東京、舌がしびれるピリ辛アジア麺6選

担々麺、ビビン麺、カオソーイなど……東京で食べられるアジア発の辛い麺

ヒロオハシヅメ
作成者: Yoko Asano |
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テキスト:浅野陽子(フードライター)

カレンダー上は夏の盛りをとっくに過ぎ、秋に入りつつある東京。しかし気温30度を超える日も続き、なかなか暑さが止まらない。ならば夏気分を味わい尽くすべく、辛い食べもので思いっきり汗をかいてはどうだろう。

辛くておいしいものは無数にあるが、手軽なのは万人好みの辛い麺料理。日本のラーメンをあえて除外し、アジアの麺にしぼったら、すべり込みの夏休み感も合わせてさらに楽しめるかもしれない。東京ではアジアだけでも、さまざまな辛い麺が食べられる。中国の四川省発祥だが、日本オリジナルに進化した各種担々麺、唐辛子をたっぷり使った韓国のビビン麺、カレー風味のタイのカオソーイなど……。舌をビリビリしびらせ、汗を流して令和元年の夏を締めてみては。

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TimeOutTokyo
レストラン, 中華料理

広尾はしづめ

icon-location-pin 広尾

広尾駅から徒歩2分の場所にある大人気の中華料理店。麺料理が目玉で、製麺会社社長兼ヌードルアーティストの橋爪利幸(はしづめ・としゆき)がプロデュースする。日替わりの麺メニューと6種の麺(特製冷し麺、赤野菜、ひすい、中華、ごぼう、山椒)をそれぞれ選ぶシステムだ。 『粗挽き肉味噌の担々麺』は人気メニューで、店推奨の麺は『ごぼう』、または辛いものが好きな人には『山椒』を勧めている。ゴマの風味がきいた濃厚なスープと甘みそが絡んだひき肉、どっさりと乗ったパクチーの風味が絶妙に合う。麺と具材、スープのボリュームもちょうどよく、夢中で食べるうちに背中から汗が流れてくる。 麺のほか春巻きや魚のカルパッチョのような創作一品料理もあり、ランチは麺をメインで、夜は価格別のコース二種を提供し、締めに麺が食べられる。カウンター割烹のようなシックな店内も居心地が良く、女性同士や接待などの利用にもぴったりだ。

レストラン, 韓国料理

妻家房 四谷本店

icon-location-pin 四谷三丁目

四谷三丁目駅を降りてすぐの、一軒家の韓国料理店。1階が韓国食材のショップ、2、3階がレストランになっている。 日本人好みに寄らない、本場の味を再現した味わいは都内在住の韓国人に熱烈に支持されている。店内の半数以上が韓国の客で占める日も多い。 一味唐辛子と砂糖、しょうゆ、ニンニクをブレンドした唐辛子ソースを絡めて食べる「ビビン麺」ははハマる味だ。最初の一口は甘みがあるが、食べ進めていくうちに額から汗が噴き出してくる。冷たい麺だが一年を通して注文できるので、辛いもの好きは試してみては。

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レストラン, タイ料理

バンコクスパイス 新宿店

icon-location-pin 新宿

新宿西口近くにあるタイ料理専門店。電気街の雑踏を抜けると、突如雰囲気のある店が現れて驚く。『トムヤンクン』をはじめ、『ソムタムタイ』(青パパイヤのサラダ)、タイスキなどのタイ料理の伝統メニューが一通り食べられる。 麺料理も充実しているが、タイの辛い麺『カオソーイ』(ココナッツカレーヌードル)が人気。ココナッツミルクを使ったカレー味のスープに鶏肉やパクチーなどの具材がたっぷり入っている。スープは辛いが最初の口当たりはミルキー。不思議なバランスで、食べるほどクセになってしまう。トッピングの揚げ麺と、スープに沈んだ汁麺との食感の違いも楽しい。 「タイ本場の味を再現する店」としてタイ国商務省から正式認定を受けている。タイ料理好きは知っておきたい店の一つだ。

レストラン, ベトナム料理

コムフォー 日本橋高島屋S.C.店

icon-location-pin 日本橋

日本橋高島屋S.C.の新館地下1階にあるベトナムフォーの専門店。 国産の野菜と化学調味料不使用のスープ、グルテンフリーの生米麺を使ったフォーが女性の一人客に大人気。『鶏のフォー』『パクチーまぜフォー』など定番フォーのほか、各店限定の味があり、日本橋店では『辛さを選べるスパイシーフォー』(860円)を提供。1〜3辛まで選べて、麻辣(マーラー)風味のきいた『2辛』が最も注文が多い。2辛でも舌と喉にピリピリくる辛さだが、コクのあるスープが止まらず、咳き込みながらもつい食べ進んでしまう。客席にある食べ放題のパクチー、モヤシのセットも満足感がある。女性が一人で気ままに食事をしたいときにぴったりだ。テイクアウトも可能で、夕飯用に持ち帰り、温め直して食べる女性客も多いとのこと。 

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レストラン, 中華料理

陳麻家 西新宿店

icon-location-pin 新宿

新宿駅西口の電気街すぐ近くにある、中華料理チェーンの新宿店。陳麻家(チンマーヤ)と読む。『陳麻飯』(麻婆豆腐かけご飯)と担々麺が売りで、どちらも本場の四川山椒が使われており、舌にビリビリくる深い辛味が楽しめる。 『担々麺』はサイズ(並800円、大盛り900円、ハーフ480円)と、辛さ(辛さが苦手な人向けの『半辛』から超激辛の『3辛』)を好みで選べる。最もスタンダードな辛さの『標準』でも、食べ進むうちに頭や背中から汗が噴き出してくるが、スープは見た目ほど濃厚すぎず、トッピングの甘口のひき肉と合わせて食べやすい。日本人が担々麺と聞いて想像する通りの、万人向きの食べ飽きない味だ。 一人客が多く、提供までのスピードも早い。気軽に四川風味の辛い麺や飯を食べたいときに使い勝手の良い店だ。 

レストラン, 中華料理

蒼龍唐玉堂 吉祥寺店

icon-location-pin 吉祥寺

東急百貨店 吉祥寺店とコピス吉祥寺のすぐ近くにある担々麺専門店。 『牛バラ担々麺』『黒胡麻担々麺』『白胡麻担々麺』『超辣(ちょうらー)担々麺』など、様々なバリエーションの担々麺と、餃子や炒飯、炒め物などが食べられる。ビリビリした辛さと、トマトのフルーティーな甘みと酸味を感じ、一度食べると病みつきになる『赤トマト担々麺』が特におすすめだ。店もモダンで清潔感があり、女性の一人客や子連れでも入りやすい。

ライタープロフィール

Yoko Asano

フードライター。食限定の取材歴20年、『dancyu』『おとなの週末』『ELLE a table(現・ELLE gourmet)』『AERA』『日経MJ』『近代食堂』など食の専門誌を中心に、レストランや料理人への取材多数。テレビのグルメ番組への出演実績もある。『NIKKEI STYLE』(日本経済新聞社)の人気コーナー『話題のこの店この味』で毎月コラム連載中。

東京の麺を食べ尽くそう

レストラン, 日本料理

東京、激辛ラーメン2018

国民食とも言えるラーメン。昨今、様々な味やスタイルがある中で、灼熱の夏でも極寒の冬でも異様に欲してしまうのが激辛ラーメンではなかろうか。今回は特に「口から火を吹く熱さ」をもたらしてくれる激辛ラーメンを厳選し、紹介しよう。チェーン展開で人気の老舗店から話題のニューフェイスまで。胃腸と翌日の代謝管理に気をつけつつ、ぜひ各店の辛さと接してほしい。

レストラン, ラーメン

東京、ベストラーメン2018

2019年も、進化が止まらない東京のラーメンシーン。今年は特に、注目の新店が次々とオープンした「当たり年」だとも言われている。毎年恒例の人気企画、「タイムアウト東京」が選ぶその年のベストラーメン。今年は、鴨肉や貝、エビなどの一風変わった具材が光るラーメン店から、定番の担々麺まで、バラエティ豊かな顔ぶれが揃った。中でも躍進が目立ったのは、麺にもこだわりを詰め込んだ、手打ち麺の店。本特集でも、3軒を掲載しているので、訪問した際は、もっちりとした手打ちならでは食感を、ぜひ味わってほしい。そのほか、麻婆麺や、担々麺などのスパイス系ラーメンも、昨年に引き続き大好評。今年開店した人気店の中でも、3軒を厳選した。 ラーメンハンターが選ぶ、今年注目の20軒。オープンから数ヶ月を経ても、行列必至の強豪店もたっぷり含まれている。ぜひチェックを。

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レストラン

東京、讃岐うどん15選

1960年代からの幾度かのブームを経て、讃岐うどんは今やうどんの代表格といえる存在に成長した。東京でもセルフ式のチェーン店が増え、どこでも讃岐うどんが食べられる。もちろん、本場の味を知る香川出身者やうどん通が「讃岐うどん」と認めるかは別の話だが、そんな彼らをもうならせる名店が、東京には確かに存在する。香川には、うどん店が800店以上あるともいわれる。讃岐うどんに何を求めるかも人それぞれだ。 ここでは本場の名店の味をストイックに追求する店から、関東風との融合に挑戦する店まで、個性豊かな15軒を紹介。「いかに本場に近いか」ではなく、「おいしいかどうか」の基準でセレクトしているので、賛否はあるかもしれないが、このガイドをもとにうどん愛を語り合ってほしい。 

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