アメリカ、ダイヤモンドが見つかる州立公園で一獲千金を狙う?

テントで滞在しながらの「宝石ハント」も可能

Erika Mailman
テキスト:
Erika Mailman
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
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アメリカのアーカンソー州マーフリーズボロにあるクレーター・オブ・ダイヤモンド州立公園では、砂利をふるいにかけるとダイヤモンドが出てくることがある。2022年4月、アダム・ハーディンがまさにその方法で、2.38カラットの巨大なブラウンダイヤモンドを発見した。

ハーディンは、この州立公園で10年以上もダイヤモンドを探してきた。これまでも、ダイヤモンドを見つけたことはあったが、彼にとって2カラット以上のものは初めてだった。大きさはうずら豆ほど。このダイヤモンドには、ハーディンにより「フランケンストーン」という名前が付けられた。

この公園で最初にダイヤモンドが発見されたのは、1906年。同地がまだ個人の農場だった頃だ。それ以来、「アンクルサム」と呼ばれるアメリカで発見された最大のダイヤモンドを含む、7万5000個以上のダイヤモンドが人々の手のひらに乗せられてきた。アンクルサムは1924年に発見された重さ40.23カラットのホワイトダイヤモンドで、エメラルド型にカットされ、1971年に個人コレクターが15万ドル(約1,921万円)で購入している。

この公園では、わずかな入場料を払うだけで、見つけたものは全て持ち帰ることができる。ふるいなどの道具は自分で持っていくか、公園でレンタルも可能だ。

ダイヤモンドを探すエリアは、37エーカーの侵食された火山クレーター内。この公園で見つかるダイヤモンドの種類で最も多いのは、白で、その次が茶、黄の順。面白いことに、公園の常連客の間では、最大のダイヤモンドを見つけ出そうと緩やかな競争があるそうだ。

テニスブレスレットを作りたいのであれば、キャンプ場にテントを張って何日も寝泊まりすることもできる。公園によると、毎日1、2個のダイヤモンドは見つかるという。キャンプを楽しみながら一千金を狙うのもいいかもしれない。

原文はこちら

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