一由そば
Photo: Aya Ueno
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東京、立ち食い年越しそば5選

初詣前に立ち寄りたい夜中まで営業する東京の立ち食いそば

Kaoru Hoshino
テキスト: Aya Ueno
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テキスト:Aya Ueno

一年の締めくくりに食べたい、日本の風習「年越しそば」。厄を切り、長寿を願うこの習慣は、江戸時代から続くとされている。

本記事では、立ち食いそばの激戦区・東京で、深夜まで営業する名店をピックアップした。除夜の鐘や、初詣へ向かう途中に立ち寄って、2025年最後にすすりたい一杯を紹介する。

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  • 渋谷

「金王八幡宮」まで徒歩11分

2024年の9月に渋谷・宮益坂エリアのオフィスビルにオープンした、京都の進化系そば屋スバ(SUBA)、自由が丘や神宮前のワインショップ「ウィルトス(VIRTUS)」の複合店舗、「ブイエス(VS)」。

「名物!肉そば温泉玉子(1,500円、以下全て税込)」といった、スバでもおなじみの定番メニューをはじめ、人気レストランとのコラボレーションメニューや、スパイスやオイルを取り入れたエスニックな要素のある一杯など、店内で楽しめるワインやビールにも相性抜群な創作メニューも積極的に展開している。

31日には、「名物!肉そば温泉玉子」の他、「九十九里産ハマグリ」(1,800円)「秋田県産三関せりと揚げ餅 唐千寿からすみ風」(1,800円)「牛すじぼっかけ温泉玉子 紅しょうがペースト」(1,500円)といった、一日限りの特別メニューが楽しめる。

大晦日は25時頃の除夜の鐘が鳴り終わるまで営業予定。2階のワインバーも通常営業しているため、初詣の前に一年の思いに耽るのにもふさわしい一軒だろう。

  • 日暮里

「諏方神社」まで徒歩9分

立ち食いそば好きには言わずと知れた名店「一由そば」。24時間営業、しかも深夜・早朝を問わず行列が絶えない、東京屈指の実力派だ。

そばかうどんを選べ、トッピングは20種類以上。組み合わせのバラエティーに富んだ同店で、年越しそばとしてぜひおすすめしたいのが、「太麺+ゲソ天」(560円)だ。

店内は、レジ・天ぷら・そば打ちのわずか3人で回す見事なオペレーション。オーダーが入ると同時に、レジ担当がそばを湯がき始め、提供までにかかった時間はわずか38秒。湯気を立てた並々の一杯を両手に受け取り、いざ実食となる。

通常の何倍もある極太麺は、田舎そばを思わせる強いコシがありながら、決してうどんでは代替できない、そばならではの喉越しや食感。濃いめのつゆともしっかり絡み、ここでしか味わえない一杯に仕上がっている。

丼に豪快に盛られたゲソ天は、揚げたてサクサクの衣と、プリッとした弾力のある歯応えが印象的。食べ進めるうちに衣がほどけ、つゆの表面に油が艶やかに広がっていく。なお、麺やトッピングは小盛りやハーフにも対応しており、夜食としての罪悪感を軽減できるのもうれしいポイントだ。

一杯すすれば、ひと足先に正月を迎えたような、なんとも贅沢な気分に包まれる。遠方からでも、何度でも足を運びたくなる、まさにここでしか食べられない絶品だ。

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  • 新宿

「花園神社」まで徒歩8分

立ち食いそばには珍しい、店先に設えられたショーケースが目印の「信州屋 新宿南口店」。ショーケースに並ぶそばや丼もののサンプルは、どこか懐かしい気持ちを誘い、気づけばそのまま吸い込まれてしまいそうになる。

広々とした店内には券売機がなく、スタッフに直接オーダーするスタイル。丁寧でありながら、注文からわずか2〜3分とスピーディーに提供される接客も印象的だ。

人気メニューは、定番の「かき揚げ」(560円、以下全て税込み)。長ネギとニンジンとシンプルな具材を細かく刻み、空気をたっぷり含ませて揚げたかき揚げは、つゆに浸すとほろりと崩れ、油のコクがつゆに溶け込む。この食感があたたかいそばはもちろん、冷たいそばも美味しいと定評がある。

器は、日本ならではの「器を持って食べる」文化を大切にし、手に取ったときの感触まで考えて有田焼の物で揃えている。中国の唐子の絵が描かれた器は、至福の一杯に温かみを添える。

2025年12月29日から31日(水)までの3日間は、限定メニューの「年越しそば」が食べられる。海老天2本に、きぬさや、かまぼこが乗った一杯は780円。通常、海老1本の海老天そばが650円ということを考えても、かなりお得な内容だ。一つ一つのこだわりが込められた温もりをぜひ体感してみては。

  • 新宿

「十二社熊野神社」まで徒歩13分

東京・名古屋のビジネス街を中心に店舗を展開する立ち食いそば店、「よもだそば」。「よもだそば 新宿西口店」は、新宿駅から徒歩7分とアクセスの良さもあり、通勤途中や仕事の合間、出張時の一食まで、幅広いシーンで利用されている。

同店には、2階に製麺所が併設しており、毎日打ち立ての生そばが食べられるのが魅力的。やや太めの麺は、やさしい甘みのある天然出汁のつゆとよく絡む。立ち食いながらもしっかりとしたコシがあり、冬場でも冷やしを選ぶ人が多いという。

そして「よもだそば」といえば、そばに並ぶもう一つの主役が「本格和風インドカレー」。そばつゆを隠し味に、玉ねぎやトマトをじっくり煮込んだコクのある味わいで、しっかりとした辛さもある。

そば店でありながらカレーの評価も高く、過去に「Japanese Curry Award」の受賞歴があるという。そばとカレーをどちらも堪能したいなら、セットメニューがおすすめだ。

12月31日も、通常メニューでの営業を予定。例年、昼どきは混み合うものの、回転が早く、比較的スムーズに入店できるのも立ち食いそば店ならでは。夜まで営業しているため、初詣の前の腹ごしらえにさっと一杯という使い方にも向いている。

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  • 参宮橋

「明治神宮」まで徒歩5分

参宮橋エリアに佇む、立ち飲み居酒屋「寄(よせ)」。店内のグレーを基調とした無機質な佇まいが印象的だ。「寄せ」のロゴがインパクトのある暖簾(のれん)を正面に、大きなコの字型のカウンターで角打ちスタイルで食事が楽しめる。

ここでは、クリエーティブディレクターの南貴之が、ジャンルやキャラクターの枠を超えて全国からキュレーションした「あの店のあの一皿」とともに、厳選されたナチュラルワインやビール、日本酒などの多様な酒が堪能できる。料理と酒、それぞれが主張しながらも、自然と寄り添うように設計されているのが印象的だ。

なかでも名物として知られるのが、行列の絶えない京都の進化系そば屋「すば(suba)」のそば。「ホルモン油カスと九条ネギ」「海苔たぬき」といったコラボレーションメニューを含め、季節の素材を生かしたメニューが常時12種程並ぶ。

輪郭のやわらかなだしが、ふんわりとそば粉の香りが立つ細麺を、主張しすぎることなくやさしく引き立てる。具材と合わさるからこそ調和する、まるでアートのように美しい一杯は、日本食の枠を超えてエスニックや洋の要素も感じさせ、そばの可能性をぐんと広げている。

なお、同店にはファッションブランド「Graphpaper」や、アートブックやレコードなど幅広く扱う「Vektor shop®」が併設。食・酒・音楽・ファッションといったカルチャーが自然に交差し、食好き、酒好き、音楽好き、ファッション好き——あらゆる「モノ好き」が一堂に会する、稀有な空間が広がっている。

31日は、18時までの短縮営業。通常通りすばのそばが楽しめるほか、テイクアウトとして生そばとだしをセットにした「年越しすば」も販売される。年の瀬に一杯を味わうもよし、家でゆっくり年越しの準備をするもよし。参宮橋で迎える大晦日に、静かな余韻を添えてくれる一軒だ。

もっと年末年始を楽しみたいなら……

  • Things to do

新年がやってくる!東京では、初日の出から始まり、伝統芸能や初笑い、特別なグルメが楽しめる正月イベントがめじろ押しだ。

本記事では、2026年1月1日(木・祝)から5日(月)に開催されるイベントを10つ紹介。高尾山で過ごす定番の初日の出イベントから、水族館・博物館で味わえるいつもと違う個性的なものまでが揃うので、自分にぴったりのコンテンツを選んで、清々しい気持ちで2026年をスタートしよう。

  • 音楽

2025年から2026年へ。今年の年越しを東京で過ごすなら、ゆっくりと除夜の鐘に耳を澄ませたあと、深夜の街へと繰り出し、クラブミュージックに身を委ねるという選択肢もある。あるいは、カウントダウンをフロアのど真ん中で迎え、その足で初日の出まで走り切るのもいいだろう。

ここでは、24時間レイヴからフェス形式の年越し、世界的DJを迎える一夜限りのパーティまで、異なる音と形で新年を迎えられる音楽イベントを紹介する。

新しい年へと切り替わるエモーショナルな瞬間を、音楽が生み出す一体感とともに迎えてみては。

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  • Things to do

「お金」を嫌いな人が一体、この世にいるだろうか。一攫千金、巨万の富……なんと素敵な言葉だろう。人は金を愛してやまない。当たると評判の宝くじ売り場に毎年できる、長蛇の列を見れば明らかだ。

また「お金に困っていないけれど、もっとあったって悪くない」と余裕ある人も、「今年こそ、金運をつかみたい!」と意気込む人も、新しい年を迎える際、金運アップを神頼みしてみてはいかがだろうか。

  • Things to do

独身たちが夢見ているのは「素敵な異性との出会い」か、それとも「平凡な幸せ」か。 1月20日が「玉の輿の日」と言われていることを知っているだろうか。1905年のこの日、米金融財閥モルガン商会の創立者のおいであるジョージ・モルガンが、祇園で見初めた芸妓(げいこ)のお雪と結婚したことに由来する。

お雪のような玉の輿を願うも、より深き縁を望むも、恋に迷える時には、良縁成就に効くと評判の神社を訪れてみてはどうだろうか。最高の恋愛を手に入れるために、まずは神頼みから始めるとしよう。恋愛に効く神社仏閣を紹介する。

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