伝統ある仏教寺院でLGBTQカップルのための結婚式を

LGBTQ平等促進のため、埼玉県の最明寺が挙式を開催

Emma Steen
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Emma Steen
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日本での同性結婚はまだ法的に認められていないが、LGBTQカップルが独自の結婚式を挙げることができる。埼玉のある仏教寺院では、時代の変化とともに日本で平等な権利を促進する方法として、同性カップルをはじめ、LGBTQの人々のための挙式を始めた。 

Saimyouji
Photo: © Shinichi Shimazaki

最明寺は、伝統的な仏教の儀式で結婚式を挙げたい人々を歓迎している。料金は、特別な日を記念したプロの写真撮影込みで1組20万円。挙式の流れは、まず鐘が鳴り、カップルとゲストが本堂に入った後、新生活への門出を阿弥陀如来(あみだにょらい)仏像に願う。カップルは誓いを交わす前に、僧侶から法水と念珠を授かり、仏前に一拝し香を供える。

Saimyouji
Photo: © Shinichi Shimazaki

最明寺は750年以上の歴史がある寺院だ。何世代にもわたって、仏教の柔軟性と変化の受け入れに長期的な支援を行い、LGBTQの一個人にとって、安全で受け入れられる場所としての役割を担っている。

Sanmyouji
Photo: © Shinichi Shimazaki

最明寺の副住職である千田明寛は、挙式を行っていないときは活動家として働き、マイノリティのLGBTQの平等を推進している。セミナーを頻繁に開催するほか、3月6日には埼玉で開催されたレインボープライドイベントにも参加し、レインボーフラッグの色に合わせた和菓子を配った。挙式の詳細は最明寺の公式ホームページを確認しよう。

最明寺の詳細はこちら

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