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岩井俊二のアートや八重洲の名店が集結、劇場や国内最大級のバスターミナルも備える

2026年9月10日、八重洲に新複合施設「TOFROM YAESU TOWER」が誕生した。映画監督・岩井俊二が手がけたストーリーを軸に展開するパブリックアートや、地元の老舗や名店が集結した飲食ゾーン、国内最大級のバスターミナル、劇場、江戸時代からの職人文化や歴史をデザインに取り入れた建築など、多彩な見どころを揃える。
アートや食、歴史、エンターテインメント、移動がシームレスにつながるこの複合施設で、八重洲の新しい都市の楽しみ方を紹介しよう。
館内各所には、パブリックアートプロジェクト「TOFROM YAESU TOWER ART:人魚の街」が展開。岩井が「すぐに頭に浮かんだ」という八重洲の街を舞台に書き下ろしたオリジナルストーリーを起点に、8組のアーティストが作品を制作した。
同作は、「100年に一度、人魚が姿を変えながら街に現れ、八重洲という街を見つめる」というストーリー。風を受けてなびくステンレスパネル、オブジェから流れる水音のインスタレーション、降水量データを糸の層で表現した作品など、8つの作品を巡りながら八重洲の歴史と時間の重なりを体感できる。
江戸の城下町から続く歴史を受け継ぐ老舗や、『ミシュランガイド』の星付き店などの新進気鋭の店が一堂に集結。 幕末から続く日本料理「割烹嶋村」、名物ジャンボ餃子の「TaiKouRou TOKYO」、明治時代に創業した「八重洲 日本橋やぶ久」など、八重洲で愛され続ける味が装い新たに再登場する。
2階の「YAESU 東京界」にはミシュランガイドで一ツ星を獲得した天ぷらの名店「天よこた」の新店「天よこた 明日へ」や宗達グループの新店「魚河岸 立ち食い鮨 きいつ」など、名店の新業態も含めた12店が軒を連ねる。
ほかにも、八重洲で創業し、日本茶やウーロン茶など茶の味わいを生かしたカクテルが味わえるバー「Mixology salon(ミクソロジー サロン)」も入居。多彩なジャンルの店が揃い、その日の気分に合わせて店をはしごするのも楽しみだ。
同施設では、八重洲の歴史や都市の記憶をビルに織り込んだ建築や空間デザインが楽しめる。 かつて木工職人が集まった檜物町(ひものちょう)の歴史にちなみ、ヒノキのオリジナル家具や壁面緑化を配置した立体的な吹き抜け空間「檜物町スクエア」や、職人技や廃材を活用した貫通通路など、現代的なビルでありながらどこか江戸を感じられるような趣向が凝らされている。
劇場・カンファレンス施設の「東京建物 ぴあ シアター&カンファレンス」が入居。待望の「東京駅」駅前初の本格的な段床式劇場だ。東京駅直結で、雨の日も濡れずにバスターミナルや駅にアクセスできるため、物語の余韻にもより長く浸っていられるだろう。観劇後は、TOFROM YAESU TOWER内の飲食店やベンチで感想を話し合うのも楽しみだ。
仕事帰りや旅行の合間にも立ち寄りやすく、文化やエンターテインメントをきっかけに人と街がつながる拠点になっている。
地下階には、国内最大級の高速バスターミナル「バスターミナル東京八重洲」が直結。東京駅や「八重洲地下街(ヤエチカ)」から天候を気にせずスムーズにアクセスできる。全国の主要都市や観光地へ向かう高速バスの発着拠点でもあり、アートやグルメを満喫したあと、そのまま次の旅へと出発できるのも大きな魅力だ。
アートに触れ、食を楽しみ、歴史を知り、そして新たな旅へ向かう。多彩な体験が交差する同施設は、八重洲の新たなランドマークとして街の魅力を発信していくだろう。
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