タイムアウト東京 > フード&ドリンク >東京、ベストブランチ12選
ミシュラン星付きの店が世界一多い街でもある東京には、約15万軒のレストランがある。しかし今まで朝食と昼食を兼ね備えた「ブランチ」のシーンはそこまで注目されることがなかった。ここでは、ワッフルやパンケーキ、サンドイッチ、好みに沿って調理された卵料理など、遅く起きた朝に楽しみたい注目のブランチスポットを紹介する。
※新型コロナウイルスの影響で営業時間に変動があるため、公式ウェブサイトで最新情報を確認してほしい
外苑前、ワタリウム美術館そばにあるレストラン。「朝ごはんを通して世界を知る」をコンセプトに、夜まで朝ごはんが楽しめる。
メニューは、2カ月ごとに変わる各国の伝統的な朝ごはんと、定番のイングリッシュブレックファスト、季節の果物を豊富に使ったミューズリーの三つ。世界各地のビールなど、ドリンクメニューも充実している。
アトランタ出身の夫妻が2015年に麻布十番にオープンしたこの人気レストランは、アメリカ南部とケイジャン料理の専門店。アメリカ南部出身かどうかにかかわらず、店内に一歩足を踏み入れれば、すぐにくつろぐことができる。
朝食とブランチには豊富な種類のワッフルやサンドイッチがおすすめ。アメリカ式にたっぷり食べたいという人はプレートメニューを頼むといい。人気なのは間違いなくフライドチキンとワッフルのプレート。甘くてスパイシーなソースと提供されるケイジャンのソフトシェルクラブも見過ごせない。
ベジタリアン向けのメニューも豊富で、店の定番料理であるプルポークをアレンジした湯豆腐、マッシュルーム、グリッツのスライダーなどがある。
エッグスンシングスは1974年にハワイにオープンした人気チェーン店だ。銀座店の店内はクラシックハワイアンをイメージした落ち着いた雰囲気。
見た目もキュートなパンケーキやワッフル、オムレツやクレープなどの朝食メニューが定番だが、ボリューム感のあるグランドメニューのほか、17時以降のディナータイムにはハワイが感じられるロコフードなどを提供している。
カビは目黒通り沿いにある北欧スタイルのレストラン。デンマークやメルボルンなどで修行を積んできた若手シェフとソムリエが、2017年にオープンさせた。
日本の食材を中心に使用し、それを北欧風のアレンジをしているのがこの店のポイントだ(北欧風の調理とは主に漬物と発酵のこと)。冬が長いデンマークで発達した食料保存技術がカビのメニューにも生かされている。
現在カビではブランチのメニューを展開中だ。ほうれん草のカレーや、パンや野菜たっぷりのスープ、サラダのセットメニューなど、ヘルシーな料理を提供している。甘いものが食べたい人は、季節のフルーツを使った出来たてのクレープがおすすめ。
※ブランチの営業時間は変動があるため、詳細は公式ウェブサイトで確認してほしい
2008年にメルボルンに開店したチビ(CIBI)は、地元のメルボルン市民に和食の朝ご飯を提供する人気店。その逆のコンセプトを掲げてオープンしたのがチビ 東京店だ。歴史ある谷中地区にある倉庫を改装した広々とした店内には、メルボルンのアンティーク家具が並び、その周りには日本の手工芸品が置かれる。
同店で楽しめるブランチは、オージースタイルのアボカドトーストやさまざまなサンドイッチ。オーストラリアのカフェシーンには欠かせないフラットホワイトも一緒に注文するといいだろう。アボカドトーストにはパセリ、ピンクペッパーコーン、レモンのほか、ソフトボイルドエッグ、ケッパー、ロケットをトッピングすることが可能だ。
オープンキッチンで焼くサワードゥやマフィン、ケーキの香りがアットホームな雰囲気を醸し出しており、下町にいながらもメルボルンを訪れたような気分になる。
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