Ryuichi Sakamoto|Opus
画像提供:株式会社東急レクリエーションRyuichi Sakamoto ⓒ KAB America Inc. / KAB Inc.

坂本龍一の活動をたどる大規模個展が東京都現代美術館で開催決定

生前同展のために構想した新作、これまでの代表作などを展開

テキスト:
Hanako Suga
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2023年3月に逝去した坂本隆一の活動の軌跡をたどる企画展「坂本龍一展(仮)」が、「東京都現代美術館」で2024年12月21日(土)から2025年3月30日(日)まで開催される。同展では、坂本の大型インスタレーション作品を包括的に紹介。生前に同展のために構想した新作や、これまでに制作してきた代表作などを美術館内外の空間に展開する予定だ。

進化を繰り返しながら時代の先を見つめ、音楽家として、そして社会活動家としても多彩な表現活動を続けた坂本。1978年に「千のナイフ」でソロデビューして以来、先駆的な音楽を常に生み出し、「イエロー・マジック・オーケストラ」では音楽史に残る功績を残した。

2000年代以降はさまざまなアーティストとのコラボレーションを通して、大型のサウンドインスタレーションを手がけ、音を展示空間に立体的に設置する試みを実践。美術展や国際芸術祭へも参加するなど、現代アート界とのつながりも深かった。

不滅の音楽家が辿った表現への道筋と、その世界観を美術館で体感できるのが今から楽しみだ。開催まで待ちきれないという人は、坂本が音響監修した映画館や、坂本の生前最後のシアターピース「TIMEの上映などをチェックしてみてほしい。

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