Ryuichi Sakamoto|Opus
画像提供:株式会社東急レクリエーションRyuichi Sakamoto ⓒ KAB America Inc. / KAB Inc.

坂本龍一の最初で最後の長編コンサート映画「Opus」が新宿で上映決定

2024年春、「Ryuichi Sakamoto Premium Collection」には追加作品も

テキスト:
Runa Akahoshi
広告

2024年春、坂本龍一の最後のピアノソロ演奏を記録した長編コンサート映画「Ryuichi Sakamoto | Opus」が東急歌舞伎町タワー」内に位置する、坂本が全シアターの音響監修を務めた「109シネマズプレミアム新宿」で上映される。

109シネマズプレミアム新宿
Photo:Kisa Toyoshima「109シネマズプレミアム新宿」9階エントランスの様子

Ryuichi Sakamoto | Opus」は、坂本が選曲・演奏した20曲から構成され、世界中の映画祭で称賛を浴びている。同作は2022年9月、東京の「NHK509スタジオ」で、坂本が長年コンサートで愛用したヤマハのグランドピアノだけで撮影に臨んだ。「Merry Christmas Mr. Lawrence」や最後のアルバム「12」の収録曲、初めてピアノソロで演奏された「Tong Poo」など、軌跡をたどれる曲目がラインアップしている。

Ryuichi Sakamoto|Opus
画像提供:株式会社東急レクリエーション「エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版」 ©Kailidoscope Pictures

また、2023年12月28日(木)まで開催中の「Ryuichi Sakamoto Premium Collection」にも注目したい。同イベントは、坂本が音楽制作を担当した映画やライブ映像のほか、坂本が同館で「観たい」と語った作品を上映する催しだ。

Ryuichi Sakamoto|Opus
画像提供:株式会社東急レクリエーション「牯嶺街少年殺人事件 4Kレストア・デジタルリマスター版」©1991 Kailidoscope

11月3日(金・祝)からは、「牯嶺街少年殺人事件」4Kレストア・デジタルリマスター版と、「エドワード・ヤンの恋愛時代」4Kレストア版が追加される。この2作品は、エドワ ード・ヤンが監督した映画で、坂本が同館の楽曲を制作中に「#観たいもの」とメモしていたという。

坂本が遺した映画にどっぷりと浸れるシアター環境で、極上の映画音楽を堪能してほしい。

関連記事

109シネマズプレミアム新宿

坂本龍一が音響監修した映画館を体験、デートにもぴったりな贅沢空間』 

坂本龍一の生前最後のシアターピース「TIME」がついに新国立劇場で日本初上演

坂本龍一が生前から準備していた図書構想「坂本図書」がオープン

東急歌舞伎町タワーで坂本龍一関連作品の上映イベントが5月31日まで延長

東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら  

最新ニュース

    広告