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警察の活動を知り学び、捜査を体験する

2026年4月、警視庁の活動について紹介する「ポリスミュージアム」が、五反田「TOCビル」に移転オープンしたので、取材した。
以前は京橋にあった同施設だが、周辺の再開発の影響で五反田へ仮移転。以前は展示が6階に分かれていたが、今回はワンフロアに集約されている。
まず、正面のゲートを抜けてすぐのセクションが「コミュニケーションホール」。実際に使用されていたパトカーや白バイ、ヘリコプターが展示されている。ヘリコプターの「はるかぜ1号」は操縦席に搭乗でき、当時の警察官が見ていた視点を追体験できる。
「コミュニケーションホール」の右手に位置するのが、「人と街をともにまもる」と名付けられたコーナー。まず目に飛び込むのは、架空の街のジオラマで、周りにはいくつかタッチパネルが設置されている。タッチパネルに触れると、街のどこにどんな危険が潜んでいるのか、そして困ったことがあった際の相談先などが表示される。
また、「110番」に電話する際のシミュレーションを行うコンテンツも設置。事故の映像が流れ、それを元に端的に状況を答えていく。いざというときに的確に状況を伝えられるよう、事前に練習してみるのがいいだろう。そのほか、実寸大の信号機と、自転車を安全に運転するためのポイントを説明したシミュレーターなどが設置されている。
「人と街をともにまもる」の隣のセクションが「事件・事故を解決する力」。ここでは、科学捜査研究所(通称、科捜研)のラボが再現されているコーナーや鑑識の資機材が展示されている。さらに、マグカップ、電話、スマートフォン、電卓などから1分以内に指紋を5つ採取し、住人の指紋と見比べて犯人のものを探すというコンテンツも設置。採取するまではよかったが、指紋を制限時間内に見比べて割り出すのが難しく、つい夢中になってしまった。
そのほか、捜査の聞き込みや、似顔絵捜査をアニメーションで体験できるコンテンツ、足あと、タイヤ痕を一致させるコンテンツなど、捜査の一部が分かるコンテンツが揃う。どれも楽しんで遊べるものばかりな上に、事件解決の裏にはこのような小さな積み重ねがあることが実感できるだろう。
また、交番の中で、警察官の一日の勤務を体験できるコーナーも設置されている。
さらに奥に歩を進めると「企画展示室」があり、取材時はポリスミュージアムの沿革について紹介されていた。展示以外に、イベントなども実施予定だという。
また、警察の歴史から最新の活動までが学べる「時代とともに〜警察のあゆみ」と「首都をまもる〜警視庁の今とこれから」という2つのセクション(どちらも撮影禁止)ものぞいてみよう。
「時代とともに〜警察のあゆみ」では、警視庁の創設者であり、「日本警察の父」と称される川路利良が実際に着用していた制服や、明治期の制服、これまでの警察手帳を展示。昭和の「三億円事件」や「あさま山荘事件」、平成の「オウム真理教事件」など、事件史の年表もあり、これまでの重大事件について振り返れる。
続く「首都をまもる〜警視庁の今とこれから」では、地域警察、交通警察、刑事警察など、それぞれの部署の説明がパネルで紹介。該当部署の現役の警察官へのインタビュー映像を上映するコーナーが印象に残った。アルコール測定器や捜査腕章など、実際の捜査で使う備品などが展示されており、じっくりと見てしまう。
もししっかりと見て回り、コンテンツなども体験するつもりなら、滞在時間は1時間は見ておこう。子どもはもちろん、大人の知識欲もしっかりと満たせるだろう。特に刑事ドラマをよく見る人ならなおさら楽しめるはずだ。ぜひ足を運んでみてほしい。
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