ポーランドのワルシャワにEUで一番高いビルが完成

最上階の53階には展望台を設置

Ed Cunningham
テキスト:
Ed Cunningham
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
広告

ポーランドの首都ワルシャワに、新しい記録破りの超高層ビル「ヴァルソタワー(Varso Tower)」が誕生した。このビルの高さは310メートルで、欧州連合(EU)で最も高いビルとなる。

同ビルが建つのは、ワルシャワの街の中心部、ヤナ・パウラ2世通りとチミエルナ通りの角。デザインは人気建築事務所のフォスター・アンド・パートナーズが担当し、オフィスと商業スペースが共存できるように設計されている。

地上230メートルに位置する最上階の53階には展望台があり、一般の人も訪れることができる。またこの階は、ビル内で最も高い居住フロアにもなっているという。49階には景観の良いテラスバーも近々オープンする予定で、街で「最も高い場所に位置する庭園」も併設される。

さて、我々がこのビルを「EUで最も高い建物」と表現し、「ヨーロッパで最も高い建物」と表現していないことを気付いているだろうか。より高い超高層ビルがモスクワとサンクトペテルブルクにあるため、ヴァルソタワーはヨーロッパ大陸全体で見ると6番目の高さなのだ。ちなみにこれまでは、ロンドンの「ザ・シャード」がこの順位に付いていたが、1フィート(約30メートル)だけ高いヴァルソタワーが追い越した。

ヨーロッパで最も高い建物はサンクトペテルブルクの「ラフタセンター」で、高さは462メートル。この建物にも展望台があるが、今は明白な理由により行きずらいだろう。そうなると、ますますワルシャワのヴァルソタワーを訪れたくなる。展望台については、公式ウェブサイトを見るといい。さあ、今まで見たことのないワルシャワを見る準備をしよう。

関連記事

The EU's tallest building has been completed – and you can go to the top(原文)

ニューヨークに「世界で最も細い超高層ビル」が誕生

東京、ルーフトップガーデン10選

パリ中心部で約50年ぶりに高層ビルが建設

ブルックリンにスーパートール級の超高層ビルが登場

世界の都市が実践するサステナブルな21のこと

東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら  

最新ニュース

    広告