東京、本場の味が楽しめるメキシコ料理店

東京在住のメキシコ人がすすめる本格派レストラン、バーなどを紹介

ニフニファ
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オータコス
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作成者: Mari Hiratsuka, Hanako Suga および Hisato Hayashi |
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タイムアウト東京 > レストラン&カフェ >東京、本場の味が楽しめるメキシコ料理店

テキスト・監修:須賀華呼

メキシコと聞いてまず思い浮かぶものはその代名詞とも言えるタコス、そしてテキーラだろう。ハリウッド映画やアメリカのドラマシリーズで見かけるメキシコのギャング、麻薬組織などの印象もあり「陽気だけど治安が悪そう」といったイメージを持つ人もいるかもしれない。実際、東京と比べて治安は良いとは言えないが、メキシコはアートやガストロノミーの分野だけにとどまらず、様々なフィールドから注目されている国の一つだ。

そして、東京にも多様なスタイルのメキシカンダイニングやバーが、近年続々とオープンし、にぎわいをみせている。主流はアメリカンスタイルのメキシコ料理「テクス メックス」。ブリトーやファヒータなどのメニューがそれで、日本には戦後、アメリカ軍が持ち込んだ。本記事では、日本在住のメキシコ人らが認める、リアルなメキシコ文化を体感できる店を紹介する。レストランだけではなく、現地から取り寄せた伝統工芸品を扱う雑貨店や、珍しいテキーラやメスカルを楽しめるバーなど、メキシコという国の魅力を堪能してほしい。

Rodrigo Reyes Marin
レストラン, メキシコ料理

アメンロ ラ フィエスタ

icon-location-pin 六本木

六本木の老舗メキシコ料理屋のアメンロ ラ フィエスタ。自由が丘でもファンが多かったレストラン、ケリコ!QueRico!)でオーナーを勤めていたメキシコ出身のジェシカ・ラボルデがシェフを務める。日本のメキシコ料理界のパイオニア的存在ともいわれるジェシカシェフがふるまうのは、トウモロコシをすりつぶして作る『タマレス』や、メキシコで愛されている野菜たっぷりのコーンスープ『ポソレ』などのメキシコ郷土料理だ。故郷の味に一番近いレストラン、と東京に住むメキシコ人の間で話題の一軒。

テキスト:浅野陽子(フードライター)

レストラン, メキシコ料理

フォンダ デ ラ マドゥルガーダ

icon-location-pin 原宿

原宿駅と明治神宮前駅から歩くこと10分近く、日本では見かけない重厚な外観が目立つメキシコ料理店。広い中庭も趣があり、1993年創業の老舗で20年以上通い続けているファンもいる。 『グァガモーレ』や『ナチョス』『ケサディヤス』『セビーチェ』などの前菜に、タコスや肉のグリルなど定番のメニューをメキシカンビールやワイン、カクテルとともに提供する。 ディナータイムにはギターを持った3人組の楽団、マリアッチが歌いながら客席を順に回るのが同店の名物だ。

テキスト:浅野陽子(フードライター)

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レストラン, メキシコ料理

オータコス

icon-location-pin 新橋

新橋駅近くにあるタコススタンド。カウンター8席ほどの店内は、陽気な雑貨と壁沿いにメキシコの有名プロレスラーのマスクがずらりと並び、独特の雰囲気だ。名物のポークタコス、『タコスアルパストール』(400円)は、オーナーが一から学んで扱えるようになったという、回転式の専用ロースターを使って調理されている。少しずつ丁寧に削ぎ落とされるジューシーなメキシカンポークと、ハンドメイドのトルティーヤとの相性抜群の逸品。タコスに欠かせない、ライム、コリアンダー、オニオンのトッピングは無料。プラス100円で、アボカドやサボテンのトッピングもできる。料理のほかにも、メキシカンビール『テカテ』(700円)や、テキーラ、メスカルの品ぞろえも豊富なので、仕事帰りのちょい飲みにも最適だ。

レストラン, メキシコ料理

サルシータ

icon-location-pin 広尾

広尾の有栖川公園入口近くにある家庭的な雰囲気のメキシコ料理店。ランチはブリトーやエンチラーダ、週代わりのプレートメニューに、サラダとドリンクが付いて1,000円から提供されている。味、ボリュームともに申し分なく、割高な広尾エリアにある穴場のランチスポットだ。ディナーは豊富なメキシコの郷土料理メニューのほか、種類豊富な良質なテキーラもそろう。 

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レストラン, メキシコ料理

テピート

icon-location-pin 下北沢

メキシコ料理の巨匠であるシェフ、ガブリエルが腕を振るうメキシコ料理店。メニューにはメキシコの家庭料理など、日本ではなかなかお目にかかれない『サボテンのステーキ』などの料理も。日によっては、『ロス・コンパニェロス』『ジョエル』などのメキシコ音楽をライブで聴くこともできる(ミュージックチャージが別途必要)。

レストラン, メキシコ料理

エルカラコル

icon-location-pin 四谷三丁目

四谷三丁目駅にある、メキシコ好き夫婦が運営する全18席のメキシカンバル。客席中央に置かれた大きなサボテンやメキシコ直輸入の色鮮やかなインテリアに迎えられ、店を訪れるだけで気分が上がる。 メキシコ本国のタケリア(タコススタンド)の味を再現した『屋台風タコス』や、日本ではあまり知られていない牛もつ煮込み『メヌード』などを、テキーラやメキシコ産ラム、メスカル(メキシコの蒸留酒)、トロピカルカクテルとともに提供。

トウモロコシ豆で作る本格的な『マイストルティーヤ』は、現地で調達した専用のプレス機で毎日手焼きしている。陽気なオーナーが話すメキシコでのユニークな体験談も楽しく、ディナー後もつい長居してしまいそうになる。

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レストラン, メキシコ料理

ロス タコス アスーレス

icon-location-pin 三軒茶屋

三軒茶屋駅にあるメキシコ料理店。南米と聞いてイメージするようなにぎやかなムードと少し異なり、店内はシックな青を基調とした大人のカフェのような雰囲気だ。 同店の目玉はなんといってもタコスメニュー。トルティーヤ生地を手作りしているのはもちろん、生地に使う粉も、原料のトウモロコシからメキシコ原産の在来品種のものにこだわり、メキシコから輸入し店内の臼でひいて自家製粉している。

その自家製トルティーヤで作るタコスメニューは『アボカド』『フリホーレス』(北海道産とら豆のタコス)、『サボテンと桜海老』『鶏肉とモレベルデ』(モレベルデはカボチャの種の意味)など10種類以上。

近隣の住民やカップル、ファミリー客などが通い、ピークを外した時間でも客が絶えない。基本はディナーのみ営業、予約は不可(ディナーのコースの場合予約可)。

テキスト:浅野陽子(フードライター)

メキシコ雑貨を手に入れるなら……

ショッピング

ニフニファ

icon-location-pin 下北沢

下北沢駅にあるメキシコ雑貨の店、ニフニファ(nifunifa)。サロンのような空間に、グアダルーペマリア(聖母マリア)やカラベラなどをモチーフとするアクセサリー、キーホルダー、ポーチ、キャンドル、人形など、個性的なアイテムを取りそろえる。「死の聖人」サンタ・ムエルテや、「麻薬聖人」とも呼ばれるヘスス・マルベルデなど、メキシコの「民間信仰の聖人」にまつわるグッズも多く、オーナーならではのセレクトが面白い。

現地のパーツを使ったペンダントや、刺しゅう入りシャツといったオリジナルアイテムにも独自のセンスが感じられ、男女問わず楽しめるラインナップとなっている。 

ショッピング

ラブラバ

icon-location-pin 吉祥寺

メキシコのフォークアートとクラフトの専門店、ラブラバ(LABRAVA)。木彫り、陶芸、織物など職人が一つ一つ丁寧に作ったものを買い付け、販売している。伝統のあるものもないものもあるが、「見てなにかを感じとれる作品個々の力」を大切にセレクトしている。大胆であったり、繊細であったり、その美しい手仕事には思わず見とれてしまう。 

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ショッピング

キオスコ

icon-location-pin 高円寺

店内に足を踏み入れるとアーケードゲーム筐体(きょうたい)が出迎える。ゲームセンターではない。子どもも大人も等しく楽しむことができる雑貨屋だ。メキシコのキッチュなおもちゃに目を向け、80’sのヴィンテージアイテムから、現行の輸入品まで多種多様な雑貨や玩具を中心に、オリジナルブランドの洋服や日用品が並んでいる。いずれも遊び心に満ちた一癖あるアイテムばかりだ。「ニッチでコアな趣味を分かり合える場所になれば」という思いで当店を作ったという店主のこだわりを凝縮したワンダーランドで、童心に立ち返るアイテムをゲットしてみてはいかがだろう。

メスカルを味わうなら……

バー

六本木 アガヴェ

icon-location-pin 六本木

オレンジ色の石垣からスニフターやサングリータに至るまで、アガヴェ(Agave)は正に高級なメキシコの酒場を思わせる。しかし、本場らしからぬ点をあげるとすれば、テキーラやメスカルの400本にも及ぶ品揃えとその値段だろう。シングルで800円から、高いものだと驚愕の9,400円もする。客がテキーラを一気飲みせずに時間をかけて飲むのも、六本木ではこの店ぐらいだろう。  関連記事『六本木でしかできない101のこと』

バー, カクテルバー

バー スパイキュール

icon-location-pin 六本木

1995年から続く麻布十番の大人が気軽に立ち寄れる上質なバー。創業当初はフレッシュフルーツを使用したカクテルやウイスキーがメインだったが、オーナーのTETSUが2017年にメキシコの蒸留酒メスカルと運命的に出会い、都内でも有数のメスカルバーへと変身を遂げた。 ここで飲むべきカクテルはマルガリータをテキーラではなくメスカルで作った「メスカリータ」。その豊かな香りと飲みやすさに驚くことだろう。そして、こだわりの配合で作り上げられたオーナーオリジナルのサングリータ(さまざまなスパイスとミックスしたトマトジュース)は冷製スープのようなしっかりとした味で、これをビールと割った「ミチェラーダ」やメスカルと割った「ブラッディエリクサー」は絶品だ。 もともとサングリータはストレートでメスカルを飲むときの伝統的なチェイサーとして親しまれているので、そのままでも抜群。情熱的で陽気なオーナーが温かくもてなしてくれるこの場所に来れば、帰る頃にはあなたも元気なラテン気分になっているはず。

異空間に行ってみたいなら……

レストラン

東京、奇妙なレストラン13選

無数のレストランが存在する都市、東京。世界と比較しても多くのミシュランスターを有し、外食時にマズい食事に遭遇する確率は低い。ほとんどの店は品質、そつのないサービス、新鮮な季節の食材で張り合っているが、東京にあるいくつかのレストランは、そこから大分逸れた異なる路線を進んでいる。好奇心とクレイジーの路線である。正直な所、街中をしらみつぶしに調査をしたわけではなが、一風変わったフードやドリンク、サービスを提供するレストランを厳選して10軒を紹介しよう。

レストラン

東京、走らない列車レストラン5選

東京には、コンセプトが強烈なバーや奇妙なレストランなど、店主のこだわりと個性あふれる様々な店がある。ここでは、「列車」をテーマとする店を紹介したい。北斗星の車両を改造したレストランや、オリエント急行でシェフを務めていた店主の料理が楽しめる名店、まるで電車の中にいるような内装のバーなどだ。ゴールデンウイークに旅気分を味わいたいのなら、列車レストランで過ごしてみるのもいいかもしれない。

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レストラン

東京、隠れ家すぎる店5選

外出するならトキメキや驚きがほしい。そんな気分なら、異次元への扉を開いてしまうというのもいいかもしれない。ここでは不思議な世界にいざなってくれる、変わった入り口の店を紹介する。外観はタバコ屋だが実はカレー店、冷蔵庫のドアから入店するホルモン屋などだ。「ただ入り口が変わっている」というだけではなく、勇気を出して扉を開ければ、どの店も味や内容も素晴らしい人気店であることが判明した。見つけづらさの難易度も参考に、トキメキ体験をしてほしい。 

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