And Tei
Photo: Kisa Toyoshima

新しいのにホッとする、錦糸町に日本茶ミルクティー専門店アンド テイがオープン

オーナーは『マツコの知らない世界』に出演した日本茶バリスタ

編集:
Genya Aoki
寄稿:
Kumiko Nakakuki
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2022年3月25日(金)、錦糸町駅から徒歩8分の場所に日本茶ミルクティー専門店のアンド テイ(And Tei)がオープンする。「日本茶ミルクティー」とは、ほうじ茶ラテや玄米茶ラテのような、日本茶とミルクを混ぜ合わせたドリンクのことだ。

And Tei
Photo: Kisa Toyoshima

同店では、日本茶バリスタとして活躍してきたオーナーの倉橋佳彦が、日本全国の茶畑に足を運び厳選した4種類の国産茶葉を使用する。ミルクティーには一般的に牛乳が使用されることが多いが、同店で扱うのはオーツミルクや豆乳など「第3のミルク」として注目されているプラントミルク(植物性ミルク)のみ。環境や体に優しい上、温めても牛乳のようにミルク臭がせず茶葉本来の味わいが堪能できるという。

And Tei
Photo: Kisa Toyoshima

オーナーの倉橋は、これまで浅草の人気カフェであるフェブラリーキッチン (FEBRUARY KITCHEN)のメニュー開発や店舗運営、新店舗の立ち上げなど10年以上飲食業界に携わってきた経歴を持つ。日本茶に関するイベントやワークショップを開催したり、TBS『マツコの知らない世界』に出演するなど、日本茶バリスタとして個人活動も行ってきた。

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Photo: Kisa Toyoshima

知見を深めるために全国の茶農家を巡る中で、日本茶の魅力をより深く知ると同時に、生産者が置かれた厳しい現状を目の当たりにする。こだわって品質の高い茶を作っても「お茶を入れて飲む人が減り、茶葉が売れない」というのだ。倉橋は生産者と消費者のかけ橋となり、多くの人に日本茶の魅力を再発見してもらいたいという思いで同店の開業を決めた。

日本茶ミルクティーとビーガンスイーツのベストペアリング

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Photo: Kisa Toyoshima

日本茶にミルクを合わせる飲み方は、とっぴなアイデアのようだが実際に飲んでみるととても親しみやすい味わいだ。ラテを提供する飲食店でよく見かけるパウダー状の茶葉は使用せず、茶葉本来の香りと味わいを引き出すため、ミルクに直接茶葉を入れて煮出している。

同店でミルクティーを注文する場合は、4種類の有機栽培や減農薬の日本茶(玄米茶、ほうじ茶、和紅茶、烏龍茶)と、3種類のプラントミルク(オーツミルク、豆乳、スプラウトミルク)の組み合わせが選択できる。ぜひ味わってほしいおすすめメニューを紹介していこう。

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『玄米茶ミルクティー』(Photo: Kisa Toyoshima)

倉橋のいちおしは、福岡県うきは市産の有機栽培した玄米茶とスプラウト(黄インゲン)ミルクを合わせた『玄米茶ミルクティー』(650円)。ミルク由来の甘さと玄米茶の香ばしさが口の中に広がる。「玄米茶の繊細な味わいには、牛乳より植物性のミルクの方が相性が良いんです」と話す倉橋の言葉にも納得だ。

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Photo: Kisa Toyoshima

静岡県牧之原台地の北端で育てられた、桃のような香りが楽しめる『和紅茶』(700円)もおすすめ。紅茶作りは発酵の見極めが難しく、職人の腕がその味わいを左右するという。香りを楽しむならホットがおすすめだが、冷めてもうま味や甘さが長く持続する。ストレートはカップ2杯分で提供されるので、ゆっくり味わいたい時にも最適だろう。

かつてパティスリーに勤務していた経験のある倉橋は、スイーツも自ら手作りする。繊細な味わいを持つ日本茶との相性を考え、濃厚なバターや牛乳などは使用せず全てビーガン仕様にした。

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Photo: Kisa Toyoshima

北海道産の小麦を使用したホロホロ食感の『塩麹のスコーン』(350円)と、複数の砂糖をブレンドした絶妙な甘さとザクザク食感が癖になる『全粒粉とオーツミルクのスコーン』(350円)は、それぞれ食感も味わいも大きく異なるので、ぜひ食べ比べてみて自分好みを見つけてほしい。

And Tei
Photo: Kisa Toyoshima

店内は「心豊かに時間を過ごし、安堵(あんど=And)した気持ちになってほしい」という思いから、グレーベースの落ち着きある空間に木製家具を配し、温かみのある空間に仕上げた。この春は新感覚の日本茶を体験しに、錦糸町に足を運んでみては。

アンド テイの詳細情報はこちら

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