i’m green
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百貨店初、直営の買取&引取サービス窓口が伊勢丹新宿店にオープン

日本橋三越本店と共に10月1日サービス開始

編集:
Time Out Tokyo Editors
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2021年10月1日、伊勢丹新宿店本館7階に顧客の不要品買取、引取サービスを行うアイム グリーン(i’m green)がオープンした。百貨店としては初めての直営かつ常設の買取&引取サービス窓口となる。

サービスの対象は衣料品、バッグ、時計、宝石、骨董(こっとう)、美術品など多岐に取り扱う。三越伊勢丹の販売員が相談に乗りながら買取、引取、資源としてのリサイクルといった品物の再利用方法を提案してくれる。店頭サービスだけでなく、自宅に集荷手配ができる宅配サービスも利用可能だ。なお、宅配買取は申し込みが殺到し、混雑のため一時停止するほどの盛況ぶりだった(10月11日に再開)

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アイム グリーンは、サステナブル社会の実現を目標に2020年10月、日本橋三越本店新館7階に検証店舗を開設。1年の検証期間中、40~60代の顧客を中心に約2000件の利用実績を上げ、買取金額も計画比約130%と順調な結果を見せた。

今回の新宿店オープンに伴い、日本橋本店の窓口も本格的にサービスを開始。さらにテスト段階ではあるものの、一部顧客への出張買取や、家具や家電の取り扱いも始めたという。

これまでも「持続可能な社会・時代をつなぐ」を企業施策に掲げてきた三越伊勢丹。2021年4月からは豊かな未来に向け、「真摯(しんし)に考えることからスタートする」という思いを込めた合言葉「think good」を提言。これをもとに、サステナブルな商品の取り扱いや4R(Refuse、Reduce、Reuse、Recycle)の推進、産地支援や環境保護に関わる活動を行う。

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三越伊勢丹の頭文字でもある店名の「i‘m」には、「主体的に社会課題に取り組もう」という意味が、「green」には「やさしさ」「安心」といった意味が込められている。「捨てる」選択肢をなくすべく、今後、引取対象品の種類や活用方法の幅を広げていくこと、また将来的には外部団体と協働してリメイクやアップサイクルし、品物に新たな価値を与えるなど、さまざまな取り組みを検討中だ。

こうした品物サポートを通じ、顧客と百貨店の間に「購買体験以上のつながり」が生まれることにも期待したい。クローゼットの奥に眠っている不要品を整理し、伊勢丹に足を運んでみてはどうだろう。

テキスト: Mariko Dedap

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