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2025年春、新大久保にプライベートサウナ付きホテル「エトエ(etoe)」が誕生した。場所は新大久保駅から徒歩3分の静かな路地だ。
エントランスに足を踏み入れると、モダンでスタイリッシュな空間と、心を落ち着かせる香りが出迎えてくれる。まるで都会の喧騒を忘れさせてくれるような、どこか異世界に迷い込んだような感覚に包まれる。

同施設の特徴は、プライベートサウナルーム・サウナ併設の客室・サウナなしの客室という3パターンの部屋を展開しているので、利用者の好みに応じて自由に選択できる点だ。サウナ併設の宿泊室でゆったり過ごすのもよし、サウナなしの宿泊室に泊まり、プライベートサウナをオプションで利用するのもいいだろう。
宿泊はもちろん、デイユースができるのも魅力の一つ。プライベートサウナルームは90分間利用できるので、スキマ時間に個室のサウナでゆったりと過ごすといった使い方も可能だ。もう少しのんびりしたい人には、ホテルとサウナのセット利用も用意されており、2、3時間かけてゆったりとくつろげる。
こだわり抜かれたプライベートサウナ
プライベートサウナルームは、デザインと広さが異なる3種類を用意している。最も広いのは、水風呂と湯船2つのバスタブを備え、最大4人で利用できる「トトト(tototo)」と名付けられた部屋だ。
「トロン(toron)」は最大3人まで、「フー(fuuu)」と「ザブーン(zabuun)」は最大2人で利用できる。いずれの部屋にも、それぞれに異なる個性がある。壁面のタイルや床の石材、掛け湯用のおけに至るまで細部にこだわりが感じられる。

もちろんサウナとしての機能も申し分ない。全てのサウナルームには、セルフロウリュがあり、さらに、全室に水風呂も設置されている。他人の目を気にせず、自分のペースでととのえる環境となっている。

気の利いたポイントはそれだけではない。火照った体を落ち着かせるために、全室にゆったりとした腰掛けが配されている。そこに身を委ね、エントランスに用意されたアルコールを手にまどろめば、これ以上何を望むだろう。
また、シャンプーやコンディショナー、スキンケア用品には、選び抜かれた高品質の製品が揃っており、乾燥しがちなサウナ後の肌をしっかりとケアできるのもうれしい。
各部屋に設けられたサウナ室の大きさは控えめだが、カップルや気心の知れた相手との利用であれば、そもそも広いスペースは不要だろう。ひそやかな空間で、親密な時間を楽しんでほしい。
センスが光る温かみのある客室
客室は全11室。そのうちの1室「サウナ スイート(sauna suite)」は、約45平方メートルのゆったりとした空間で、

客室の約半分が浴室とサウナという贅沢な造りで、スタイリッシュな空間に思わず「わぁ」と感嘆の声が漏れてしまうほどだ。部屋に足を踏み入れた瞬間、もう帰りたくないという気持ちになるに違いない。

そのほかの客室である「スロールーム(slow room)」は、広さが17平方メートルとビジネスホテルと同程度。しかし無機質な印象はなく、センスのいい友人の家を訪れたような温かみがある。

全室にプロジェクターが完備されているので、プライベートシアターで夜のひとときも堪能できる。また、徒歩数分圏内には「新大久保 コリアンタウン」が広がっており、本場さながらの韓国料理が味わえるのも魅力的だ。
これまでサウナに苦手意識を感じていた女性でも、人目を気にせず利用でき、大切な人と親密な時間が過ごせる。ぜひ特別な人を誘って、極上のリラックスタイムを体験してほしい。
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