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レストランの「カビ(Kabi)」が、2026年春に閉店することをInstagramで発表した。
カビは、北欧と日本、それぞれの食文化を融合させた料理を提供する国内外に多くのファンを持つレストラン。 コペンハーゲンの二つ星レストランをはじめ、数々のレストランで修行を積んだシェフの安田翔平と、メルボルンのイノベーティブレストランでソムリエを務めた経験を持つ江本賢太郎が、2017年11月目黒で立ち上げた。
寒さが厳しい北欧で発達した「発酵」の技術に、日本各地の食材を掛け合わせるのが同店の真骨頂。型破りでありながらも繊細で独創的な料理は、多くの人々を魅了してきた。

カビを語る上で、ワインの存在は欠かせない。オーストラリアで実際にワイン造りにも携わった江本が「自然な造り」だと認めたワインが多くセレクトされている。
酒を飲まない人には、見た目も鮮やかな季節の野菜を発酵させて作ったドリンクも提供。まるで一品料理といえるほどクオリティが高く、ノンアルコールドリンクの持つポテンシャルに驚かされるだろう。

約13品で構成されるコースは、1カ月ごとにメニューが更新される。まるで芸術品のように精密に考え抜かれた一皿一皿に、味覚だけでなく知的好奇心までくすぐられるはずだ。
2024年にミシュラン一つ星を獲得し、人気と知名度がさらに高まる中で発表された今回の閉店。最終営業日まで多くの予約が予想されるため、公式ウェブサイトから早めの予約を勧めたい。
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