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2025年6月1日、
暗闇から始まる「魔法学校」
取材当日は、オープンキャンパスの「見学生徒」として訪問。成果次第で合格できたら1年生になれるという演出であった。店内に入ると照明は落とされ、周囲に何があるのかも、隣にいる人の輪郭も見えない状態。唯一の明かりは、各テーブルに置かれたつえから灯された光のみだ。

しばらくすると、「ようこそ、グリモワール魔法学校へ」と声がかかり、

ここからは沈黙している場面はない。常に目の前で何かが繰り広げられている。自分が呼ばれたい名前をテーブルに置かれた羽根ペンで出席カードに書き、授業の前は出席を取る。

その後は全員で、魔法用語を使って乾杯。上級生から自分の名前が呼ばれ、積極的に手を挙げるシーンが都度あるため、ドリンクやフードを楽しむ時間が短く感じるほどだ。
「ドラゴンカプレーゼ」といった魔法界で人気のフード
フードメニューは「魔法世界」にちなんだもの。「ドラゴンカプレーゼ」は、ドラゴンの塩漬け肉に、伝説の木「ユグドラシル」のオイルをかけたという。


知識が湧き出るような感覚に陥る成分を含んだ、魔法界で大人気のドリンク「レガシービール」は、ノンアルコールで甘いビールのような味わいだ。

そのほか、「チョコとベリーのテリーヌ」や「なめらかクリームチーズケーキ」といったデザートも楽しめる。
呪文学や魔法薬学の体験も
呪文学の授業では、つえの使い方が学べる。つえを構え、光を灯す呪文の言葉「ルックス」と唱えると、空間のシャンデリアが明るくなる。つえの構え方や呪文を間違えると、上級生の指が点滅したり、シャンデリアが急激に明るくなったりする演出が施されている。


魔法薬学の授業では、キャンドルから炎が着火したり、試験管から怪しい液体や煙が出たりと、一気に魔法体験が高まる構成だ。
グリモワールオリジナルのシーリングスタンプも
また、中世ヨーロッパで封書を封じていた装飾のシーリングスタンプも体験できる。小箱に入ったカラフルなろうから4粒のろうを選び、グリモワールオリジナルのスタンプで封を閉じる。封筒に入っているのは終了証明書で、訪問記念にぴったりの土産となるだろう。


入場は75分制で、料金は平日が1ドリンクと食事が付いて3,850円、土・日曜日と祝日は4,950円(各税込み)。ショーと演出がメインのため、遅刻するとオープニングの演出が見られなくなるので注意してほしい。
魔法好きやハリー・ポッターファンは見逃せない同店。この夏、池袋の魔法学校へと繰り出してみては。
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