ナーディル・ギュル
画像提供:株式会社エフェトレーディング

トルコ発の老舗バクラヴァ「ナーディル・ギュル」が海外初の常設店を銀座にオープ

トルコ大使館大使公邸でオープンイベントを実施、おすすめ商品やおいしい食べ方を紹介

テキスト:
Genya Aoki
広告

2022年11月11日(金)、1843年創業の老舗バクラヴァブランドである「カラキョイ ギュルオール(Karakoy Gulluoglu)」の海外市場向けブランドである「ナーディル・ギュル(Nadir Gullu)」が海外初となる常設店舗ナーディル・ギュル 松屋銀座店」をオープンする。

それを記念して、9日にトルコ大使館大使公邸でオープ二ングイベントが実施された。駐日トルコ共和国大使が祝いのスピーチを行ったほか、創業家5代目で同ブランドの会長であるナーディル・ギュルが登場し、バクラヴァ作りのデモンストレーションやトルコスタイルのおいしい食べ方を紹介。新店舗で提供するおすすめ商品も並び、参加者の目と舌を楽しませた。

ナーディル・ギュル
Photo: Rimii Yukawaオープ二ングイベントであいさつをする5代目ナーディル・ギュル

「バクラヴァ」とはトルコの伝統菓子の一つで、さくさくのパイ生地に刻んだクルミ、ピスタチオなどのナッツを挟み、焼き上げてから甘いシロップを染み込ませたペイストリー。日本でも徐々に知られてきており、食べられる店舗も増えている。同ブランドは2021年11月に「松屋銀座」に期間限定で初上陸。その際には連日大行列となり、即日完売、期間延長など異例の人気を集めた。

ナーディル・ギュル
画像提供:株式会社エフェトレーディング

松屋銀座店では、東京都内で調理した焼きたてのバクラヴァが購入できる。今まではトルコから商品を空輸していたため、よりフレッシュな味わいが楽しめるという。さらにイートインを完備しており、チャイ(トルコ紅茶)と併せて味わえるのもうれしい。

ナーディル・ギュル 松屋銀座店
画像提供:株式会社エフェトレーディングナーディル・ギュル 松屋銀座店イメージ

ラインアップは、上質なトルコ・ガジアンテップ産のピスタチオをふんだんに使用した看板メニュー「ピスタチオバクラヴァ」、名産地であるトルコ北東部のシェビンカラヒサル産クルミをたっぷり挟み込んで焼きあげた「くるみバクラヴァ」、12層のパイ生地に、ピスタチオがたっぷり入ったロール型の「ナーディルスペシャルバクラヴァ」、通常のピスタチオバクラヴァの約2倍の大きさを誇る、食べ応えたっぷりの「キングバクラヴァ」などを展開。ちなみに、トルコ本店ではピスタチオとクルミので人気を二分しているが、日本では「ピスタチオバクラヴァ」が大人気だそう。

ナーディル・ギュル
画像提供:株式会社エフェトレーディング商品イメージ

松屋銀座の限定商品にも注目だ。松屋銀座の外装をあしらった缶に入ったバクラヴァのアソートメント商品で、銀座らしい上品さとどこか異国を感じるパッケージはぜひ入手したい。このほか、オープン記念として、11日(金)〜13日(日)には1個入り「ピスタチオバクラヴァ」を販売。松屋銀座の「銀座スイート」では、バクラヴァ作りのデモンストレーションが行われる。併せてチェックしてみてほしい。

ナーディル・ギュル
画像提供:株式会社エフェトレーディング期間限定発売の「ピスタチオバクラヴァ」1個入り

オープニングイベントの中で、5代目ナーディル・ギュルは「形や品質の良い原材料にこだわることがバクラヴァ作りにおいて大切なこと」だと語った。トルコ各地方の名産である天然素材と旬のものを使った同ブランドのバクラヴァが「バクラヴァの王様」と称されるゆえんといえるだろう。食べる時は、まずは香りを楽しみ、その後10回ほどかんで味わうのがおいしい食べ方なのだそう。

ナーディル・ギュル
株式会社エフェトレーディング作りたてのバクラヴァにシロップをかけ回すデモンストレーション

2023年はトルコ建国100周年を迎え、2024年には日本とトルコの国交樹立100周年を迎える。これから日本でもトルコ旋風が吹くだろう。まずは日本初出店となるトルコのバクラヴァ専門店で、極上のスイーツを堪能してみては。

関連記事

ナーディル・ギュル 松屋銀座店

トルコ発の老舗バクラバ、ナーディル・ギュルがオンラインストアをオープン』 

荏原町に根付くトルココミュニティー、中心人物が語るローカルで壮大な夢

上質な音と食事、ブルーノートのダイニングが恵比寿ガーデンプレイスに登場

あの味を東京駅で、「東京ギフトパレット」が店舗拡大リニューアル

東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら  

最新ニュース

    広告