薬酒バー 三軒茶屋店

東京、薬酒バー5選

恵比寿や新宿、浅草でミステリアスな魅力と味わいを楽しむ

Mari Hiratsuka
テキスト:
Mari Hiratsuka
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夜遊びをしつつも健康に気をつける人が増えたのか、薬酒がじわじわと注目を集めている。薬酒は生薬をそのまま漬け込んだ酒のことで、酒の効用に生薬の薬効が加わることで生薬単体以上のパワーを発揮すると言われている。また、独特の味わいやミステリアスなストーリーも楽しめる薬草酒は、度数の高いスピリッツに様々な薬草を漬け込み、その成分を抽出した酒で、使用するハーブによって様々な効果があるとも言われている。この特集では、薬酒と薬草酒を楽しめるオーセンティックなバーや、路地裏にある小さなバーなどを紹介する。

バー トラム
  • バー
  • カクテルバー
  • 恵比寿
  • 価格 2/4

恵比寿にある、薬草系リキュールとアブサン専門店のバー トラム(Bar Tram)。暗めに落とされた照明の店内には、アーティスティックな空間が広がる。アブサン愛好家のマリリン・マンソンがプロデュースした『マンサン(Mansinthe)』や、1906年に生まれたアメリカアブサンのレシピを再現した『バタフライ(Butterfly)』など、アブサン約70種類、そのほか薬草系リキュールは30~40種類ほど揃う。薬草酒には、ユニークなストーリーをもつリキュールが多く、名前の由来や特徴に耳を傾けながら、ゆっくりと酒を味わうというのも一興。リキュール嫌いであっても、スコッチやバーボンも充実の品揃えのため、心配無用だ。

薬酒バー 三軒茶屋店
  • ナイトライフ
  • 三軒茶屋

三軒茶屋の三角地帯と呼ばれる、小さな飲食店が集まる迷路のような一角にある薬酒バー。緑のライトが灯った小さなドアを目印に細い路地を進もう。扉を開けると、6名ほど座れるカウンターに、ショウガやクコ、レモングラス、ラベンダー、まむしなどを漬けた薬酒がずらりと並んでいる。美容系から、1日の疲れを和らげるものまで、様々な効果が期待できる酒があり、気さくなバーテンダーがその日の体調を聞き、合わせた1杯を作ってくれる。

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イガオ
  • レストラン
  • 広尾

恵比寿の明治通り沿いにあるオリエンタルダイナー。気取らないカジュアルな空間に並ぶ、ローカルアーティストの作品が目を楽しませてくれる。試してほしいのは種類豊富な薬膳酒。ソーダで割れば、清興で癖になるかも。『パクチービーフ丼』や『グリーンカレーパスタの和風仕立て』など、店主の独創性が光るメニューもはずれなし。DJイベントやライブなども不定期に開催している。

  • バー
  • ワイナリーズ
  • 新宿

西新宿の雑居ビルの中にあるベンフィディック。中世スコットランドのウイスキー密造家屋をイメージした店内で、ミステリアスな気分に浸ろう。薬草を使用したカクテルを多く提供しており、カウンターの後ろには、マスターの鹿山博康が育てたハーブやスパイスが入った瓶がずらりと並ぶ。メニューは置いておらず、自分の好みを伝えると、まるで薬剤師のようにカウンターの後ろからハーブを数種類取り出し、気分に合う美味いカクテルを作ってくれる。2017年4月には、同ビルに2店舗目がオープンした。

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  • バー
  • 浅草

浅草の住宅街にある梵字バー。重々しい店構えは、入りづらい雰囲気が漂うが、店内に入って腰を落ち着かせればどこか不思議な居心地の良さがある。世界中から収集した、シーシャのパイプが並ぶシーシャバーなのだが、ハブやコカ、シカの角など珍銘酒や自家製酒を含む種類豊富なドリンクメニューも揃えている。マスターの北華によると、特に貴重なのは、現在は製造が中止されているリキュール『コカ・ブトン(ビンテージ)』。滋養強壮の成分があるコカの葉を漬け込んだ濃厚な甘さが特徴的なリキュールだ。また、別名「眠り草」と呼ばれる睡眠効果のある『クワンソウ ラム』は質の良い眠りが期待できるので最後の一杯に勧めたい。 

秘密のスポットを探検する…

  • Things to do

タイムアウト東京では、今までベストレストランや、ショップを紹介してきたが、東京には秘密にしておきたいとっておきの場所がある。この特集では、隠れ家レストラン、黒湯温泉にストリートアート、バイブバーに深夜のショッピングと、グルメやショッピングから、カルチャーまで、すべてが充実している東京だからこそ見逃していた秘密のスポットを紹介する。

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