1. 渋谷百軒店
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    スナック やわらぎ

渋谷百軒店、夜の散歩ガイド

猥雑さと昭和の香りが残る、渋谷百軒店でアフター5から早朝まで楽しめるスポット

Mari Hiratsuka
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Mari Hiratsuka
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タイムアウト東京 > ナイトライフ> 渋谷百軒店、夜の散歩ガイド

猥雑さと昭和の香りが残る渋谷百軒店は、大人が集う繁華街というイメージをもつ人も多いかもしれない。道玄坂側の入り口にはストリップ劇場や無料案内所が立ち並び、少々近寄りがたい雰囲気を放っている。しかし近年、世代交代した店が増え、新しいカルチャーと昔ながらの老舗が残るユニークなエリアへと進化を遂げつつあるのだ。

そもそも渋谷百軒店は、関東大震災直後に「百貨店」をコンセプトに形成された商店街。その後、1945年の東京大空襲により、街は全焼する。昭和になるとジャズ喫茶やレストラン、テアトルの映画館などが立ち並ぶ飲食街としてにぎわいを取り戻した。ここでは、その名残が感じられる1931(昭和6)年に創業した老舗や、スナックを引き継ぎDJバーとしても営業する店など、アフター5から早朝まで楽しめる百軒店の居酒屋やバー、レストランを紹介する。


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長居したくなる昭和な焼き鳥屋

渋谷百軒店の道玄坂側にある、1973(昭和48)年創業の焼き鳥屋。昭和の雰囲気漂う店構えで、1階はこじんまりとしたカウンター席、2階は座敷になっている。何時間でも飲み続けられそうな居心地の良さがあるが、人気店のため席が空いていても2時間制だ。焼き鳥は全て1皿2本付きで『やき鳥(ネギマ)』(340円)、『つくね』(340円)などが楽しめる。そのほか、『ポテトサラダ』や『マグロ刺身』などのつまみも。平日、週末問わず混み合っているので、予定より早めの時間に行って予約するのがおすすめだ。

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老舗スナックながさきが進化

2019年よりオーナーから店を引き継ぎ、1階はバー、2階はうどん酒場として営業する、スナックながさき。昭和レトロな店内にはポップなアート作品が飾られていたりと、時代をまたいだ、まさに異空間である。DJブースも設置され、週末や連休にはDJが選曲を行っている。チャージ料は500円、ドリンクは650円からと価格も良心的だ。 そして、店の奥にある階段を上ると出現するのが、うどん酒場 萬斎。おばんざいとレアな日本酒、讃岐うどんが楽しめる酒場だ。うどんは定番の『讃岐うどん』から、ユニークな『カルボナーラうどん』までがそろう。日替わりのおばんざいはどれも美味なので、数人で訪れていろいろ注文するのがおすすめだ。 1階との雰囲気の違いがまた面白く、バーと酒場を行き来して楽しんでほしい。

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昭和6年オープン、ジャズなお好み焼き屋

百軒店の奥地にある、老舗お好み焼き屋。店に入ると流れてくるのは、落ち着いたジャズだ。そして、壁を見渡すとジャズミュージシャンの写真が至る所に飾ってあるのが目に留まる。メニューは、焼き肉やお好み焼き、もんじゃ、つまみ類がある。人気メニューで上品な味つけの『もつ煮』は、これまでのイメージを覆す味わい。『お好み焼き』は800円から楽しめる。アルコール類では、焼酎の種類が豊富にそろっており、メニューに「初心者向け」「マイルド」などと書かれているため選びやすい。昔からの常連客が多く、渋谷にいるのを忘れてしまうような落ち着きがある良店だ。

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渋谷で一番入りやすいスナック

スナックというと、一見では入りにくい雰囲気があるが、やわらぎは大きな窓から中の様子を伺うことができ、中を覗くと渋谷らしく若い客が多く入りやすい。ホステスの女性が同じテーブルで酒を作ってくれたり、会話を盛り上げてくれるので、まだ打ち解けていない者同士で行っても楽しめるだろう。料金は女性フリータイム3,000円飲み放題、男性2時間2,700円飲み放題と良心的な価格である。

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外観はタバコ屋だが、実はカレー屋

外観はタバコ屋だが、実はカレー屋のフラヌール。もともとはタバコなどを販売する商店として営業していたのだが、1990年からカレー屋に転身した。看板メニューは『ステーキカレー』(1,400円)。120グラムのステーキが乗った、食べ応えのある逸品だ。ちなみに、ランチタイムには1,150円と少しお得に食べられるのでおすすめ。カレー以外にも、『生姜焼き丼』や『ピラフ』などのメニューもある。

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カジュアルなクラフトビールバー

渋谷のラブホテル街の真ん中にあるビアバー、ミッケラートウキョウ(Mikkeller Tokyo)。ミッケラーは、デンマーククラフトビールの先駆けでもあり、カジュアルでしゃれたビアバーを東京に提案した功労者だ。世界中を旅して本質的なビールの製造手法を研究してきた創設者のミッケル・ボルグは、もともと科学の教師だったというユニークな経歴を持つ。ビールはミッケラーを含め、20種類のタップをキャッシュオンで提供。海外、国内ともに用意されている。

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2018年オープンの本格派レコードバー

クラブとは違うゆったりとしたスタイルで音楽と酒を楽しめる、気取らない雰囲気のミュージックバー。店内に入ると、スナック風のソファー席と巨大なビンテージスピーカーが迎えてくれる。スピーカーは映画館で使われていたというアルテック社製のもので、音が非常に柔らかく、大きい音が鳴っていても会話の邪魔にはならない。元々テクノDJだったという店長が、店内の雰囲気に合わせて昭和歌謡から最新のヒップホップまでと縦横無尽に選曲している。

DJ Bar 東間屋
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上質な音と酒に酔えるナイトスポット

ライブハウスTSUTAYA O-EASTの一角にあったバーの跡地にオープンした、DJバーの東間屋(AZUMAYA)。ハウスやテクノなどのダンスミュージックを中心とした、若手DJが連日プレイしている。バーでは、唎酒師(ききさけし)の資格を有するバーテンダーがセレクトした地酒と、日本のスパイスを使ったカクテルが楽しめるのもユニーク。内装デザインはポストロックバンドtoeのギタリスト、山嵜廣和(やまざき・ひろかず)が担当し、店内に飾られるアートは柏原晋平が手がけている。

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日本料理の板前が作る関西風おでん

ゆったりとした時間が流れる風情のある名店。花街の雰囲気に浸りながら、日本料理の板前が作る関西風おでんや和食、コース割烹に舌鼓が打てる一軒。自慢のおでんは約50種類。昆布と鰹節をだしに使い、味付けは塩と醤油のみと至ってシンプル。だが、具材から出ただしが深い味わいを作り上げる。手作りの練り物が充実している。奥には座敷があり、芸者も呼べる。粋な大人として過ごしたい夜に訪れたい。

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ほぼ朝まで営業する人気のバー

音楽を楽しむ前や、楽しんだ後にもう一杯というときに便利なバーがこの花魁だ。1階はスタンディングバーなので気軽に酒が楽しめ、2階は座席となっておりゆったりと過ごすことができる。店内にはDJブースもあり、人気DJがプレイしていることもしばしば。カルチャーの発信地にあるバーだけに、さまざまな人が集まり毎日盛り上がっている。

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歴史を感じられるロック喫茶

1969年にオープンしたロック喫茶。1970年代にははっぴぃえんどなどがライブをした伝説の場所。今では、風味堂やバンバンバザールがライブを行っている。

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  • カフェ・喫茶店
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  • 価格 1/4

私語厳禁、クラシック音楽の聖地

この穏やかなクラシック音楽の聖地には、教会のような空気が流れている。曲目がリストされたパンフレットが目の前に置かれ、巨大な一対のスピーカーの前に並ぶのは教会のような座席。会話も慎まなければならない。どうしてもというときは、ささやき声で。道玄坂のけばけばしいホテル街の中、堂々とたたずむグレーの歴史を感じさせる建物がそうだ。

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和風で庶民的な定食屋

人気の定食屋とりかつ チキン。メニューは揚げ物が中心で、名物の『とりカツ』、ハムカツやコロッケ、『アジフライ』のほか野菜のフライなどもある。その中から2品を選べば700円、3品選べば850円となる。選ぶのに迷ったら、とりかつ、ハムカツ、コロッケが付いてくる『人気定食』(700円)がオススメだ。ころものサックリとした食感と香ばしい風味と飽きのこないラインナップ。普段使いの店にはピッタリだ。

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有名レゲエアーティストとジャマイカ料理を堪能

レゲエを楽しみながら、ジャマイカ料理が堪能できるレストラン。まるでジャマイカのコテージを思わせる店構えだ。ジャマイカから取り寄せたハーブやスパイスを調合したジャークシーズニングという調味料を使い、本場さながらのドラムグリルの中の炭火で豪快に焼く『ジャークチキン』が自慢。これを自家製パンプキンバーンズでサンドした『ジャークチキンバーガー』はランチタイムにオススメ。

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熟成ラムを使用したジンギスカン専門店

熟成ラムを使用したジンギスカン専門店。同店では、クセのなさを重視して生育期間の短いラム肉を提供するのではなく、羊本来のコクやうま味を存分に楽しむことができるようにと、生後1年未満の仔羊ではあるが20キロから26キロある大きく育った肉付きのよいものが提供される。味が濃く脂の乗り方も非常に良いとされるオーストラリア産の羊肉に限定されているので、ジンギスカン好きはぜひ訪ねてみてはいかがだろう。

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百軒店を見守ってきた重要なスポット

渋谷百軒店のミッケラートウキョウすぐそばにある神社。千代田稲荷神社は江戸城を築城した太田道灌が、当時の千代田城内に勧進した伏見稲荷を1602(慶長7)年に宮益坂へ遷座。関東大震災により渋谷百軒店へ移し再建したという、長きにわたり、百軒店を見守ってきた重要なスポットだ。

夜をもっと楽しむなら……

  • ナイトライフ

新しいものが生まれ続ける街、渋谷。そんな渋谷にはジャンルもさまざまな居酒屋が数多く存在し、店選びに困ってしまうこともあるだろう。ここでは、うまい和食が味わえる店に限定してピックアップ。アーティストが手がける住所非公開の隠れ家や、24時まで麻雀が楽しめるヒップな一軒、外国人の友人に教えたいバイリンガルの接客が魅力の店などを紹介する。

  • ナイトライフ

多種多様な人が集まる東京の夜は、たくさんの選択肢がある。ふと、いい音楽を聴きながら酒を愉しみたいと思った日には、DJバーに行こう。どんな夜を過ごしたいかは人それぞれ。特集では平日もDJがターンテーブルに盤を乗せ、オーディエンスを盛り上げている店や、店主が密かにセレクトする音楽とともにしっとりと飲める店など、渋谷界隈(かいわい)の名店を紹介する。

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早朝から行けるクラブ&DJバー 3選
  • ナイトライフ

クラブイベントは深夜にやるものというのは昔の話で、最近では夕方からスタートして24時ごろに終わるデイタイムのイベントもかなり増えてきている。ここで紹介するのは、主に後者の理由から深夜営業をやめ、デイイベントへのシフトに加えて早朝スタートのモーニングイベントも開催している店だ。

  • レストラン

さまざまな人が行き交う都心の歓楽街、新宿。1960年代から70年代にかけては、ヒッピーや、フォーク・ジャズミュージシャン、演劇人らアングラな文化を愛する若者たちが集い、酒を飲み交わすカウンターカルチャーの聖地でもあった。近年では、思い出横丁やゴールデン街に外国人客が押し寄せ、また違った表情を見せている。ここでは、そんな時代を感じられるチャージフリーのジャズ居酒屋や、三島由紀夫ら文化人も通った老舗、なぜか外国人客でにぎわう店など、予算1,000円から飲める名居酒屋を紹介する。もれなく終電を逃したら、はしごしてディープな新宿の夜を謳歌(おうか)してほしい。

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