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厳しい寒さが和らぎ始め、季節は少しずつ春へ。コロナ禍前なら花見を目当てに海外から旅行者が訪れるシーズンが近づいてきた。タイムアウト東京（英語版）では「日本への旅行」に関する読者アンケートを2021年12月21日〜2022年1月19日、2月3日〜14日と2回実施。合計1228（前半401、後半827）の回答を得た。対象が当メディアの読者ということもあり、全体的に旅行に関しては前向きな意見が見られた。ここではその回答を紹介しよう。
まず「いつごろ日本に旅行へ行きたいか？」という質問には、「観光客への渡航制限が解除されたらすぐにでも行きたい」が全体の58%を占めた。次いで、「渡航制限が解除されてから数カ月後」（28%）、「渡航予定はない」（2%）という結果に。制限が解除されたらすぐにでも行きたいと考えている読者が圧倒的に多かった。
「日本で一番やりたいこと」に関する質問には、世界有数の美食が集まる国ということが周知されているからか「飲食」が40%と高く、「観光地巡り」（31%）、「自然を満喫する」（17%）といった回答が続く。
「日本に旅行するために、どのような準備をしているか？」という質問には、「やりたいことのリサーチ」（61%）、 「ウェブサイトやSNSで旅のインスパイアをチェックしている」（20%） 、「日本語を話す、読むことを学んでいる」（17%）との回答が寄せられた。
後半となる2022年2月3日〜14日に実施した旅行に関するアンケートには、827の回答を得た。以下がその結果となる。
まず、「日本の渡航制限に関するルールをどう思うか？」に対して、「あまりにも厳しく、非現実的である」が67%と回答の3分の2を占めた。一方、 「日本は国を守るために正しい判断をしている」は8%と、現在の水際対策について厳しいと考える人が大多数のようだ。
「どのような状況になれば、日本への渡航を検討するか？」には、「日本の隔離期間が廃止されたら」（50%）、「たとえ制限があったとしても、国境が観光客に開かれたら」（29%）、「新型コロナが落ち着いたら」（3%）と、コロナ禍にもかかわらず、日本への渡航に対して高い関心が判明した。
オミクロン株の拡大により「まん延防止等重点措置」が延長されるなど、国内の混乱はまだまだ続いている。しかしビジネス関係者や留学生などを対象に入国者数の上限を1日3500人から5000人に引き上げる方針が発表されるなど、緩和の動きもある。
感染者数の動向と日本の観光戦略について、今後も政府の動きに注目したい。 今年こそ、日本を訪れたいと考えている外国人が、スムーズに来日できる世の中になることを願っている。
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