ナイトライフ

東京のバー、クラブガイド

今週行くべきパーティー5選
ナイトライフ

今週行くべきパーティー5選

研ぎすまされたダンスミュージックに身を委ねることは、都市生活を有機的に、ストレスフリーなものにするために最も賢くシンプルな方法である。かもしれない。なにはともあれ、フロアの恥とエゴはかき捨てだ。現れては消えて行く音とともに、美しい夜を過ごしてほしい。

東京、麗しきバーテンダーたちの店10選
バー

東京、麗しきバーテンダーたちの店10選

「麗しきバーテンダーたち」も、もはや珍しい時代ではなくなった。バーのカウンターに立つ者は、男性に限る。そんな封建的な時代も、日本では実はほんの10年ほど前までのことだ。かつて女性バーテンダーは稀だった。よってキャリア20年を超える女性は、今でも稀有な存在だ。

東京、オタクが集うバー5選
ナイトライフ

東京、オタクが集うバー5選

タイムアウト東京 > ナイトライフ > 東京、オタクが集うバー5選 東京には様々なマニア向けのバーが点在している。それは、多様で強烈なこだわりを持つ人々がたくさんいるこの街ならではのことだろう。この特集では、ゲーム、鉄道、怪獣、科学、アニメと、5つのジャンルに分け、怪獣に埋め尽くされた中野の大怪獣サロンや、四谷・荒木町のサイエンスバーINCUBATORなど、ユニークで初心者でも楽しめるオタク行きつけのバーを紹介する。

東京で行くべきミュージックバー&レストラン
音楽

東京で行くべきミュージックバー&レストラン

タイムアウト東京 > 音楽 >東京で音楽を楽しむ55のこと>東京で行くべきミュージックバー&レストラン 名盤に耳を傾けながらの飲み干す一杯しかり、はるか異国の音楽に耳を澄ませながら味わう現地の食しかり。そんな、頭も体も溶けてしまいそうな贅沢な時間を提供してくれるのが、ミュージックバーやレストランの醍醐味だ。音楽を肴に客たちとの会話を楽しむも良し、本場の雰囲気を耳と舌で味わうも良し。様々な新しい出会いが待っているはずだ。

東京、ベスト バー

バー九献
バー

バー九献

高級ホテルが数多く集まる新宿において、ホテルサンルートプラザ新宿は少々目立たない存在ではあるが、2階にあるバー九献(クコン)は、ホテル宿泊者ならずとも訪れる価値がある。照明が落とされ、落ち着いた木目調のインテリアの同店では、17時から19時30分のあいだにおこなわれるこのハッピーアワーが開催されるのだ。メニューのワインがグラスで550円からと格安で楽しめる。グラスはもちろん、ボトルも、安い物では半額になるものも。

グランドファーザーズ
バー

グランドファーザーズ

宮益坂より明治通りを原宿方面に徒歩一分、雑居ビルの地下で、40年以上にわたり親しまれてきた老舗ロックバー。70年代~80年代のロック、ソウル、AORを中心に2500枚以上のLPレコードを保有している。バーテンダーがコレクションから選曲した古今の洋楽をきかせてくれる。

バー ア ヴァン タテルヨシノ
バー

バー ア ヴァン タテルヨシノ

東京には他にも有名なホテルバーがあるが、その中でも鈴木隆行に匹敵するバーテンダーは少ないだろう。彼は、毎晩25階のバー『バー ア ヴァン タテルヨシノ』に君臨する、物腰のやわらかなカクテルの魔術師だ。『パークホテル東京』の主役ともいえるこのバーは、大理石で覆われたU字型のバーカウンターに常連が集まる、知られざる隠れ家だ。鈴木とそのスタッフは、100種類もの珍しいカクテルのメニューを生み出した。とはいえ、多くのお客はおすすめを頼んでいる(彼はそれぞれのお客にぴったりの酒を選ぶことに誇りを持っており、「パーフェクト・マティーニ」という本まで書いている)。隣接するバー、『ハイソサイエティ』に向かえば、日本初の公式スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティの支部がある。会員ならば割引価格で100種類以上のシングルカスクのボトルが購入可能だ。

スコティッシュバー バー ハイランダー
バー

スコティッシュバー バー ハイランダー

ホテルオークラ東京の別館1階にあるバー。スコットランドのハイランド地方を象徴する店名が示す通り、200種類のスコッチが揃っている。しかし、日本のホテル御三家、ホテルオークラ東京の実力を甘く見てはいけない。国内の銘柄も常時20種類以上を揃え、ホテルオリジナルのブレンデッドボトルも備える。開業の頃の秘密のウイスキーが隠されているのでは、とストックを尋ねてみるのも良いだろう。なお、2015年は、9月からの別館単独営業に向けた工事期間として、7月1日(水)~8月31日(月)までクローズとなっている。 特集記事 東京、国産ウイスキーを嗜むバー10選

エディターズ・ピック

虎ノ門、シメの麺10選
レストラン

虎ノ門、シメの麺10選

In association with 森ビル ビーチ、祭りに花火、イベント目白押しの季節がやってきた。現在、虎ノ門ヒルズカフェで開催中の本格バーベキューが味わえるビアガーデンも、夏の楽しみとして見逃せない。パーティーの締めくくりに、麺はいかがだろう。以下、虎ノ門エリアに数多ある麺類提供店から、うどん、ラーメンはもちろん、ちゃんぽん、老舗の蕎麦、激辛刀削麺まで、ランチにもシメにも最適な10店を紹介する。窒息しそうな暑さも味方につけ、音を立てて痛快に流し込みたい。

東京のDJ20人が選ぶラーメン店
レストラン

東京のDJ20人が選ぶラーメン店

Text by 高岡謙太郎 クラブ帰りはもちろんのこと、深夜についつい一杯食べたくなるのがラーメン。東京には名店が散らばり、選択肢が無数にある。そこで今回、クラブシーンの第一線で活躍するDJたちに、こだわりの一杯を選盤してもらった。普段は紹介されることのない、DJたちがこよなく愛するラーメンとは?膨大な情報量をディグる術に長けた彼らが、盤を掘るがごとく選んだ珠玉のラーメン店をコメントとともに紹介する。(DJ名:五十音/ABC順)

東京のベストバー20選
バー

東京のベストバー20選

Text by 林バウツキ泰人 関連記事:定番スポットや老舗バー、注目の新店まで、魅力的なミュージックスポットを、店主、スタッフ、常連客がセレクトしたミュージックプレイリストとともに紹介する連載企画『TOKYO MUSIC BOX』

東京、夜景を愛でるバー15選
バー

東京、夜景を愛でるバー15選

Text by たまさぶろ 残業中のオフィスから眺める夜景は時に涙を誘うが、どうせ同じ景色なら、好きな相手とグラスを傾けながら眺めたい。東京には、仕事など忘れて堪能すべき、美しい夜景がそこら中に広がっているのだ。 輝く高層ビルを後ろ盾にすれば、キザな台詞も少しは様になる。ここでは、東京の夜道を知り尽くすフードライター、たまさぶろが、夜景を愛でるバー15軒を厳選して紹介する。 ここぞという時の2軒目に、さらっとエスコートできるのが大人の証。ブックマークに加えておこう。

東京、ブルワリーパブ10選
バー

東京、ブルワリーパブ10選

クラフトビール人気が高まり、最近では大手メーカーが次々と参入したことでコンビニの棚でも高品質なオリジナルビールが多く並ぶようになった。ビール業界においても本物志向の潮流は大きくなる一方というわけだ。  クラフトビールでビールの美味しさに目覚めた人におすすめしたいのが、本記事で紹介するブルワリーパブである。ビール愛好家の終着点ともいえるブルワリーパブとはなにか。端的に言えばビールの醸造と提供を同じ場所で行っていること。つまり、品質の劣化が最小限に抑えられたフレッシュなビールが楽しめるのだ。これこそがブルワリーパブ最大の魅力。その店の醸造のローテーション次第で、オリジナルビールが登場したり、エールやピルスナー、スタウトなど、様々なタップメニューが楽しめるのもこの形態ならでは。また、味だけでなく、むき出しの醸造タンクが堂々と鎮座する重厚な光景も醍醐味だ。ここでは、年々軒数が増えつつあるブルワリーパブを、都内と東京近郊からセレクトして紹介。知れば知るほど深みにはまる、ディープなビアワールドに案内する。

インタビュー:ブルボンヌとエスムラルダ
LGBT

インタビュー:ブルボンヌとエスムラルダ

※2014年12月発行『タイムアウト東京マガジン5号(英語版)』に掲載した日本語翻訳記事を転載 近年、日本のテレビのバラエティ番組では、「女装」タレントを非常によく見かけるようになった。日本の芸能界においては、「オネエ系」と呼ばれ、1つのジャンルを築き上げるほどの人気となっている。 セクシャルマイノリティへの極度の差別を目にすることは比較的少ない一方、まだまだ偏見が根強く残り、同性愛を公言する芸能人や政治家、実業家なども極端に少ない日本において、「女装」だけが熱烈な歓迎を受けているのはなぜだろうか。 現在、女装タレントとして活躍する人物の多くは、日本屈指のゲイタウン、新宿二丁目のバーやクラブで開催される、ドラァグショーをはじめとした女装パフォーマンスをその出自としている。ブルボンヌとエスムラルダは、二丁目での女装パフォーマンスをはじめて20周年を迎えた、シーンを代表するパフォーマーだ。ライターとしても多方面で活躍するブルボンヌは、女装パフォーマンス集団の結成やゲイ雑誌の編集を経験した後、女装キャストが日替わりで働くミックスバーCampy! barを手がけるなど、つねに女装シーンの最先端を進む人物。エスムラルダは、女装とは関係のないテレビドラマの脚本家を本業とするが、吐血を模したショーなどで唯一無二の「ホラー系女装」として親しまれている。そんなブルボンヌとエスムラルダに、東京の女装シーンの変遷と現況について話を聞いた。

ミュージックフリークは集う

CIRCUS Tokyo
クラブ

CIRCUS Tokyo

※2015年10月2日オープン 東京の新たなカルチャー発信地となるエンターテインメントスペースがオープン。クラブ跡地に開店する同店は、ライブハウス、クラブ、展示スペース、バーなど、音楽やアートにまつわる多目的スペースとして様々なイベントを開催する。既に10月のスケジュールが発表されており、DADDY G(MASSIVE ATTACK)やSHING02&SPIN MASTER A-1、Mr.Tiesなどの来日アーティストたちの公演や、Mule musicやPOWWOWによるイベントが決定している。

UNIT
クラブ

UNIT

国内のインディーズロックバンドから、ブロック・パーティやザ・ニュー・マスターサウンズなどの海外有名ミュージシャンまで、ありとあらゆるライブが開催される中規模ライブハウス。週末は有名DJがスピンするClubイベントも開催。

頭バー
バー

頭バー

明治通りは渋谷と恵比寿の中間地点、並木橋の表通りにかまえるDJバー。スニーカーブランド『MAD FOOT』が運営している。元は倉庫スペースだったという2階建ての一戸建てを改装した店内は、1階がDJブースつきのカウンターバー、2階が昔ながらの座敷になっており、渋谷~恵比寿エリアとしては珍しくアンダーグラウンド感溢れるバーになっている。著名ミュージシャンやDJもひっそり集っているようだ。店内から渋谷川を眺めながら、ディープな一晩を。

0 Zero
クラブ

0 Zero

2013年1月に惜しまれつつ閉店したクラブ『LOOP』のメンバーが、青山通りに新たなクラブを立ち上げた。“Back to Basic”をコンセプトに、ダンスミュージック、クラブカルチャーの過去を紐解きつつ、クラブ本来の魅力を追求する同店は、新しいクラブシーンを発信していく場となるだろう。

DOMMUNE
クラブ

DOMMUNE

奇才、宇川直宏が手がけるライブストリーミングスタジオ。2010年3月にスタートし、毎週、金曜と土曜を除いた19時から24時まで、ライブやトークショーがオンエアされる。毎晩数千人の視聴者が集まり、新しいメディアとして注目されている。また、抽選ではあるが、実際にスタジオ内でライブやトークショーを楽しむことも可能だ。DOMMUNEは、「共同体」を意味するCOMMUNE(コミューン)の先を目指し、Cの次のD、というところから名付けられている。 特集記事 東京でしかできない88のこと

オルガンバー
クラブ

オルガンバー

Ballと同じビルにある小箱クラブ。ダンスフロアは小さすぎるが、そこは雰囲気でカバー。ソウル、ジャズ、ボサノバがメインなので、客の年齢層もやや高め。ドリンクは全て700円。

風営法を追う

ダンスフロアに「太陽」は邪魔なのです。
音楽

ダンスフロアに「太陽」は邪魔なのです。

「風俗」とは、ある時代や社会、生活上の習わしやしきたりを指す広範囲な言葉だ。つまり、時とともに変化していくものであり、それを取り締まる風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)は、1948年に風俗営業取締法として制定されてから現在までに30回以上の改正を経ている。「本気で怒っちゃ損する/ドアとか閉めとけきゃバレないさ」とは、ミュージシャンで評論家の近田春夫が1986年に歌った『Hoo!Ei!Ho!』の一節だが、80年代にクラブカルチャーが誕生した日本では、長らくこうしたグレーな営業が常套化してきた。しかし、そうしてなんとなくやりすごしてきた状況が、2010年の大阪アメリカ村での一斉摘発以降、変化し始めた。そして、それまで目を背けてきた問題と正面から向き合うことになったナイトクラブ事業者やDJ、アーティストたちは、改正へ向けて社会運動やロビーイングを開始した。 運動によって初めて事業者同士の連携がうまれ、クラブカルチャーは「大人」への階段を上り始めた。そして、今秋の臨時国会では客にダンスをさせる営業の規制緩和のために、法改正が行われる。現在、その改正案の内容をめぐる議論が行われているという状況だ。 

夜の東京は文化のゆりかごになるか
ナイトライフ

夜の東京は文化のゆりかごになるか

一定の条件を満たすことでナイトクラブの深夜営業が可能になるほか、ダンスホールやダンス教室を規制対象外とする改正風俗営業法が、2015年6月 17日(水)の参議院本会議で可決され、成立した。このニュースは多くの人の関心を集めた一方で、規制緩和に対して反発する声もあり、また、クラブに足を 運ばない人にとっては依然として遠い話題として映っている。1年後の改正法施行は、都市を、街をどう変えていくのか。法改正運動の先頭に立って活動してき た弁護士の斎藤貴弘は、今回の法改正の意義は「クラブのため」だけにとどまらないと話す。その言葉の真意には、旧風営法の規制によって押さえ込まれていた 文化の発展が、はじめて健全に花開くことへの期待があった。      ー今回、改正風営法が成立して、1年後には施行となりますが、施行後は具体的にどのような変化が起こるのでしょうか。 まず、デイイベントが、飲食店としてまったく許可が必要のないかたちでやれるようになりますよね。既に最近は深夜ではなく終電までのイベントが増え てる気がしますし、更に増えていくことになるのではないでしょうか。たとえばこれまでは、深夜前の時間帯だったとしても、ライブハウスでDJを入れたイベ ントをやることも厳密には許可が必要だったわけですが、それも合法になる。そして、深夜営業、24時以降に関しては許可をとれば可能になる。今までの法的 なグレーゾーンがクリアになりコンプライアンスが意識されるような大企業も入ってこれますし、融資も受けられるようになります。 ースポンサーがついてしっかりとお金をかけたイベントが広く可能になるのですね。 そうですね。そのなかで才能のある人がちゃんと育って活躍できるようになればいいですね。今まで本当に音楽が好きな人が、とてもいいコンテンツを作 りながらも小規模に、場合によっては身銭をきってやらなければならない状況もあったように思いますが、風営法改正によって経済的な基盤をもう少ししっかり させる、ひいては豊かな才能を育てていくことができるようになればと思います。 ー今回の改正案の成立にあたって行われた審議においての警察庁担当局長の答弁では、野外のコンサートやフェスに関して、設備を設けて深夜に営業すれば許可が必要、ただし反復継続利用が前提で、年1回、数時間程度の開催であれば規制対象としない、ということでしたが……。 このようなライブコンサート業界のヒアリングなどほとんどなされないまま法改正が進んでしまったという経緯があり、このあたりは施行までの検討課題 として残っています。まさか、このような大型フェスの深夜時間帯を中止に追い込むような状況を作ってしまうということははあり得ないと思いますが、これか ら急いで検討していく必要があります。 ー海外のナイトライフ事情で、なにか参考になるものはありますか? つい先日、アムステルダムのナイトメイヤー(※)のMirik Milanとスカイプ会議をしたんですが、彼曰く、まずナイトクラブやナイトライフという言葉が間違っていると。「ナイトカルチャー」なのだと言ってまし たね。文化的なものという意識が強いわけです。すごく考え方が進んでいて、昼間はビジネスの世界で仕事をして役割を担って、夜はその枠が外れて、自分の好 きなことができるプレイグラウンドになる。そのプレイグラウンドから昼には生まれない文化が生まれて、それが循環して、新しいビジネスに繋がる。その最た るものが、ロンドン五輪の開会式と言っていました。あの煙突を作ったAirwo

安倍総理への要望書にセオ・パリッシュ、ジェフ・ミルズらが署名。永田町にジャズが鳴り響いた夜
ブログ

安倍総理への要望書にセオ・パリッシュ、ジェフ・ミルズらが署名。永田町にジャズが鳴り響いた夜

Originally posted September 22 2014   2014年9月18日(木)、『沖野修也×Zeebra クラブカルチャーを語る』と銘打たれた沖野修也のDJ25周年記念パーティーが、永田町の憲政記念館で行われた。 渋谷の老舗クラブ、THE ROOMのプロデューサーであり、DJとして長年ワールドワイドに活躍してきた沖野修也と、日本で最も著名なラッパーであり、クラブ事業者とアーティストやDJが連携して風営法問題に取り組む『クラブとクラブカルチャーを守る会』の会長も務めるZeebraが風営法改正問題について話し合うこの日。国会議事堂に隣接する憲政記念館を舞台に選んだのは、沖野の胸中にある「自らを含めたDJやアーティスト、ナイトクラブ周辺の人々はこれまで、社会に向けてポジティブな発信を怠ってきたのではないか」という自戒の念からであった。         沖野は、「ナイトクラブにまつまわる報道といえば、有名人が薬物で捕まったとか、そういったマイナスなイメージのものばかり。これからはクラブ側からも積極的に情報を発信して、クラブに対する誤解を解いて行くべき。先ほど、僕が数曲プレイしていましたけれど、これは憲政記念館では初めてのことです。永田町でDJがプレイした記念すべき日です」と語り、また、「DJの地位が他国に比べて低い日本では認識されていないが、DJ KRUSHやサトシ・トミイエといった日本人DJたちは、海外に多くの信奉者を持ち、スポーツ選手並みの知名度と人気がある。クールジャパンと言うなら、アニメやアイドルといった特産品的なものもいいが、こういった世界標準で活躍する人たちこそ、誇るべきかっこいい日本の象徴であり、クラブカルチャーの文化的、経済的価値はもっと評価されなくてならない」と、DJが表現者、アーティストとしてもっと評価されるべきであると主張した。 「DJは、キュレーターとして新しく優れた音楽を最高の形で紹介する重要な存在であることがもっと認識されてほしい」と語る沖野修也         この日、沖野の対談相手として登場したZeebraは、かつてはアジアで唯一のクラブカルチャー発展国だった日本の存在感が、近年薄れてきていると訴えた。「クラブミュージックやヒップホップを文化として発展させ、優れたアーティストを輩出してきた日本の背中を見て勇気づけられたと語るアジアのアーティストは多い。しかし、近年は海外の大物DJやアーティストがアジアツアーを行う際に、上海や韓国では公演しても日本はスルーという状況も起こっている」として、長年ナイトクラブが法的にグレーゾーンで営業することが常套化し、優れた才能を伸ばし支援する受け皿のない日本の環境は改善されるべきであると語った。         この日、イベントの最後に沖野は、安倍晋三首相に宛てたクラブ規制の緩和を求める要望書を発表した。ニューヨーク在住のDJアレックス・フロム・トーキョーと沖野が文案を考え、賛同者を募ったこの要望書には多くの海外の大物DJたちが署名し、近く、国会議員経由で提出される予定であるという。署名には、ジャイルス・ピーターソン、セオ・パリッシュ、ジェフ・ミルズ、ローラン・ガルニエ、ジョー・クラウゼル、DJスピナ、ミロ・ジョンソン、ディミトリ・フロム・パリ、ジョーイ・ネグロ、アレックス・フロム・トーキョー、エディ・ラミッチ、パトリック・フォージといった錚々たる面々が名を連ねている。要望書の全文は下記の通りだ。   安倍

新風営法、結局どうなるの?
音楽

新風営法、結局どうなるの?

タイムアウト東京では2012年当初からナイトクラブと風営法の問題を追ってきたが、同問題についてようやく明るい兆しが見えてきた。  すでに報道されているように、2014年10月24日(金)、政府はナイトクラブを含むダンスをさせる営業への規制を見直す風営法改正案を閣議決定した。 改正案の内容としては、法律から「ダンス」の文言は消え、クラブ営業は店内の明るさや営業時間に応じて、新設の「特定遊興飲食店営業」を含む3つの類型に分けられることになる。 10ルクス(映画館の休憩中の明るさ)以上の照度を満たす場合は「風俗営業」の対象から外し、深夜営業を行わない店、または酒類を提供しない店であれば「飲食店営業」に分類される。同じく10ルクス以上で、深夜営業を行い、かつ酒類を提供する場合は今回新たに設けられた「特定遊興飲食店営業」に分類される。 照度が10ルクスを下回る場合だが、これは「低照度飲食店」に分類され、風俗営業として現行通り規制されることになる。 今回の改正案の内容についてひっかかるのは、前回の特集記事『ダンスフロアに「太陽」は邪魔なのです。』でも取り上げた照度問題や面積要件(※1)などの懸念事項についてだ。規制内容が依然として10ルクスの照度を基準としているなど、一見、問題はそのままのようにも見える。 こうした懸念事項も含め、改正案の具体的な内容や、閣議決定後から実際に法律として施行されるまでの流れ、そしてナイトクラブの未来について、問題の最前線を知る斎藤貴弘弁護士に話を聞いた。

Shing02がメガホン。踊ることへの普遍的な衝動を描くショートムービー「Bustin’」が公開
音楽

Shing02がメガホン。踊ることへの普遍的な衝動を描くショートムービー「Bustin’」が公開

日本を代表する稀代のMC/アーティストであるShing02。昨今の風営法やクラブを取り巻く問題を背景に、彼自らが監督し脚本を書いたショートムービー『Bustin’』が公開された。問題との向き合い方が問われる今だからこそ、ダンスの普遍的な魅力を見つめ直す大きな意義を持ったアート作品だ。 まずは全編を観てもらいたい。 踊りまくる警官とダンサーたち。この映画は、現状を憂い、問題提起を促すものでもなければ、皮肉なメッセージを発するものでもない。まして、権力との対立を描く作品でもない。純粋に良い音楽を聴く喜びや踊ることへの喜びというポジティブなエネルギーに満ちた、22分間のフィクションだ。アンチテーゼでも風刺でもないただのフィクションだからこそ、この物語は私たちを大切な場所へと導く。 2週間で仕上げられたこの作品。撮影を取り仕切ったのは仙田祐一郎。 ダンサーの役者たちには警官たちの突入はあえて知らせていなかった。Shing02は先日来日していた映像作家ヴィンセントムーンと意気投合し、ハプニングによる産物がリアリティを作り出すためにいかに重要か再認識したと言う。 風営法の取り締まりが強化され、クラブ関係者やアーティスト、クラブカルチャーに理解のある議員、弁護士らが規制の緩和や撤廃に向けて様々な活動を行ってきた。そうした取り組みが実を結ぼうとしている局面も訪れている。 しかし見失ってはいけないのは、私たちが目指しているのは敵を倒す事ではないということだ。これから変革を迎えたとしても依然として問われるのはクラブで遊ぶ人々のルール、マナー、モラルへの意識。当事者意識を持つことの重要さは対立構造を描くのでは伝わらない。人々の意識を変えるのはある意味で法律を変えること以上に難しい。 この作品に描かれている動き出したら止まらない音楽とダンスの本能的、生理的な欲求。それらを楽しむ場所、環境はどうやったら維持できるのか、今一度考えてみて欲しい。