Photo: Keisuke Tanigawa
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夜にだけ開店、食品ロスや失業者支援に挑戦するベーカリーとは

毎週木〜土曜、神楽坂のかもめブックスで販売

Kaila Imada
テキスト:
Kaila Imada
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東京には数多くのベーカリーやパティスリーがあるが、夜のパン屋さんのように、食品ロスや失業などの社会問題を解決することを目的とした、特別なパン屋はないだろう。その名の通り、夜のパン屋さんは夜に開店する店で、週3日、午後7時からパンが売り切れるまで営業している。

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夜のパン屋さんは、料理研究家の枝元なほみが「食品ロスに取り組みながら、困っている人を助ける場所を作りたい」という思いで始めたものだ。202010月、神楽坂のかもめブックスの前にパンの屋台を並べて営業を開始した。夜のパン屋さんは、木〜土曜の3日間のみ営業しており、東京近郊の人気ベーカリーから仕入れた、廃棄されてしまうけれどまだ食べられるパンを格安で販売している。

Photo: Keisuke Tanigawa
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現在、夜のパン屋さんと提携しているお店は約14店舗で、定期的に追加されている。ビーバー ブレッド、ラトリエコッコ、ユニバーサル ベイクスアンドカフェ、パン スリール、ピストリナ ディオなど、都内でも有数のベーカリーが参加。夜のパン屋さんで買い物をすれば、普段はなかなか行けないようなパン屋の商品をいろいろと試してみることができるだろう。

Photo: Keisuke Tanigawa
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また、このパン屋ではホームレスや生活保護を受けている人たちが働いており、パンの売り上げの一部が彼らの収入になっている。おいしいパンを食べるだけでなく、夜のパン屋でパンを買うことは、販売者の生活再建や自立を助けることにもつながるのだ。

夜のパン屋さんの詳細はこちら

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