櫻井焙茶研究所
Photo: Sakurai
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お茶のスペシャリストと出会える店5選

神楽坂や青山、錦糸町などで究極の一杯を味わう

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タイムアウト東京  Things To Do >お茶のスペシャリストと出会える店5選

茶から立ち上る湯気を吸い込み、一口飲むと心が静かになり、日常の中に瞑想のような時間をもたらしてくれる。茶を飲むことには、喉を潤す以上の意味があるんだと感じることがある。

ここでは、そんな茶を丁寧に味わえる日本茶のスペシャリスト「茶リスタ」(「茶」と「バリスタ」を組み合わせた造語)がいる店をピックアップ。趣向が凝らされた空間で、こだわりの一杯とともに上質で穏やかな時間を過ごしてみては。

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  • カフェ・喫茶店
  • 神楽坂

ヴェールはなれ

神楽坂にある日本茶を織り交ぜたデザートコースの専門店「ヴェール(VERT)」の姉妹店。2024年11月に浅草から旧本店の神楽坂に移転した。

オーナーパティシエは、今はなきアシェットデセールの名店「ジャニス・ウォン(Janice Wong)」や、グラスデザートが人気を誇る野毛の「ラトリエ・ア・マ・ファソン(L'atelier à ma façon)」でのパティシエ経験を持つ、田中俊大。シェフの中西賢志郎も加わり、食事メニューも提供する。「もっと気軽に日本茶に触れてほしい」とアラカルト中心の店を立ち上げた。

メニューは日本茶を軸に、季節のフルーツを使用したパフェが楽しめるほか、不定期開催の料理コース営業(予約制)も行なう。そのほか、予約不要でイノベーティブなスイーツやフード、シングルオリジンの茶を1杯からオーダーできる。

フードと日本茶ペアリングを楽しんでほしい。

  • ティールーム
  • 青山
  • 価格 2/4
  • お勧め

櫻井焙茶研究所

茶道の師範、櫻井真也が所長を務める青山の日本茶専門店。

各地より厳選した日本茶をはじめ、店内でローストしたほうじ茶や、国産の自然素材を組み合わせた四季折々のブレンド茶を用意。とっておきの茶と酒を融合させた茶酒も提供する。

櫻井が、茶房で一杯一杯丁寧に向き合いながら提供する茶の体験は、洗練されたひととき。玉露を最適な温度で淹れるために湯の温度を正確に測り、整然と器から器へと注いでいく。うま味に満ちた至福の一杯を堪能できる。

また、日本中を旅して手に入れているという茶葉は、小さなガラス容器に入れられ、展示されている。和菓子付きの単品メニューもあるが、櫻井の茶の世界をフルで体験したい場合は「お茶のコース」(5,800円)を頼むのが良いだろう。玉露、ブレンド茶、ほうじ茶、抹茶と和菓子が楽しめる。

奥深い日本茶の世界に没入してみては。

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  • カフェ・喫茶店
  • 錦糸町

アンド テイ

2022年3月、錦糸町にオープンした日本茶ミルクティー専門店。オーナーは「マツコの知らない世界」に出演した日本茶バリスタの倉橋佳彦だ。

「日本茶ミルクティー」とは、ほうじ茶ラテや玄米茶ラテのような、日本茶とミルクを混ぜ合わせたドリンクのこと。倉橋が日本全国の茶畑に足を運び厳選した4種類の国産茶葉を使用する。

ミルクティーを注文する場合は、4種類の有機栽培や減農薬の日本茶(玄米茶、ほうじ茶、和紅茶、烏龍茶)と、4種類のプラントミルク(オーツミルク、ソイミルク)から選択する。組み合わせによって香りや口当たりの変化も楽しめる。

このほか、ザクほろ食感で日本茶との相性抜群な「塩こうじスコーン」などのビーガンスイーツも用意。合わせて楽しんでほしい。不定休なので訪れる際は公式SNSなどを事前に確認しよう。

  • ティールーム
  • 浅草

ア ドロップ 蔵前

レトロなウグイスビルの2階にある、お茶専門店兼テイスティングバー「ア ドロップ 蔵前(a drop . kuramae)」。ビンテージの家具と薄暗い照明に囲まれた空間は、まるで秘密の茶室のようだ。

ここでは、日本各地の茶を試飲するワークショップが人気。4種類前後が味わえ、おいしい茶の淹れ方のコツも教えてくれる。

広島県や宮崎県、滋賀県、徳島県などの農家から仕入れた緑茶、紅茶、ほうじ茶、ウーロン茶などが揃う。店内では、ティーバッグやカップ、ポットといった茶器も販売。バーカウンターは4席のみのため、事前予約がおすすめだ。

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  • ティールーム
  • 三軒茶屋

東京茶寮

日本各地から仕入れた単一農園、単一品種の「シングルオリジン煎茶」をハンドドリップで楽しめる日本茶専門店。三軒茶屋に店を構える。

同店では、独自に開発した日本茶専用のドリッパーを用いて茶が入れられているため、日本茶特有の甘みやうま味、渋み、香りが詰まった一杯を堪能することができる。メニューは1煎目を70度、2煎目を80度、3煎目を玄米茶にして味わえる「煎茶2種飲み比べ+お茶菓子」(1,400円)を用意。それぞれの個性や違いも楽しみながら、ほっと一息ついてみるのもよいだろう。

不定期営業で席数も少ないため、事前予約を推奨する。

もっとティータイムを楽しむなら……

  • カフェ・喫茶店

せわしない毎日の中、時には都会の喧騒(けんそう)から離れて自然の中で深呼吸したくなる瞬間はないだろうか。そんな時、豊かな緑を感じることのできる森カフェは、心に余白を作ってくれる。ここでは美しい川を望む絶景カフェから山の麓にある穴場スポットまで、非日常感のある森カフェを紹介しよう。

  • カフェ・喫茶店

東京のコーヒーシーンは、年を追うごとに熱さを増している。スペシャルティコーヒーの文化が広まり、豆を購入して自宅でこだわりのコーヒーを淹れる人が増えるとともに、街には品質の高い一杯を提供する店が続々とオープンしている。

そんなコーヒーカルチャーを牽引(けんいん)しているのは、世界を舞台に活躍するトップバリスタたちだ。今回は、業界の最前線にいる5人のバリスタを紹介する。

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日本で長年愛されてきた伝統的なスイーツである和菓子。どら焼きや大福、饅頭に餅など、数え出したらキリがないほど種類も豊富だ。どれも馴染み深いが、今挙げたものには全てあんこが使われている。魅力的な味わいであることは間違いないようだ。

東京には数多のカフェが存在し、業態もさまざま。その中で、あんこが堪能できる店を厳選した。今から5つ紹介しよう。

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