ニューヨークのストランド書店にコーヒーショップがオープン

創業95周年目の試み、Brooklyn Roasting Co.と提携

Melissa Kravitz Hoeffner
テキスト:
Melissa Kravitz Hoeffner
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
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ニューヨークの「ストランドブックストア」に、恋愛小説の棚以外の新たなホットスポットが現れた。

ユニオンスクエアに近くにあるレジェンドといえるストランドは、1927年の開店。ニューヨーク最大の独立系書店として95周年を迎えている中、同店としては前例のない「改善」を実施。2022年6月25日、Brooklyn Roasting Co.と提携し、店内にコーヒーショップをオープンしたのだ。

ストランドの最高執行責任者(COO)であるローラ・ レイボは、次のように語っている。「お客さまにコーヒーを提供することは、ストランドにとって長年の夢でした。顧客に最も本格的なコーヒー体験をもたらしたいという我々のビジョンに、Brooklyn Roasting Co.が完全に適合していたのです」

「彼らとストランドの目指すところには多くの共通点があります。彼らは、高品質の製品を生み出し、ニューヨークを大切にしながら、優れた顧客サービスを提供。その一方で、この街の芸術、文学、音楽を促進するために良心的な慈善事業を通じ、街への『恩返し』も行っています」

マグカップでゆっくりコーヒーを飲めるカウンターの座席数は限られているが、書棚を見ながら何か飲みたい人のための持ち帰り用コーヒーも用意されている。メニューは、季節のブレンドホットコーヒーのほか、エスプレッソドリンク、チャイ、抹茶など。夏には、冷たいブルーベリーやレモン味のエスプレッソスプリッツァも提供されるという。

Brooklyn Roasting Co.の創業者兼最高経営責任者(CEO)のジム・マンソンは、次のように述べている。

「私は人生の大半でコーヒーと読書を楽しんできました。私が築き上げたコーヒー会社と、私のお気に入りのニューヨークの独立系書店であるストランドとのパートナーシップは理にかなっています。コーヒーも本も、多くの思想豊かなニューヨーカーの心の糧。サステナブルに調達された私たちのコーヒーは、ストランドの顧客層を反映しているかのように、豊かで多様なフレーバーを幅広く、気取らずにお客さまに提供します」

Brooklyn Roasting Co.は2009年に設立。最近ではTreeHuggeにより「2022 Best Overall Fair-Trade Coffee」に選出されている。

原文はこちら

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