タイニーズ横浜日ノ出町(Photo:Kisa Toyoshima)
タイニーズ横浜日ノ出町(Photo:Kisa Toyoshima)

日ノ出町の高架下複合施設、タイニーズ横浜日ノ出町がリニューアル

大岡川沿いの秘密基地でSUPに興じ、ヘルシーなファラフェルに舌鼓

テキスト:
Aya Hasegawa
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横浜市日ノ出町にある高架下複合施設、タイニーズ横浜日ノ出町(Tinys Yokohama Hinodecho、以下タイニーズ)が、2022年3月2日にリニューアルオープンした。タイニーズは2018年4月、タイニーハウス、VAN、空き家などの新空間プラットフォーム事業を展開するヤドカリ(YADOKARI)が開業した、車輪の付いた移動式タイニーハウスを活用した高架下複合施設だ。

タイニーズ横浜日ノ出町(Photo:Kisa Toyoshima)
タイニーズ横浜日ノ出町(Photo:Kisa Toyoshima)

飲食とイベントスペースのタイニーズリビングハブ(Tinys Living Hub)、すぐ横を流れる大岡川でスタンドアップパドルボード(SUP)などを楽しむ水上アクティビティの拠点であるパドラーズプラス(Paddlers+)、タイニーズホステル(Tinys Hostel)の3施設で構成されている。

開業5年目となる今年、黄金町エリアをさらに活性化させたいとの思いから、リニューアルを実施した。

中央部分に位置する半屋外の開放的な飲食、イベントスペース、タイニーズリビングハブはメニューを一新。中東の伝統料理ファラフェル(フルサイズ1,080円、ハーフサイズ780円)に特化し、オリジナルドリンクやスープとともに提供する。フードロス削減のため調理で余った野菜をふんだんに使ったスープは、日によって内容が異なるのも楽しい。

タイニーズ横浜日ノ出町(Photo:Kisa Toyoshima)
タイニーズ横浜日ノ出町(Photo:Kisa Toyoshima)

コーヒーは、白楽のテラコーヒーに直談判し、オリジナルブレンドを作ってもらったという。目の前を流れる大岡川を眺めながら、過ごす時間はリゾートムードたっぷりだ。

「暮らし」や「地域」にまつわるワークショップやマルシェなどのイベントを定期的に開催していく。現在は、毎月第1火曜日に、ゼロウェイスト雑貨&コスメをはじめ、ビーガンやグルテンフリーフードなど販売するマルシェを行っている。なお、貸し切り(1時間4,500円から)利用も可能だ。

タイニーホステルは、タイニーハウスを1棟丸ごと貸し切ることができるホステル。3棟で構成されおり、全室コンセプトとインテリアが異なる。リニューアルに際し、使い捨てでなく持ち帰って自宅でも利用できる竹製歯ブラシや食品グレードの原材料のみを使用し製造したタブレット型歯磨き粉、キューブ型ソープセットなど、積極的に環境に配慮したアメニティーを導入した。

タイニーズ横浜日ノ出町(Photo:Kisa Toyoshima)
タイニーズ横浜日ノ出町(Photo:Kisa Toyoshima)
タイニーズ横浜日ノ出町(Photo:Kisa Toyoshima)
タイニーズ横浜日ノ出町(Photo:Kisa Toyoshima)

コロナ禍に入り、「ちょっと気分転換に」といったような、神奈川県内からの利用者が増えたという。店長の松倉和可は、「ファミリーや友達同士で利用される方も多いですよ」と笑顔をのぞかせる。

パドラーズプラスは、コインロッカーや脱衣場、シャワーを備える、水上アクティビティのステーション。横浜の街をゆったりと流れる大岡川は、SUPがホットなエリア。みなとみらい方面や大桟橋へのライドは、初心者にもちょうどいいコースだという。

タイニーズ横浜日ノ出町(Photo:Kisa Toyoshima)
タイニーズ横浜日ノ出町(Photo:Kisa Toyoshima)

まもなく大岡川は桜が色づく季節。京急が走る音をBGMに、SUPに興じ、ヘルシーなファラフェルに舌鼓を打つ。時間が許せば、秘密基地のようなタイニーハウスで一晩を過ごすもきっと悪くない。

タイニーズ横浜日ノ出町の公式ウェブサイトはこちら

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