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2月2日まで、大ヒットの秘密と生存戦略に迫る

1996年の誕生以来、何度も大ブームを巻き起こしてきたデジタルペット「たまごっち」の30年を記念した展覧会「大たまごっち展」が、2026年2月2日(月)まで「六本木ミュージアム」で開催されている。
本展覧会では、かわいいたまごっちたちの暮らしに注目した展示や、彼らの成長、生存戦略について知れるコーナーなど、たまごっちの歴史をさまざまな角度から紹介。歴代のたまごっちで実際に遊べるコーナーもあり、「エモい」気分になれること間違いなしだろう。本記事では、そんな同展の見どころを紹介する。
展覧会で私たちを出迎えるのは、「たまごっちナレ〜ル」と名付けられた入り口。同展のために開発された卵形のゲートで、たまごっちの画面の中に入り込んでいくような形が特徴だ。ゲートの先の順路では、人間からたまごっちに進化するような映像が上映されている。歩いているうちにたまごっちになった気分になれるだろう。このゲートをくぐることで、たまごっちの謎に迫る準備が整う。
晴れてたまごっちになり私たちが初めて見るのは、「窓の部屋」。普段、たまごっちが見ている飼い主たちの様子を観察できるコーナーだ。発売当初の1996年には玩具屋でたまごっちを見つけて喜ぶ家族の姿、2011年には友人同士でたまごっちを育て合う子どもたち、そして2018年にはたまごっちの存在をすっかり忘れ、ベッドの下に置き去りにされた部屋の風景が映し出される。楽しい思い出だけではない、たまごっちのリアルを感じられるだろう。
2025年の窓には、「たまごっち開封動画」を撮影するインフルエンサーの姿が映り、たまごっちが再び誰かの日常に戻ってきていることが示される。
次のコーナーでは、たまごっち最大の魅力である個性豊かなキャラクターたちにクローズアップする。人気キャラクターの「まめっち」や「みみっち」「くちぱっち」の部屋をのぞいたり、1500種類以上発見されているキャラクターの成長について、マシンで遊びながら学べる。
「めめっち」が立っているのは、「生存戦略室」。風邪をひいたり、空腹になったりした時に、今この瞬間も飼い主にアピールしている世界中のたまごっちたちの様子が鑑賞できる。
どんなにブームを起こし人気になったとしても、たまごっちが自立することはない。人に世話をしてもらわないと生きていけない、とてもか弱い存在というのは一貫するたまごっちのコンセプトだ。しかし、これはたまごっちの世界だけではなく私たち人間にも通じることのように思える。
最後のコーナーでは、30年の歴史をまとめつつも、資料やグッズ、ゲームなどこれまでのたまごっち製品が細かくちりばめられ、来場者が思い思いにたまごっちとの思い出を振り返れる。 歴代のたまごっちのマシンも勢揃いする。
会場限定のグッズ会場では、ポストカードやぬいぐるみ、たまごっちなど、限定のオリジナルグッズを豊富に展開。キーマカレーやパフェなど、カフェでのコラボメニューも見逃せない。
気づけば私たちは、たまごっちの30年の歴史をなぞりながら、自分自身の時間も一緒に歩き直している。たまごっちが死んでいないか気になって学校から走って帰っていた記憶も、久しぶりに引き出しの奥から見つけたあの日の感覚も、この会場のどこかで見つかる気がする。
同展は、誰かに世話をされ、誰かを気にかけ、忘れられたり、また思い出されたりしながら生きてきた私たち自身の「誰かの中で生きてきた時間」を照らし返す場所でもある。
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