサウナを楽しめるキャンプ場を東京近郊に絞って五つ紹介する。自然の中で、心と体をととのえる極上のひとときを堪能しよう。

キャンプサウナの入場は水着などの着衣式がほとんど。予約制のところも多いので事前に連絡の上、行くのをおすすめする。

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東京、ベストアウトドアショップ6選
  • ショッピング

夏フェスやキャンプ、ハイキングなど、大自然を謳歌するのに最高の季節がやってくる。計画を立てるのとともに、快適に過ごせるよう、道具や洋服など準備は入念にしておきたい。ここでは品ぞろえ抜群の店や、高機能なユーズドアイテムを手頃な価格で販売する店など、都内にあるアウトドアショップを厳選して紹介する。

  • レストラン

青空の下でうまいビールを飲みたい人のために、出来たてのクラフトビールをテラスや屋外で飲めるブルワリーパブを厳選紹介。度数1.2%の低アルコールビール、イチゴやナシを使ったフルーツエールなど、スーパーマーケットには並ばない豊かな個性を持ったクラフトビールを思う存分堪能しよう。

修善寺や飯能のキャンプ場併設のブルワリーや運河のたもと、横浜のハーバービューなどロケーションも抜群だ。完璧な組み合わせをエンジョイしてほしい。

 

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